♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■シャロームをあなたに

2006年05月30日 | Weblog


 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか。関根弘興(せきねひろおき)です。今日もさわやかに一日を過ごしていきたいですね。

 今日はイエス・キリストが語られたことばをまず紹介しましょう。
わたしは、あなたがたに平安を残します。わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。あなたがたは心を騒がしてはなりません。恐れてはなりません。」(ヨハネの福音書 14章27節)

ここでイエス様が言われた「平安」、これはヘブル語でシャロームと言います。ま、誰の心にも穏やかな平安というものを持ちたいと願いますよね。心の平安を取り去ってしまう要因というものは私たちの周りに満ちているからです。例えば人間関係のトラブルや妬みや争い、将来に対する不安。私たちはなかなか平安を自分のものとすることが難しいと考えてしまいます。イエス・キリストは自分が十字架につけられる前に弟子たちに、「あなたがたに平安を残します。・・・あなたがたは心を騒がしてはなりません。」と言われたんです。

 でもちょっと待ってください。イエス様がこのことばを語られた後、すぐに当時の宗教家たちにイエス様は捕らえられてしまったんです。そしてしまいにあのむごたらしい十字架につけられてしまったんですね。平安どころか、恐れと極度の不安しか弟子たちに残しませんでした。でもイエス様は何度も、「あなたがたに平安を残します」と言われたんです。

 イエス様が言われた平安とは、私たちが考えている平安と少し違うようですね。私たちは、平安とは何も問題もなく平穏で、ちょうど海のなぎのような状態を考えてしまいます。でもイエス様が私たちに与えようとしている平安は、たとえ問題があっても、たとえ大シケのような問題の真っただ中においても失われることのない平安をあなたに与えようと約束されているんです。

 一体そんな平安は本当にあるんでしょうか。弟子たちはどうだったでしょう。イエス様が十字架につけられた時、彼らは悲しみで押し潰されてしまいそうでした。平安のかけらもありませんでした。でもイエス様は十字架で死なれ、三日目のことです。イエス様は死から復活されて、弟子たちにお会いになったんです。そしてこう言われました。「シャローム」「平安があなたがたにあるように」(ヨハネの福音書20章19節)と。弟子たちは復活のイエス様と出会って、イエス様が与える平安は、誰も打ち破ることのできなかった死さえも打ち破る、復活のいのちによってもたらされる平安だということが分かったんです。

 この平安をあなたにもイエス様は与えようとしています。


 (PBA制作「世の光」2006.05.30放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会に行ってみるというのもいいんじゃないかなあ。近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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