2022/2/22放送
「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか。関根弘興です。
もうしばらく前ですけれども、長い間弁護士をされている方がクリスチャンになりました。この方の奥さんは以前から教会に通われていました。あるとき、この奥さんが私に「関根先生、主人のところに来て聖書の話をしてくれませんか? 私が教会に誘っても来てくれないので、先生の方から来てください。」そのようなお話しでした。
早速、聖書を持って出かけていきました。でも、私が話そうとしても一向に耳を傾けてくださいませんでした。何度かお宅にお邪魔したのですが、一向に話を聞いてくれないので、数年もの間、伺うことをやめてしまいました。
しばらく経った日曜日の朝のことでした。礼拝が始まる前、奥さんが息を切らして「先生、大変です。うちの主人が!」とこう言うのです。「どうしたんですか?」と尋ねると「実は今朝、私が玄関で靴を履いていると、主人がこう言うんです。『関根君はまた来てくれるかなあ?』 先生、来てくれますか?」「もちろん、伺いますよ」ということで、早速その日の午後に伺い、聖書からお話しをすることになったんです。
でも、以前とは打って変わって聖書の一つ一つの話しを頷きながら聞いてくださいました。
私はこの方にこう尋ねたんです。「私たちは神様の前でみんな罪人です。だから誰もが弁護士が必要なんです。どうですか? あなたを弁護してくださる方が必要でありませんか?」 すると、この方は「必要だ」と答えてくれました。
私はすぐに聖書のこのことばをお伝えしたのです。
新約聖書ヨハネの手紙第一2章1節
「私の子どもたち。私がこれらのことを書き送るのは、あなたがたが罪を犯さないようになるためです。もしだれかが罪を犯すことがあれば、私たちには、御父の前で弁護する方がいます。義なるイエス・キリストです。」
「イエス様こそ私たちを弁護してくださるお方で、この方が弁護してくださるから、私たちは安心してこの方に委ねて生きていくことができるんですよ。」とお伝えしました。 この日、この方はイエス様を救い主として心に迎い入れ、その後洗礼を受けられ、半年後、天に召されました。この方にとって、人を弁護することはできても、神の前で自分を弁護してくれる存在が必要だと感じていたのですね。
イエス様こそ、あなたを弁護してくださるお方です。だから、この方を信頼し、委ねて生きていくことができるのです。
( PBA制作「世の光」 2022.2.22放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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