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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■御国は来ている /福井 誠

2011年05月26日 | Weblog
2011/5/26放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうかです。今日のバイブル・メッセージは「御国は来ている」です。それではマタイの福音書6章10節から読んでみましょう。

 「御国が来ますように。

 前回も少しお話ししましたが、ナチス・ヒトラーの恐怖政治の時代にティーリケという神学者がいました。彼は、御国というのはヒトラーの恐怖政治の最中に実現するのだ、というようなことを語っています。ティーリケは戦前を思い浮かべならば、その時代は確かに平和だった。そして平和だった時代に「御国を来たらせたまえ」と祈り、確かに神の御国が近づいていると確信することは容易だったに違いない。けれども主の御国は不正と残忍が激しく蔓延し、絶望ということばのみがふさわしいこの時代においても実感されることなのだ、とはっきり語っています。

 確かにイエスもローマ帝国の圧制の中にあるユダヤ人に対して、「いいですか。神の国は、あなたがたのただ中にあるのです。」(ルカ 17章21節)と言われました。

 時代こそは違いますが、緊張の連続、心を裂くような問題に直面するということがあります。私たちも失意の中に放置されっ放しということはあるでしょう。けれどもイエスはそのような私たちに向かって、神の恵み深い支配はあなたがたのただ中にあるのです、と語るのです。

 確かにイエス様は、「あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。」(ヨハネ 16章33節)と勧め、「見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。」(マタイ 28章20節)と約束してくださっていますね。

 ですから私たちは「御国が来ますように。」(マタイ 6章10節)と祈るわけですが、それはまだ来ていないものが来るようにと言うそういう祈りではありません。イエス様が私たちを守り導くという神の支配はもう既に来ている。けれどもまだ目に見える形でそれは完成されてはいない。だからそれがいよいよ完成に近づきますようにという、そういう祈りなんですね。

 すでに神の力は現されています。ですから今日も神様があなたを苦しみの中で助け出され、支え、必要な力を与えられるというのは確かなことです。いよいよその神様のすばらしさが現されるように信じて祈って参りましょう。

  ( PBA制作「世の光」2011.5.26放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書
通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくは
PBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっ
そり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大
抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なし
でもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹
介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

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