月報を止めてブログにしたのは同じ事を書かなくて
済むと思ったからです。
長いお付き合いの保護者の方には十年ほど
という方が何人もおられます。
同じことばかり書いてるのでは申し訳ありません。
○
と思ったら、逆に最近ブログを読んでいただく方は
私の何年も前の記事をさかのぼって下さるのも
滅多にないことでしょう。
前、書いたからというつもりも不十分なのですね。
○
塾に入って間もないころ、出張を命じられ、勉強会に
赴いたことがあります。
その時塾長から「京都の○○先生が来ておられる筈だ。
お話を聞きなさい」と言われました。
井の頭公園を参加者が歩くチャンスに恵まれ
道すがら、その先生の傍へ行き
「何かお話を。山口塾長に命じられました」
「一生懸命のつもりで生徒を居残りさせていないか?
プライドが傷つくばかりで子供の力にならない」
など何点か教えて頂きました。
○
しかし、分かっていてもなかなか十分なことはできません。
正解のすぐ手前まできており、あと1分もかからない計算だけ
そこで塾の時間切れ。
「あと一息だからマルにしてから帰ろうかね」
ところがそこから時間が掛かっちゃう・・
○
がらっと違う話ですが、今の塾を自宅で始めた頃です。
勉強がとてもとても苦手な子がいました。
(今は立派な社会人)
「できれば私立中学に行きたい。」
公立の小学校で特別扱いをされることが大変に苦痛
だったそうです。
中学でもそれでは、だったのかな。
その子にだけ副担任の先生がつきっきりで
教えるのだそうです。
学校側は、熱心に親切で。
しかしその子の勉強意欲を削いでいたのですね。
イジメなんてことにも繋がり易いことです。
さて、勉強は・・
たいへんでしたねえ、その子もよく頑張りました。
○
別の中学生。
この子は小学校から通塾してくれましたが
目標は高校受験。
何としてでも地元の普通科に。
波が大きい子でした。
分からない問題、と当人が思うと動けないのです。
少しずつリードしますね。
最後まで教えてやって「分かった?やり方を覚えてね」
というのはよくないと考えますから
相手との距離をとりながら少しずつ進めます。
それにしても時間が掛かる。
サボっているのか、理解できないのか?
・・・私自身が内心
「ええ?ここまでやって、次へ行けないの?ちょっとー」
と思うこともありました。
普通科どころか・・・
突っつかないで、離れて見守ります。
その間、他の生徒とのやりとり。
その子に視線を送ると良くありません。
忘れかけたころ「出来ました」
{はい、完璧にできています}
時間がかかる、だけの生徒だったのです。
もし途中で「おまえなあ」と嘴を入れてたら
大きな邪魔をしていたことになります。
上記のつきっきりの先生みたいにね。
○
いつも時間が超掛かるのではありません。
別に難しくも何ともない問題です。
これなら、ささっと出来るレベル、という中に、
何かその子にとっての大きな問題がある。。。
ペーパーテストは時間との勝負です。
我々はついそればかりを気にし、
早く正確に!
本人が解決したいことを邪魔してしまいます。
これが重なると成績が伸びなくなるのですね。
○
しかし、待つのはつらい、
たった一言教えれば済むのに。
えんえん、えんえん・・・、また延々
でもね、待ってあげなければならないのです。
京都の先生、生きておいでなら
「やっと分かりましたか」と呆れられるでしょうね。
◎
けっこう恥ずかしい話ですが、ま、辞め塾ですから。
済むと思ったからです。
長いお付き合いの保護者の方には十年ほど
という方が何人もおられます。
同じことばかり書いてるのでは申し訳ありません。
○
と思ったら、逆に最近ブログを読んでいただく方は
私の何年も前の記事をさかのぼって下さるのも
滅多にないことでしょう。
前、書いたからというつもりも不十分なのですね。
○
塾に入って間もないころ、出張を命じられ、勉強会に
赴いたことがあります。
その時塾長から「京都の○○先生が来ておられる筈だ。
お話を聞きなさい」と言われました。
井の頭公園を参加者が歩くチャンスに恵まれ
道すがら、その先生の傍へ行き
「何かお話を。山口塾長に命じられました」
「一生懸命のつもりで生徒を居残りさせていないか?
プライドが傷つくばかりで子供の力にならない」
など何点か教えて頂きました。
○
しかし、分かっていてもなかなか十分なことはできません。
正解のすぐ手前まできており、あと1分もかからない計算だけ
そこで塾の時間切れ。
「あと一息だからマルにしてから帰ろうかね」
ところがそこから時間が掛かっちゃう・・
○
がらっと違う話ですが、今の塾を自宅で始めた頃です。
勉強がとてもとても苦手な子がいました。
(今は立派な社会人)
「できれば私立中学に行きたい。」
公立の小学校で特別扱いをされることが大変に苦痛
だったそうです。
中学でもそれでは、だったのかな。
その子にだけ副担任の先生がつきっきりで
教えるのだそうです。
学校側は、熱心に親切で。
しかしその子の勉強意欲を削いでいたのですね。
イジメなんてことにも繋がり易いことです。
さて、勉強は・・
たいへんでしたねえ、その子もよく頑張りました。
○
別の中学生。
この子は小学校から通塾してくれましたが
目標は高校受験。
何としてでも地元の普通科に。
波が大きい子でした。
分からない問題、と当人が思うと動けないのです。
少しずつリードしますね。
最後まで教えてやって「分かった?やり方を覚えてね」
というのはよくないと考えますから
相手との距離をとりながら少しずつ進めます。
それにしても時間が掛かる。
サボっているのか、理解できないのか?
・・・私自身が内心
「ええ?ここまでやって、次へ行けないの?ちょっとー」
と思うこともありました。
普通科どころか・・・
突っつかないで、離れて見守ります。
その間、他の生徒とのやりとり。
その子に視線を送ると良くありません。
忘れかけたころ「出来ました」
{はい、完璧にできています}
時間がかかる、だけの生徒だったのです。
もし途中で「おまえなあ」と嘴を入れてたら
大きな邪魔をしていたことになります。
上記のつきっきりの先生みたいにね。
○
いつも時間が超掛かるのではありません。
別に難しくも何ともない問題です。
これなら、ささっと出来るレベル、という中に、
何かその子にとっての大きな問題がある。。。
ペーパーテストは時間との勝負です。
我々はついそればかりを気にし、
早く正確に!
本人が解決したいことを邪魔してしまいます。
これが重なると成績が伸びなくなるのですね。
○
しかし、待つのはつらい、
たった一言教えれば済むのに。
えんえん、えんえん・・・、また延々
でもね、待ってあげなければならないのです。
京都の先生、生きておいでなら
「やっと分かりましたか」と呆れられるでしょうね。
◎
けっこう恥ずかしい話ですが、ま、辞め塾ですから。