高知県の海で遭遇したウミスズメ。ハコフグの仲間で、カタい甲だけでなく、角や棘などで武装している。それだけでなく執拗に攻撃されると皮膚から毒をだして身を守る。過剰な防衛であるがそれほど海の中では危険がいっぱいなのだろう。しかし、網を出せば簡単に捕まえられてしまう。ただし本種の場合中毒例もあるので注意が必要。とくに内臓はパリトキシンをもつ個体もいて実際にあたったこともあるので、食べないように。
浅い海からやや深い海にまで生息し、沖合底曳網漁業などで本種がとれることもある。また、稚魚は外洋を遊泳しているが、マグロなど大きな魚の餌食になることも多い。また有毒でテトロドトキシンを有すると思われるホシフグもマグロなどの胃から見つかっている。毒で防御していても、大型魚にはかなわないのかもしれない。
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