先週のこん活こと昆虫活動の記録。コウチュウ目(甲虫目)・コガネムシ科のオオクロコガネ。見たことない昆虫については以前に見た、よく似た昆虫の名前をうろ覚えで検索にかけるのだが、これはわからなかった。頭に残っていたのは「コカブト」であったが、コカブトとは大きく異なる見た目であった。すじが格好いい。Twitterにアップしたところ「ゆうぎり」さんより「オオクロコガネだと思います」と回答をいただいた。ありがとうございます。これはライトトラップに飛んできたものを撮影。
先週のこん活こと昆虫活動の記録。コウチュウ目(甲虫目)・コガネムシ科のオオクロコガネ。見たことない昆虫については以前に見た、よく似た昆虫の名前をうろ覚えで検索にかけるのだが、これはわからなかった。頭に残っていたのは「コカブト」であったが、コカブトとは大きく異なる見た目であった。すじが格好いい。Twitterにアップしたところ「ゆうぎり」さんより「オオクロコガネだと思います」と回答をいただいた。ありがとうございます。これはライトトラップに飛んできたものを撮影。
我が家には海水魚水槽が7本あるが、これはそのうちの1本。暴れん坊水槽である。その名の通り、気性の激しい魚が2匹。最近下の水槽の仕切り板を外して、それにあわせて同種をいじめ殺し、セグロマツカサをいじめていたナミマツカサをこの水槽へ移した。
タンクメイトのヒメゴンベも健在であるが、ヒメゴンベは模様が薄くなっている。暗いところで飼育していたら、色が薄くなるのはよくある話だ。フレームエンゼルフィッシュなどが強い照明下で色が黒っぽくなるというのはよくある話だが、その際は暗い水槽で飼育して色をもどすことがあるという。
濾過システムは我が家では珍しいエーハイム製の外部濾過槽である。本来ならこれに上部濾過槽を組み合わせるところなのだが、今回はまだつけていない。一応、押入れの中に上部濾過槽があるので、どこからかポンプを調達すれば動かすことができる。外部濾過槽は酸欠になりやすいというリスクもあるので、複数の濾過槽と組み合わせたい、そういうものなのである。
ちなみにナミマツカサは他にイットウダイ科の魚がいないところではいたっておとなしい性格をしている。口に入る魚以外であれば混泳は概ね問題なさそう。ゴンベは肉食が強いが自分より大きな魚とは概ねうまくやれるよう。ただテンジクダイ科の魚はつついて殺してしまうことがあり、要警戒である。
【独自】全国35カ所の国立公園に高級リゾートホテル誘致、岸田総理が表明へ(テレ東BIZ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/621294f8031d7cf307bc9cd46a3e326eddb49a95
全国に35か所あるすべての国立公園にリゾートをつくるという表明。要は「外国人観光客がたくさん来てくれても三大都市圏に集中しているから、地方にももっと外国人観光客が来てくれるように」ということである。また「国立公園の魅力を高める」ということも含まれているという。たしかに、自然公園法では「利用も促進」とあるから間違ったことは言っていないのかもしれないが、外国からたくさんの観光客を呼び寄せるというのはどうなんだろうか。そりゃあたくさんの人がお金を落として地元の人はうれしいかもしれないが、「お金」という目先のことにとらわれたのではその国立公園がもつ魅力を失うことになるかもしれない。
筆者は最近は沖縄県を2回、2019年、2020年に訪問している。2019年はまだ例の太陽の冠が流行る前であり、恐ろしい数の人が公設市場や町中、沖縄美ら海水族館にあふれていた。そしてその多くの人の話す言葉は明らかに日本語ではなかった。2020年は太陽の冠が流行ったが人はそれなりにいた。しかし中つ国の言葉を話す人は消え、つかの間の静けさが訪れた。現在は沖縄にも中つ国の言葉を話す人が戻ってきているといい、地元民は概ね歓迎しているものの、治安の問題であったり、天然記念物のオカヤドカリの違法な捕獲、それも大量の捕獲など問題が多い。正直いって、「地方は静かにしてやってくれないか」「有名な観光地や高級ホテルがなくても地方に魅力を感じ訪問する外国人は大歓迎」と私はいいたい。ただでさえ西表島などオーバーツーリズムが問題になって入島料とかいう話になっているはずなのに・・・
そして国立公園周辺にも開発が行われ貴重な自然が失われるということは西表島などで散々見てきたものである。石垣島のゴルフ場・リゾート問題もまだ残っており、生き物たちが安心して暮らせる日々はまだまだ遠いのかもしれない。この報道が勇み足であることを祈るしかない。
