♪ラジオ放送・文字版「世の光」

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「世の光」を文字で 

■十戒 -自由への励まし 51 / 大嶋重徳

2018年04月12日 | Weblog
2018/3/8放送

世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 大嶋重徳です。聖書には十戒と呼ばれる神と人との間に結ばれた約束があります。十戒を始めとした聖書のことばは人間を縛りつけるものではなく自由へと導くためのことばなのです。

 十戒の第五戒には「あなたの父と母を敬え」とあります。親子関係というのは誰もが避けることのできない人間関係です。早く親を天に送った方も、生まれた時から自分の親を知らない方、会ったこともない方もおられることと思います。しかし自分とは何だろうと考える時、自分はどうしてこういう考え方をしてしまうんだろうと思う時、自然と自分を産みあるいは育てた親との関係を考えざるをえなくなるでしょう。

 さらに私たちが誰かと生きることを考え、結婚を考え、あるいは子どもが生まれて来る時に、私たちは自分自身の中に耐え難く欠落した内面や性格、また弱さに直面することがあります。そして人との関係性や距離感、自分の中に湧き起こってしまう感情やあるいは自分の愛の足りなさを思い、自分に幻滅する時にも、あの親にあのように育てられたからだ、と思いが親に及ぶことがあります。

 自分の人生で親との間に築かれてきた距離感は自分と誰かとの距離感に影響して来ることがありますし、親の存在感の薄さが自分の存在感の希薄さと関わって来ることもあります。

 その時、そこで親に対して感謝と尊敬だけでは言い表すことのできない苦々しい思いと向き合うことを第五戒は私たちに求めて来るのです。 第五戒は「父と母を敬え」というすべての人間関係の根源にある問題と向き合うことを求めているのです。

 なぜならば多くの場合、そこに自分の根源的な問題もあるからです。そこに向き合うことから私たちは逃げ出したくなりますし、また自分の人生に尻込みしてしまいそうになります。

 しかし思い出したいのは、この十戒を与えた神の愛のことです。親を愛せない私たちを愛し、親を愛せるようにとそこから前に進み、自由に伸びやかに生きていけるようにと願っておられる神様がおられます。私たちにこの問題を向き合うことを求め、寄り添ってくださっているのです。悔しさと悲しさの中にうずくまっている場所から立ち上がって赦せるほうへ、愛せるほうへと一緒に歩いてくださる神様がおられるのです。

 もしあなたが親とのことで傷ついているのであれば、そのことも神様にお伝えしてください。主がその傷のある場所に癒やしを与え、慰めを与えてくださいます。そしていつの日か、その傷をつけた親を赦せるような日を迎えられるように神様がしてくださるのです。

   ( PBA制作「世の光」2018.3.8放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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