♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■私だけではなく / 山本陽一郎

2024年06月28日 | Weblog

2024/03/15放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 山本陽一郎です。

 まだ高校生だった頃、私は同世代のクリスチャンが集まる集会に誘われました。実は当時の私は学校に通えなくなり、病気になり、何をやってもうまくいかない状態でした。
 そんな私の目に、幸せそうなクリスチャンの高校生たちがニコニコしながら過ごしている姿はおもしろくなく、場違いもいいところだと苛立っていた私は、みんなの前で言いました。
 「僕はみんなと違って神なんか信じない。もし神がいるならどうして自分はこんなに苦しいままなのか。なぜ助けてくれないのか。答えてほしい」と。内心、どうだ、何も言えないだろう、と思ったのです。

 ところがその集まりに来ていた先生が言いました。「山本くん。君は本気で神様を求めているね。たぶん将来、君は牧師になるんじゃないかと僕は思うよ」。
 まさかそんなわけはないだろう、と思いました。でも10年後、本当にそのとおりになってしまったのです。

 また、同じ集会で友だちになってくれた人は、こんな私のために祈ってくれました。神様は本当にいて、神様が僕を愛してくださっていることが分かるように、と毎日祈ってくれていました。

 まことの神様は、クリスチャンだけを、神様を信じている人だけを見ているお方ではありません。

 たとえば、イエス・キリストが弟子のペテロの家に行った時のことです。同居していた義理のお母さんがひどい熱を出して苦しんでいました。その時、イエス様はペテロばかり見ていたのではなく、イエス様は姑のもとへすぐに近づいてくださり、彼女を癒やしてくださったのでした。

 クリスチャンでない方には、イエス様があなたのことも愛し見ておられることを知っていただきたいと思います。
 またクリスチャンの方には、イエス様があなただけでなく、あなたの家族や友人、大切な人たちのもとにも近づいてくださるお方であることを覚えていただきたいのです。信仰の世界を「私だけのこと」にしてはいないでしょうか?
 
 かつての私のような無礼な者にもイエス様はご自身の愛を示してくださり、人生を変えてくださいました。イエス様の素晴らしさを知る人があなたの周りに広がっていくようにと心からお祈りをしています。


 ( PBA制作「世の光」 2024.3.15放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 

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