全国学力調査

2013-08-30 19:47:26 | 塾あれこれ
文科省から全国学力調査の結果が発表され
学力は上昇傾向と報じられています。

塾に任せて頂ければテストの点などすぐに
上がりますけれどね。


時折、中学生の保護者から「転勤があるけれど
こちらで塾に通って受験だけを転勤先でするか
あるいは早めに転勤してその地元の塾に行かせるか」
という質問を頂きます。

こちらでギリギリまで通っていただく方が
塾の経営としては宜しいのでしょうが
一般的には早く転勤して、受験する学校をよく知る
地元の塾に通われることをお勧めします。

転居先の塾が未知数なだけに、現在行ってる塾が
相性が良ければ、悩みますけれどね。

受験心理からもテクニックの習得からも
地元が有利と思います。
どこへ行っても良い塾はあるでしょうし。

全国、同じことを同じように勉強するのが
学校教育ですが、例えば広島の中学校は
広島の高校受験を無意識のうちに下敷きに
している筈です。
(塾は気楽に大っぴらに受験を考えます。)

学校の先生は建前上、受験の地域性よりも
普遍的な勉強のありよう、また国が示す指針に
従うことが優先するはずです。
しかしそれでも意識のどこかに地域性が潜む・・・

それ以上に塾は受験問題などに引っ張られますね。
ほぼ無意識にすらそうです。
もちろん受験指導としての意識的な教え方も
存在しますね。


遠回りしましたが、全国学力調査。

学校の先生が、どれほど意識されるか、場合によれば
排除しようとしても無意識に、対策をとる筈です。

時折、やり過ぎて問題をおこすところもありますね。

そこまでいかなくても、例えば「わが県は連立方程式の
計算に問題がある」との認識があれば、その授業で
力がはいる筈です。

そのための学力調査ですからね。

よって年を経れば平均点は上昇傾向になります。

で、学力が上がった、と言えるのか?

テスト対策をしているというだけではないか・・

テストをしただけで「学力」が判断できますかねえ。


御役人の世界、勤務評定のためではないか?
子供は二の次で。

各県の平均点、ごく細かい=意味がないところを
分析されています。

仕事のための仕事、予算を取るための大がかりな虚構。


マスメディアがなぜ役人の言うままの話を報道して
済ませているのか、これも疑問ですね。