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外来生物が放たれる

2017年05月03日 23時55分21秒 | 環境問題

またも「争い」が繰り広げられるのか。

貢川にニシキゴイ300匹放流 さんにちEye (山梨日日新聞電子版、リンク切れ)

はあ~。

またですか。もっともこんなの、ほかにごまんと、どこにでもあるわけです。実は昨年あの多摩川のなんちゃらポストでもニシキゴイを放流するなどしていました。しかしあそこのなんちゃらポストは飼いきれなくなった魚をなんちゃらポストに預けて里親を探す、ということをしていたはずなのですが、コイの里親はみつからなかったのでしょうか。

記事ではコイが河川に300匹も放流されたとありますがいったいどうなってしまうのでしょうか。実際に当地へ行ってみたわけではないので詳細は不明なのですが、放流されたのはコイです。河川の泥をもぐもぐしながら餌を探す。ヘドロがなくなりよいという意見もきかれますが、コイはヘドロの中の動物を捕食してしまいます。そして河川の浄化に役立つ二枚貝も捕食されてしまうなどの問題もあり。この河川にコイを放った団体は「未来の荒川をつくる会」というそうですが、未来の荒れた川を作る会と改名してみてはいかがでしょうか、実際その名の通りですし。

ニシキゴイは「在来種だから問題ない」という風潮が目立ちます。泉佐野市のキンギョ放流のときもよく聞かれた意見です。しかし実際にニシキゴイはおそらく中国産のコイの系統とされていますし、キンギョだってもともとは中国の魚です。つまりは実際に中国産の外来生物を河川に放しているわけです。特定外来生物の問題はよくされますが、キンギョやニシキゴイは日本在来の種、もしくは個体群であると思われておりかなり危険であり、まずいことです。

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