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魚のぶろぐ

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今日の魚 2006・9・11

2006年09月11日 02時01分37秒 | 今日の魚(不定期更新)

今日の魚 2006・9・11

キンセンイシモチ Apogon properuptus   (Whitley)

先週はチョイイレギュラーな形でしたので、今日からはまじめに更新していきたいと思います。本日は2001年の悲劇からちょうど5年がたちます。米国国旗といえば星条旗、そしてあのストライプ。今日は米国国旗のストライプを思わせる縞模様を持つ魚、「キンセンイシモチ」を取り上げます。

●学名‐変更が行われました

かつてキンセンイシモチの学名はApogon cyanosomaとされてきましたが、現在、この学名には「アカホシキンセンイシモチ」という和名がついています。本当にキンセンイシモチにそっくりなお魚ですが、尾鰭の付け根に赤い模様があって区別できます。

●採集-岩の下などを狙う

この魚は海底の大石の孔などに隠れることが多いです。そのため、そのような場所を中心に狙っていけば採集できそうです。

●飼育-協調性が高く、混泳は可能。

混泳もOK

キンセンイシモチは黄色い縞模様があり、観賞価値の十分にある魚です。また性格が温和で混泳も十分可能です。餌は乾燥餌などもよく食べます。

●生活-サンゴ礁にくらす。

サンゴ礁域にはキンセンイシモチが非常に沢山見られます。警戒心が強いのか、ミドリイシの隙間などに群で隠れています。小型種で、全長6cm程度のようです。

現在Mailが不調です。迷惑かけましてすみません。

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今日の魚 2006・9・4

2006年09月04日 00時32分25秒 | 今日の魚(不定期更新)

今日の魚 2006・9・4
ハナキンチャクフグCanthigaster coronata   (Vaillant and Sauvage)

釣りの厄介者「ふぐ」。そんな彼らの中でも飛びっきりに美しいのが、このハナキンチャクフグである。

●分類

ハナキンチャクフグはフグ目、フグ科、キタマクラ亜科、キタマクラ属に属します。キタマクラ亜科はキタマクラ属のみからなり、世界中の暖かい海に分布します。33種類が知られているようです。日本産は11~12種類ほど。(後述)

●採集―つりはあまりお勧めしない

この仲間は釣りでよく釣れますが、あまりお勧めしません。なぜならば彼らはしばしば針を飲みこむためです。これはフグ目の魚全般にいえます。磯などで潜っているとしばしば見られるのでそれを網で掬うのがよいです。動きが遅いので、採集は容易です。

●飼育―皮ふから毒を出す

この魚は皮ふに毒をもっているので、輸送や飼育の際には注意が必要です。強い魚、凶暴な魚との飼育は避けます。またフグは他の生物を突くことがあるので、ケヤリムシやカンザシゴカイ類の入った水槽には入れないほうがよいでしょう。魚との混泳は大体OKです。

このようなかわいらしい「ふぐ」の仲間。私もフグを極めるためにがんばって飼育していこうとおもいます。

 

 

 

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今日の魚 2006・9・1

2006年09月01日 19時42分55秒 | 今日の魚(不定期更新)

 

今日の魚 2006・9・1

キリンミノ Dendrochirus zebra   (Cuvier)

翼を広げる?

薔薇(ばら)の花はとてもきれいですが、その薔薇の茎には小さな棘があり、刺されると結構痛みます。しかし、毒はありません。でも、海の中にはきれいな色の魚で、強い毒をもつ魚が沢山いますので、注意。

今回はそんな美しく危険な海の薔薇、キリンミノを紹介しましょう。

鰭の棘には強い毒がある。要注意。

●分類

本種はカサゴ目、フサカサゴ科、ミノカサゴ亜科、ヒメヤマノカミ属に分類されます。ミノカサゴやハナミノカサゴとは、別の属です。この仲間の背鰭や胸鰭などにある棘には、強い毒があるので絶対に素手で触らないようにします。

食用魚となるカサゴやメバル等とはまた別の亜科に分類されます(メバル・カサゴともにメバル亜科)。ミノカサゴは食用にしますが、あまり一般的ではありません。

(でもいつだったか福岡のスーパーに「オコゼ」として売られていたな)

キリンミノはやや小型種で、食用にすることはありません。ただし、他のミノカサゴと同じく、観賞魚界ではかなりポピュラーな魚です。

美しい姿。観賞魚にむく。

●採集―見つけたら捕獲は容易

キリンミノは暖かい海に多く生息する魚です。日本海側ではいまだ見たことはありません。紀伊半島や四国、琉球列島では多く見られるそうです。高知でも、水深1mにも満たない場所で数匹が見られました。動きはゆったりしているので、捕獲は容易です。

●飼育―まずは生き餌から

飼育は難しくはありません。丈夫で水質悪化にも比較的強い。熱帯域に住む魚なので、冬季には保温する必要があります。餌はまずいきなり配合飼料をあげても食いつくことはありません。最初のうちはイソスジエビという小さなエビや、川エビなどを採集してくる必要があります(これらのエビは観賞魚店で打っていることもあります)。

