世の光の時間です。 お元気でお過ごしでしょうか。 関根弘興です。 今日もさわやかに一日を過ごしていきたいですね。
今年も残す所あとわずかですね。 あなたにとってこの一年はどんな一年でしたか?
私はいつも年末になると紹介する聖書のことばがあります。 それは旧約聖書の詩篇103篇の2節です。
「わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。」
ま、このように書かれているんですねえ。 どうも私たちは人に借りた千円はすぐに忘れ、人に貸した十円はいつまでも覚えているんですよね。 してもらったことはすぐに忘れ、してあげたことはいつまでも恩着せがましく忘れない、なんていうことがある訳です。
聖書は、天地を造られた神様があなたに良くしてくださった、その良くしてくださったことを忘れるな、と語っているんです。
でも、ある人はこう思うかもしれまらせん。 「冗談じゃないですよ。この一年、いいことがあんまりありませんでした。 悪いことばかりで、感謝すること? うーん、あんまりないなあ。」 ・・・ こんな風に感じていらっしゃる方もいるかもしれませんね。
でも聖書で示されている神様はあなたに良いことをなさる方だと教えているんです。
その第一は、あなたを生かしてくださっている、ということです。
私の尊敬している牧師の方で、もうしばらく前に天国に帰られましたが、肺の機能が通常より半分以下になってしまい、酸素ボンベを傍らに置きながら生活されていた方がいらっしゃいました。 その先生が私にこう言ったんですね。 「関根先生、ただでたくさんの空気を吸うことができるって感謝なんですよねえ。 これを金額で換算したら、どれだけ大変か想像できますか? 今、私はそれをつくづく実感しているんですよ。」 こう言われました。 当たり前、と言われることの中に実はどれほど感謝すべきことがあるか、私はこの先生のひと言で教えられた気がしました。
あなたを愛し支えてくださる神様が、あなたを生かし、「恵みの数々を数えて見なさい」と言われているんです。 どうぞ空の鳥を御覧ください。 野の花を見てください。 鳥の鳴き声を聞いてください。 外に出て大空を御覧ください。 生かされているのだ、という実感を味わってみてください。 そこに大きな感謝が生まれてくるはずですから。
そして聖書の神様はあなたを愛し、あなたの罪を赦してくださる、と教えています。 あなたは、あなたを生かしてくださっている神様に背を向けているような人生を送ってきたかもしれません。 しかし愛の神様は、そんなあなたが立ち帰り、神様に目を向け、感謝をもって生きていくことを心から願っておられるのです。
(PBA制作「世の光」2009.12.29放送でのお話しより)
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