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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■砂漠を主の園のようにする / 福井 誠

2017年03月23日 | Weblog
2017/3/23放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「砂漠を主の園のようにする」です。それではイザヤ章51章3節から読んでみましょう。
 「まことに主はシオンを慰め、そのすべての廃墟を慰めて、その荒野をエデンのようにし、その砂漠を主の園のようにする。そこには楽しみと喜び、感謝と歌声とがある。」」

 イザヤは言いますねえ、「まことに主はシオンを慰め、そのすべての廃墟を慰めて、その荒野をエデンのようにし、その砂漠を主の園のようにする。

 この預言に飢え渇きをもって耳を傾けたのはちょっと後の時代の人、イスラエルの国の滅びを経験した後で囚われの身から解放されて廃墟となったイスラエルに戻ってきた人たちです。彼らが目の当たりにしたのは戦火の深い傷跡を残した廃墟のエルサレム。どこからどうやって再建してよいものか、当方に暮れるような場所でした。けれども彼らはそこでこのイザヤのことばに支えられて再建を成し遂げていく訳です。

 イザヤは、イスラエルの父と言われたアブラハムに神が何をしてくださったか覚えよ、と言っていますねえ。アブラハムは年を重ねた跡継ぎもない老人でした。しかし、75歳になった時に神は、自分に従うなら空の星のように多くの子孫を与えよう、と約束されました。アブラハムは老いた自分の身体で何を期待できようかと考えたと思います。けれども神は約束通り、アブラムに子ども授け、その子孫を増やし、今日のイスラエルの国をお作りになりました。神は無から有を生み出すお方です。実に神に不可能はありません。廃墟と化したシオン、エルサレムを建て直そうと捕囚の地から帰ってきたイスラエルの人たちもこのイザヤのことばに支えられながらその苦労を乗り越えたことは間違いありません。
 考えてみるとアブラハムが主の約束を確かに受けて平安の内に満ち足りた生涯を終えたのは175歳。ある意味で100年かけて彼は祝福に満たされていくのです。廃墟を建て直したイスラエル人も実は長い年月と苦闘の日々を乗り越えています。あなたの荒野も砂漠もエデンとなり主の園となる。あなたの労苦は決して無駄にはならない。そのように信じて時間がかかっても、すべき事を積み重ねて参りたいものですね。

(PBA制作「世の光」2017.3.23放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

 
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