世の光の時間です。 お元気ですか? 岩井基雄です。
さっそく聖書をお読みしましょう。 今日は詩篇第16篇8節です。
「私はいつも、私の前に主を置いた。主が私の右におられるので、私はゆるぐことがない。」
この詩篇の作者はイスラエルの王ダビデです。 どんな権威や力を持つ王も不安や恐れを持ちます。 しかしダビデはどんな中にあっても揺るがされない秘訣を知っていました。 それはいつも自分の前に神様を置くということでした。
こういうと何か神をかたどる像のようなものがあってそれを自分の前に置いているかのようですが、決してそうではありません。 聖書が語る神様は、目には見えませんが、すべてのことに主権を持っていらっしゃいます。 この神様に心から信頼し、祈りつつ歩むこと、それを彼は揺るがされない秘訣としていたのです。
もう一度読んでみましょう。
「私はいつも、私の前に主を置いた。主が私の右におられるので、私はゆるぐことがない。」
ここで彼は、自分の前に置いた主が自分の右におられる、と告白します。 神様が動いたというようなことではありません。 「右」とは主権や権威また力を表す表現です。 神さ様が私の右にいてくださる。 私の主権は神様にあり、神様にこそ私の力がある、と告白しているのです。
すべてのことに主権を持っていらっしゃる神様をダビデは親しく「あなた」と呼び、こう詩篇を続けています。
「あなたの御前には喜びが満ち、あなたの右には、楽しみがとこしえにあります。」(詩篇 16篇11節)と。
神様を前にして歩む人生は揺るがされない人生であると同時に、喜びと楽しみが永遠にある人生です。 あらゆるものを所有する王様に憧れる方も少なくないでしょう。
しかしこのダビデ王の永遠の喜び・楽しみは神様の御前に出ることでした。 そして神様に心から信頼して歩みを続けることでした。
聖書が語る神様はどこにでも、どんな時にもあなたと共にいてくださいます。 あなたもダビデと一緒にこの神様に心から祈ってみませんか?
「私はいつも、私の前に主を置いた。主が私の右におられるので、私はゆるぐことがない。」
ではまた聴いてください。
(PBA制作「世の光」2009.3.20放送でのお話しより)
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