2023/5/29放送
「世の光」の時間です。 いかがお過ごしでしょうか、鳩ヶ谷福音自由教会牧師の大嶋重徳です。少し間があきましたが、引き続きルカ福音書を順番に読んでいこうと思います。
今週は6章です。ここで、イエス・キリストがご自分の弟子を12人選ばれたところが出てきます。イエス様はご自分の弟子を選ぶために山に行き、神様に祈りながら夜を明かされました。
ラジオをお聴きの皆さんは徹夜でお祈りしたということがあるでしょうか。かつて私は教会で、友達と大晦日の夜11時ごろから徹夜祈祷会というものをしました。教会で祈られている祈祷課題を順番にお祈りしたことがあります。そこで経験したことは、祈り続けることは決して簡単なことではなく相当な体力がいるということでした。
ここまでルカ福音書では、イエス様に対するパリサイ派の人や律法学者たちのむき出しの悪意や殺意まで抱く感情との対決がありました。そこでイエス様が選ばれたのは、彼らとの全面対決ではなく、イエス様がなさったのは祈りに行くということでした。私たちは時折、喧嘩早くなることがあります。かっとなります。そして一歩も引いてはならないと思い、怒鳴り散らすことも起こり得ます。
しかしこの朝、イエス様のこの選択を覚えておきたいと思います。よく祈ってから自分はことばを発しているのか? イエス様は大切な時、いつも祈りに向かうということをなさいました。夜を明かすということばは、「リアニュクテリュオウ」ということばが使用されています。医療で用いることばです。特に夜通し看病するという場合に用いることばです。親が、子どもが病気の時に明け方まで付き合う。高熱が出たならばなんとかして熱が引くように、どれだけ自分の体力が奪われることがあったとしても夜を徹して寄り添うわけです。そのようにしてイエス様の夜通しの熱心な祈りの結果生まれたのが12人の弟子たちでした。
今週はこの12人の弟子たちの選びについてご一緒に聖書に聴いていきたいと思います。何のために弟子たちが選ばれたのか。そしてイエス様はあなたの人生を神の計画のために選び出したいと願っておられ、あなたのためにも今も夜を徹して祈ってくださるお方です。このイエス様の選びを、今日自分にも向けられていると思いながら今日の一日をお過ごしいただきたいと思います。
( PBA制作「世の光」 2023.5.29放送でのお話しより )
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