前回の「魚介類飼育(海水」」カテゴリではセグロマツカサがナミマツカサに追い掛け回されて尾がぼろぼろになった話をした。ナミマツカサのほうがセグロマツカサよりも若干大きく、尾鰭端が短くなってしまったのだ。
現在はここまで回復。ただこのセグロマツカサは2019年6月に沖縄県で釣ってきた個体。そのため結構高齢個体なのかもしれない。だから回復もゆっくりかな。ちなみに高齢ではあるが、餌は配合飼料、ホワイトシュリンプ、魚肉ミンチいずれも「爆食い」。後ろにいるカスリイシモチも概ね元気。やはり餌は配合飼料やホワイトシュリンプなど何でも食ってくれるので助かる。この間など魚のミンチを独占しており、腹がフグのようになっていた。
セグロマツカサを撮影しようとしたらイエローリップダムゼルフィッシュが割込み。この子は2018年にお迎えし、今年の6月で5年半我が家の水槽で暮らしている。餌はミンチやホワイトシュリンプも食うが、配合飼料が大好物。このほかやはり2018年に我が家にやってきたクマノミがいる。水かえしたので、魚も気持ちよさそう。
みなさんこんにちは。三連休はいかがでしたでしょうか。椎名さんは3連休は3連勤でした。
今回の長崎魚特集。最終回は大本命。入手した超希少種、スズキ目・ハタ科・ハナスズキ属のフタイロハナスズキ。
フラッシュ撮影したフタイロハナスズキ
フタイロハナスズキはハナスズキ属の稀種である。その特徴は体側で、体は赤いのだが、背中が黄色っぽくなる。その赤色と黄色の境界に暗色縦帯が入っているが、今回の個体では不明瞭であった。しかし同一個体をフラッシュ焚いて撮影したらうっすらと濃い赤色の縦帯が見られる。尾鰭基部には小さい赤褐色斑が入るのも特徴。このフタイロハナスズキによく似たものにトゲハナスズキという種がいるが、トゲハナスズキの尾鰭項後部背縁と腹縁は乳白色になることのほか、形態においてもフタイロハナスズキの背鰭軟条数は12であるのに対し、トゲハナスズキでは13~14(ふつう14)、臀鰭軟条数はフタイロハナスズキでは通常9とされるが、トゲハナスズキでは通常10~11であることにより区別できる。フタイロハナスズキは体長215mmになり、ハナスズキやゴマハナスズキと並んで大型種の範疇になるだろう。なお、ベニスズキは27cmにもなるというが、いつか出会ってみたい魚がまた増えたということでもある。
眼の上方は明瞭に黄色である。この点はフタイロハナスズキの写真が掲載されている「東シナ海・黄海の魚類誌」のものとちょっと違う雰囲気である。眼の上の黄色い部分と体の背部の黄色域が接するのだろう。フラッシュ焚いているからこのような色なのかもしれないが。
本種の含まれるハナスズキ属は、ハタ科旧ハタ亜科のなかでもとりわけ美しいものである。美しい色彩で観賞魚としても飼育されているが、コスジハナスズキなど浅場でも見られる種はともかく、深いところにすむものはいずれもかなり高額なお値段となってしまっている。それはそれなりの理由があり、深場に生息するため生かして持ち帰るのが困難なためである。よく「釣った後もしばらく生きているよ」という声も聞かれるのだが、瀕死の状態ではだめで、飼育するためには元気なまま船上から陸上へとあげなければならない。そのためには高価な器具と作法が必要になる。のであれば、高額なのも頷けるというものである。
このフタイロハナスズキが新種記載されたのは1999年とそんなに古くはない。しかしながらそれより古くから知られていた。伊豆海洋公園通信(IOP Diving News)の表紙を飾った写真は1970年代に伊豆半島で撮影されたものである。しかしながら当時はトゲハナスズキとされていた。真っ赤な体で背中が薄い黄色なのが特徴で、海中の写真では陸の写真とはどうも異なって見える。分布域は伊豆半島、愛媛県宇和海、八重山諸島、東シナ海に生息し、海外では台湾に生息する。2007年当時で数個体しか得られていない稀種とされていたが、東シナ海では漁獲されているので、今回は標本にせず、食してみることに。
フタイロハナスズキのお刺身。うまし。
皮をあぶったもの。最高である。
フタイロハナスズキのお刺身。ふつうのお刺身+皮目を少しあぶってみたのだが、これが非常に美味である。皮の下のうまみが凝縮されているのだ。もともと赤色が美しい魚だったので、刺身の色も美しい。これは刺身しょうゆよりもぽん酢がよく似合うものである。以前のトゲハナスズキは普通にお刺身で食したので皮を引いたのだが、なんとももったいないことをしていたものだ。このフタイロハナスズキは長崎県 マルホウ水産「魚喰民族」石田拓治さんより。いつもありがとうございます。