池井戸原作『七つの会議』
終わっちゃいましたね。
龍頭蛇尾の感じは否めません。
それでも、出来はまずまずでしたか。
○
話が中途半端な気がしました。
驚きがない、
社長がらみ、それなら予想出来てました。
一課長ができることではないですからね。
その上でどこまで掘り下げるか、でしたが。
たとえば自分の生活を優先させ、会社が決めたのなら
それを「正義感」とやらで、騒ぐな、
という考えも十分にありうるでしょう。
そっちのほうが圧倒的かなあ。
それと正義漢との葛藤に焦点を当てるのも
ドラマとしてはありえたですよね。
「生活派」の奥さんや家族、もっともという事情などを
描くことが大事で、東山さんの家族と対比させます。
たしかにドラマでは「生活派」も登場します。
けれども、全体に脚本が整い過ぎているというか
あれこれに目配りをして触れてはいるけれど
散漫で、幕の内弁当になっていました。
私が焦点のあった「丼物」が好きなだけなのですがね。
○
「苦渋の決断」をする東山くんの格好よさ、
という平凡な仕上がりでしたね。
○
それにしても「日本だよなあ」と思ってしまったのは
会社の社会的な責任への言及が少なかったことです。
人命にかかわる大きな事故が起こり得ていたことへの
追及が甘すぎます。
「みんな、大変なんだよネ」では済まされない。
東電みたいな会社ができるハズですよね。
ドラマですらこれだから、日本はダメなのです。
会社や個人の生き残りとは全く違う次元に問題があり
そこと会社の軋轢こそが人間の立ち向かうべき局面です。
「失敗した、バレちゃった」で社長が負けた・・ではなく
自分たちの利益のために、社会への無責任を犯したことが
真剣に考えられなければならないことなのです。
理不尽な競争社会であるからこそ
代わりはいくらでもいる勤め人だからこそ
真剣に考え、家族や社会に恥じない生き方が必要です。
できそこないの私が言えたギリじゃないけれど。
終わっちゃいましたね。
龍頭蛇尾の感じは否めません。
それでも、出来はまずまずでしたか。
○
話が中途半端な気がしました。
驚きがない、
社長がらみ、それなら予想出来てました。
一課長ができることではないですからね。
その上でどこまで掘り下げるか、でしたが。
たとえば自分の生活を優先させ、会社が決めたのなら
それを「正義感」とやらで、騒ぐな、
という考えも十分にありうるでしょう。
そっちのほうが圧倒的かなあ。
それと正義漢との葛藤に焦点を当てるのも
ドラマとしてはありえたですよね。
「生活派」の奥さんや家族、もっともという事情などを
描くことが大事で、東山さんの家族と対比させます。
たしかにドラマでは「生活派」も登場します。
けれども、全体に脚本が整い過ぎているというか
あれこれに目配りをして触れてはいるけれど
散漫で、幕の内弁当になっていました。
私が焦点のあった「丼物」が好きなだけなのですがね。
○
「苦渋の決断」をする東山くんの格好よさ、
という平凡な仕上がりでしたね。
○
それにしても「日本だよなあ」と思ってしまったのは
会社の社会的な責任への言及が少なかったことです。
人命にかかわる大きな事故が起こり得ていたことへの
追及が甘すぎます。
「みんな、大変なんだよネ」では済まされない。
東電みたいな会社ができるハズですよね。
ドラマですらこれだから、日本はダメなのです。
会社や個人の生き残りとは全く違う次元に問題があり
そこと会社の軋轢こそが人間の立ち向かうべき局面です。
「失敗した、バレちゃった」で社長が負けた・・ではなく
自分たちの利益のために、社会への無責任を犯したことが
真剣に考えられなければならないことなのです。
理不尽な競争社会であるからこそ
代わりはいくらでもいる勤め人だからこそ
真剣に考え、家族や社会に恥じない生き方が必要です。
できそこないの私が言えたギリじゃないけれど。