goo blog サービス終了のお知らせ 

 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■神が民を撃たれた / 板倉邦雄

2016年06月01日 | Weblog
2016/6/1放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
 今日は「神が民を撃たれた」という題でお話ししましょう。

 私は聖書を連続でお話ししてきました。でも時々、話したくないなあという聖書の箇所に出会います。今日もそのような聖書の箇所です。でも今日の聖書の箇所も神様のことばですのでお話ししましょう。

 さて、金の子牛を造って欲しいままに振る舞った人々をモーセは目撃しました。モーセは宿営の門に立って叫びました。「すべて主なる神に付きたいと願う人は私のもとに来なさい。」 するとレビ族の人々が皆モーセの元に集まってきました。そこでモーセは彼らに命令したのです。「イスラエルの神、主はこう言われる。『あなたがたは腰に剣を付け、宿命の中を門から門へ行き巡れ。そして金の子牛を神とし、お祭りし、金の子牛礼拝で欲望のままに振る舞った兄弟友人隣人を殺害しなさい。』」 レビ族の人々はモーセのことば通り実行したので、その日、国民の内凡そ3000人が剣で倒れていったのです。

 それにしても愛の神様がこんなひどいことをモーセに命じるなんて信じられません。山の上でモーセは金の子牛を造って偶像崇拝に走った人々の罪のために執り成しの祈りをしたではありませんか。モーセの執り成しによってイスラエル国民に下すと言われた災いについて神様は思い直された、と書いてあるのに、剣で殺害せよ、と言うのでしょうか。 そんなに秋の空のように神様はお心を変えられるのでしょうか。

 でも一つだけ言えることは、キリストの神様は愛の神であると同時に、義の神であると言っておきましょう。

 さて、モーセは再び主の元へ帰って、再び執り成しの祈りを捧げました。「ああ、この国民は大きな罪を犯し、自分のために金の神々を造りました。今もしあなたが彼らの罪を赦されるならば。しかしもしかなわないならば、どうか神よ、あなたが書き記された命の文から私の名を消し去っても構いません。」 私のいのちの代りに民のいのちを救ってください、という祈りです。この祈りは十字架上のイエス・キリストの祈りでもありましたねえ。

 (PBA制作「世の光」2016.6.1放送でのお話より )

***

このサイトは URL名として
 http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

***

東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

***
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ■主の祈り - 50 / 大嶋重徳 | トップ | ■神の手 / 福井 誠 »