●混泳―小魚とはNG

混泳は可能です。ただし肉食魚で小さな魚は食べてしまうことがあるので、同じくらいの大きさの魚で飼うのが望ましいでしょう。キリンミノ同士の混泳は可能です。

キリンミノと同居中のハナキンチャクフグ。

キリンミノ同士の混泳も可能。

●もしも刺された場合は

もしも刺された場合には、

1傷口を洗い
2痛みがひくまで患部をぬるま湯に浸し
3医師の手当てを受ける。

このやり方はミノカサゴやオコゼなどに刺された場合にも応用可能とされています。

●参考資料・文献

「WEB魚図鑑」キリンミノ/オニダルマオコゼ http://www.fishing-forum.org/zukan/
Fishbase 

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今日の魚 2006.8.17

2006年08月17日 23時33分14秒 | 今日の魚(不定期更新)

今日の魚 2006.8.17

ホシテンス Xyrichtys pavo   (Valenciennes)

今日は南の海で見られるベラの仲間を紹介しましょう。ホシテンスという、スズキ目ベラ科モチノウオ亜科に属する中型魚です。

●分布―太平洋熱帯域に広く。本州沿岸にはあまり見られない。

「日本産魚類検索第2版」では駿河湾、高知県以南に分布する、とのことです。Fishbaseではインド・西太平洋だけでなく紅海や東太平洋のパナマ~ガラパゴス諸島にまで分布しているとのことです。

 

●名前の由来―孔雀のような色彩

体に黒い紋があり、「ホシ」の名前が付けられています。紋がある魚には「ホシ」の名前が付いていることが多いようですね。「ミツボシクロスズメダイ」「クロホシイシモチ」etc...。学名の種小名(学名は2名法というやり方であらわし、本種の場合Xyrichtysが属名、pavo が種小名となる)pavo の意味は、「孔雀(くじゃく)」です。良く見るとなるほど、孔雀のような美しさがあります。FishbaseではIniistiusという、別の属に入れています。

 

●夜は・・・―砂に潜って睡眠

砂に潜った瞬間

モチノウオの仲間はメガネモチノウオやニセモチノウオなど砂に潜らないものが多いのですが、このテンスのグループだけは夜に砂に潜ります(写真)。砂には頭から潜ります。

 

●ホシテンスを飼育する―おとなしく飼いやすい。

ホシテンスはテンスの中でも浅い場所に多く見られるので、採集や飼育が容易です。餌はまずオキアミやアサリ剥き身などの生餌(なまえさ)にならしてから、配合飼料に餌付かせます。配合飼料に餌付いた後もアサリやオキアミなどさまざまな餌を与えるとよいです。

おとなしい魚なので、他の魚とも一緒に飼う事ができますが、気の荒いスズメダイやハマクマノミなどとはさけるべきでしょう。また小魚やエビなどは餌になってしまいます。

夜は砂中に潜って眠るので、底砂が必要です。砂の荒さはそれほど気にしなくても良いようです。

 

●仲間―世界中に約30種

テンスの仲間は世界中の暖かい海に見られます。およそ30種類が知られています。うち日本産は10種類ほど、どの種類も南日本や琉球列島にすんでいて、北日本では殆ど見られません。海外では食用となり、しばしば市場にも出ます。日本産ではテンスXyrichtys dea   Temminck and Schlegelが美味しいといわれています(筆者はホシテンス以外のテンス属魚類は採集の経験がない)。

 

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今日の魚 2006.8.8

2006年08月07日 17時52分39秒 | 今日の魚(不定期更新)

 

今日の魚 2006.8.8

カワハギ Stephanolepis cirrhifer   (Temminck and Schlegel )

今日はメジャーな魚を紹介します。日本各地にいるおちょぼ口の魚、カワハギです。カワハギはフグの仲間ですが、肉にも、内臓にも毒はありません。非常に美味しい魚として知られています。お魚屋さんでは厚い皮を剥いで売られていることが多いです。

2006年8月、高知県で釣り採集。

●餌盗り名人

カワハギは餌盗り名人としても有名です。そのおちょぼ口で餌だけをうまく突っついて食べるのでなかなか針に掛かりません。比較的釣りにくい魚ですが、美味しいのでファンも多いです。餌はアサリの剥き身が多く使われますが、オキアミやイガイ、ゴカイなどさまざまな餌を食べます。サビキでも釣ることができます。

●食する

前にも述べましたがカワハギはフグ目に属するのですが、フグと異なり毒をもちません。そのため魚屋さんでも良く売られています。皮が剥ぎやすく、剥いでから売っていることも多いです。肉は白身で身はややコリコリして美味しい。しかし肝はもっとうまい!!

カワハギの肝(手前の小鉢)と刺身(皿の奥)。皿の手前にある刺身はヒメジ科のヨメヒメジの刺身。

●カワハギ採集

カワハギは玄界灘でもポピュラーな魚の1つ。福津市・玄界灘沿岸では盛夏~晩夏に全長4~10cmくらいの幼魚を採集できました(2005年)。今年もすでにカワハギ幼魚を福津市の沿岸で採集しています(写真)。

カワハギ 2006年7月下旬、福岡県にて採集

 

●仲間

Fishbaseによると、カワハギ科には全世界で107種類がいるとしています。カワハギの含まれるカワハギ属魚種は5種類からなりますが、日本にはカワハギ1種のみが知られています。

●飼育

カワハギは温帯に住むので高水温に弱いです。また水質悪化にも弱いので注意しましょう。クーラーの設置こまめな水換え単独飼育が長期飼育のコツです。

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