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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■ちょっと分かりにくい用語(40)  ~贖い~  / 岩井基雄

2015年03月20日 | Weblog
2015/3/20放送


 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。 今日もちょっと分りにくいキリスト教用語を学んでみましょう。今日は「贖い」についてです。

 この贖いということばは聖書の中によく出てきます。「贖う」という動詞は「奴隷を代価を払って買い取る、解放する、本来のあり方へと戻す」という意味をもっています。

 聖書の中に次のようなことばがあります。
 「人の子が来たのも、仕えられるためではなく、かえって仕えるためであり、また、多くの人のための、贖いの代価として、自分のいのちを与えるためなのです。」 新約聖書マルコの福音書10章45節 

 この「人の子」とは救い主イエス・キリストのことです。キリストがこの地上に来られたのは私たち人間に仕えてくださり、私たちを奴隷のような状態から贖い出し、買い戻して、本来のいのちを与えるためでした。

 では私たちは何の奴隷なのでしょうか。何に支配されているのでしょうか。聖書は私たち人間のすべてが罪に支配された罪の奴隷であると語っています。聖書が語る罪とは、内面的な罪、妬みや憎しみ、自己中心的な考えなどの内面的なことを言っています。確かに私たちは誰にも教えられないのに嘘をつき人を憎み、自己中心的なわがままさを露呈してしまいますね。コップの底に溜まっている泥が掻き混ぜられることによって浮き上がっていくように、平穏な時には鳴りを潜めている心の醜さも外からの小さな刺激によってさえ簡単に表面に出てきてしまいますね。私たちは自分の力ではこの罪や自己中心的なあり方から自由になることはできません。

 それゆえに、罪深い私たちが受けるべき罪のさばきをイエス・キリストが私たちに代わって受け、代価を払い、罪から解放して自由にしてくださるのです。それが贖いです。そしてその代価はキリストのいのちでした。イエス・キリストが十字架にかかって命を投げ出してくださったから、キリストを信じる者は本当の自由と永遠のいのちを受け取ることができるのです。

 この贖いはあなたのためにも用意されています。あなたもイエス・キリストの命がけの愛を受け取って、本当の自由、本来のあなたのあり方を回復していきませんか? イエス・キリストはあなたを限りない愛で愛してくださっているのです。

(PBA制作「世の光」2015.3.20放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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