消費増税とTPP

2013-08-29 11:21:52 | 塾あれこれ
政府が有識者に消費税を上げるか、
意見を聞いているそうです。

マスメディアも大きく報道していますね。

「有識者会議」なるもの、昔から信用ならないと
決まっています。
政府のアリバイ作りなのですね。
「広く意見を求めた結果の政策である、文句あっか」

出てゆく有識者も尻尾を振って情けない。
何を話しても形だけとしか捉えられない処へ
出かけてゆくわけですから。

一種の勲章なのでしょうね。
「政府に呼ばれてワシの意見を申し上げた」

おおむね尻尾を振りますわな。

意見を申し上げた後、TVカメラの前で、
こうこう申し上げたと誇らしげです。

いくつかニュースを見るかぎりTPP参加後の日本と
関係させて消費税を語る人はおられません。

時期が違うって?
TPPは交渉中だって?

ほぼ決まりのことですから、日本の行く先を考えるなら
TPPも重要な関連事項になります。
(きっと暗黙裡に触れないことになっている)

TPPでは、たとえば医療や保険。

金持ち向けのシステムに変わります。
消費税は医療費にも対応する、とか仰いますが
TPP後は貧乏人への実質的医療補助は激減します。

今の増税論が怪しいことは明白ですよね。


そんな未来に向けて老人が金を遣うか?

自分やツレアイがあと5年生きるか、10年か、30年か
見通しが付きません。
大きな病気にかかったらどうするか。

いくら貯金があったら大丈夫か。
幾ら使ったらよいか。
インフレはどうなる。
社会保障が信じられるか。

良い見通しは何もないのです。

自分が支出できるワクは決まってくるので、
消費税が上がれば支出総額に占める税金の割合が高くなり
実質の消費は減るだけです。

どうせ消費税が上がるなら、今のうちに使おうなんて
金に余裕があるひとだけなんですよね。

欧州と比べて消費税が低い?

ストックが違います
生活スタイルもちがい
食糧自給率も差が大きいのです。

不安定な世界の未来を考えると、ザルに水を注ぐかのような
現在の日本の官僚社会に税金を増やして差し上げるのは
愚劣としか言いようがないですね。


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