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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■宇宙の始まり~あなたよ、あれ。と願う神 / 井本祐介

2024年12月02日 | Weblog

2024/08/26放送

 「世の光」の時間です。東京都羽村市にある、おざく台キリスト教会の牧師、井本祐介です。平日は中学と高校で理科の教師もしています。 
 最初に聖書のことばを読みます。 創世記1章3節

   「神は仰せられた。『光、あれ。』 すると光があった。」

 みなさんは「ビッグバン」ということばを聞いたことがありますか? この世界・宇宙は何もないような小さな点からエネルギーや光が急速に広がって始まった。そう主張したのは天文学者でありカトリック教会の司祭でもあったジョルジュ・ルメートルでした。

 無限の宇宙が無のような状態から広がり始まった。・・・人々はその説に驚き、あの天才アインシュタインですら最初は信じられなかったそうです。「ルメートルは司祭だからキリスト教の話を科学に持ち込んだんだ」 そう誤解もされました。

 けれどルメートルの説は正しかったのです。宇宙は「光よ、あれ」という聖書のことばのように、何もない状態から拡がって生まれたのです。
 そしてこのことばは宇宙の始まりの出来事を美しく表すだけではなく、その出来事の意味をも私たちに教えてくれます。
 
 聖書には、「ただ偶然に光が生まれた」とは記されていないんです。光は、この世界は、「光よ、あれ」と願われて生まれた、そう記されています。
 私たちは偶然、結果的に、意味もなく今ここにいるのではないのです。聖書は「光よ、あれ」「世界よ、あれ」「あなたよ、あれ」 そう願われて今の私たちがあるのだ。そう教えてくれます。私たちは生きていることを、存在することを、今ここにあることを、神に心から願われたのです。

 「あなたなど居ても居なくてもどちらでもいい。役に立てば居てもいい。迷惑をかけるなら要らない。」 そんな悲しいことばや考え、態度がこの世界には溢れています。

 けれどそうではないのです。この世界は、私たちは、今この瞬間も神に願われ、存在を心から喜ばれて、今ここにいるのです。今日も、「『光よ、あれ』『あなたよ、あれ』そう心から願っている神様がいるんだ。」 そんな安心感に支えられて一日を過ごすことができますように。


 ( PBA制作「世の光」 2024.8.26放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 

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