♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■主を恐れること、これが知恵である / 福井 誠

2019年11月13日 | Weblog
2019/10/2放送

世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。

 継続は力なり。聖書を一日一日と読み進むなら、不思議にも自然に養われていくものがあるものです。今日も聖書を開いてまいりましょう。ヨブ記28章28節から「主を恐れること、これが知恵である」と題してメッセージをお伝えいたします。
 こうして、神は人間に仰せられた。「見よ。主を恐れること、これが知恵であり、悪から遠ざかること、これが悟りである」と。

 ヨブ記も28章、折り返し地点を越えましたねえ。今年ずっと聖書通読を励んで来られた皆さんは、もしかしたら何か以前と違って神様をより身近に感じるようになったと思われる方もいるでしょうね。『静思の時』という本の著者アンダーソンは「「静思の時」というのは神が私たちと友として交わることを望んでおられる奇跡である。」と言っています。実に神様は私たちを友とし、友だちのように親しく語ってくださる、奇跡的な素晴らしい時だというのですね。まさにその通りだと思います。

 ところで今日の箇所も言ってみれば私たちはヨブと三人の友人たちとの議論を覗き見しているわけですが、実際にはその議論を踏まえて神様と語り合っている自分を思うことはないでしょうか。少しこれまでの要点を振り返りますと、ヨブの友人たちは口を揃えて、「悪者は滅びる。悔い改めが肝心。」とヨブを教え諭そうとしています。ところがヨブは「今自分が直面している問題はそんなに単純なものではない。というのも、滅びる危機にあるのは悪者ではなく契約の民・神に愛されている者だから。」と語っているのですね。確かに世の中には、「悪を悔い改めれば人生は好転する。新しい人生が開けるのだ。」と単純には言えない現実があるものです。むしろ神様に熱心で、神様を愛し従う道を誠実に歩みながら突然事故に巻き込まれたかのように思いがけない不幸に突き落とされることがあるものです。それをどう考えたらよいのか。大切なのは神の預かり知らぬところで何かが起こることはないのですから、人間の思考的限界を超えた神のみ心を信頼しつつ、腑に落ちない想いもすべて神にぶつけて神との語らいの時を続けていくことです。

 では良き一週を祈ります。
 (PBA制作「世の光」2019.10.2放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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