海の中も魚が増えてきました。もう春かと思いきや、あと数日で5月になってしまいます。私は世間で「GW」と呼ばれる期間は忙しいのですが、6日にはお出かけします。

海の中も魚が増えてきました。もう春かと思いきや、あと数日で5月になってしまいます。私は世間で「GW」と呼ばれる期間は忙しいのですが、6日にはお出かけします。
太平洋で行われるマグロ延縄漁業ですが、漁獲されたマグロの胃の中からは面白い生き物が多数出現します。上はトガリムネエソと思われるもの、下はサメハダホウズキイカで真ん中はホタルイカモドキ科のなにか、右はアミダコ、タコの仲間でこれほど遊泳するものは面白い。
今日はフィリピンの珍しい魚がHN「鈴鹿」さんから届きました!今回は「フィリピン魚番外」としてタコの仲間をご紹介します。
オオマルモンダコという、タコです。私はタコ類には疎いのですが、このオオマルモンダコは頭足綱・タコ目・マダコ科ヒョウモンダコ属に含まれる小型のタコです。
このタコは二つの意味で有名なタコです。
まず、鮮やかな青い環状の模様があり、地味な色のものが多いタコの仲間では美しいものです。
そして、猛毒のテトロドトキシンを有することでも知られています。かまれると死ぬこともあるほど危険といわれています。
冷凍された状態でやってきましたが、その後解凍してもメタリックブルーの輝く環の模様がとてもきれいです。冷凍された状態でやってきましたが、その後解凍してもメタリックブルーの輝く環の模様がとてもきれいです。
観賞用として海水魚店でも販売されていますが、その取り扱いには十分な注意が必要です。ただ、本当にきれい、しばらく見入ってしまいました。
今回のフィリピン魚もなるべく早いうちにブログにアップしたいところ、しかし、まだまだ、今年の4月にきた分が残っています。まずはそれからです。
飼育用品の整理・片づけをしていたら、ヤコウガイ(夜光貝)の殻が出てきました。
ヤコウガイは沖縄などに生息するリュウテンサザエ科の巻貝です。肉は食用になり、殻は磨くと美しいので、古くから工芸用として利用されてきました。
先に述べましたように奄美、沖縄などが主産地、この殻は2010年の喜界島オフ会で、潜水漁をされている方から「お土産」としていただいたもの。決して密漁で獲ったものではないので、ご安心ください・・・ ほか、シーズンになればアサヒガニ漁やイセエビ漁などもあるそうです。
磨いたら綺麗なのでしょうが、沖縄らしい色の模様をしており磨かなくてもいいと思えてしまいます。
ふたも、近海のサザエなどとは比べ物にならないほど分厚く、大きい。
イカの仲間も種類が豊富で、同定ポイントが肉眼で確認しにくいのでよくわかりません。この個体は体側に小さな棘のようなものがあり「サメハダホウズキイカ」ではないかと思われましたが、足の長さなどがやや異なるようで(雌雄の違いもあるのかもありませんが)種類はわかりません。
この個体は中部太平洋ではえ縄によって漁獲されたマグロ類(おそらくメバチ)の胃の中から見つかりました。
これも珍しいイカです。ジンドウイカとか、ツメイカの仲間が近いのかなと思いましたが・・・小さいのはたまにマグロの胃の中から出てきます。これほど大きいのは見ていませんが・・・。
最後はこちらのイカ。詳しい方におうかがいしましたところ「シラホシイカ」という種類だそうです。ありがとうございました。
アカイカ科のイカで、太平洋の広い範囲に住んでいるイカのようです。ほか、アカイカの仲間は結構小ぶりの個体が入っていました。魚のほうは後日紹介いたします。