あけましておめでとうございますと心から申しあげたいのですが、大晦日は朝からちびりちびりと酔ったような酔わないような感じで飲み続け、夜中の2時ごろからはハルの遠吠えをなだめ続けていた私の“ちょっとクラッ、けっこうもうろう”としたアタマにはめでたさがぴんとこない感じであります。
そんなワタクシではございますが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
強風がおさまった明け方5時ごろお散歩をすませ、大好きな近所の神社に初詣してごあいさつ。帰るころ東の空が明るくなってきて、そういえばこのところきれいな星空や夜明けをいつも見てるなァ、ラッキーと思ったのでした。
で、新聞1面を読んでまたクラッとしちゃったわよ、今度は怒りで。
防衛省が、日本の防衛関連企業から武器を購入した国に、資金援助をする制度の創設を検討中だと?!
日本の防衛関連企業向けの資金援助も検討しているだと?!
購入国への訓練や整備の支援も検討しているだと?!
日本政府が武器を買い取り、それを贈与する無償援助制度も検討中だと?!
安倍政権、戦争へまっしぐらじゃないか。あほじゃ。で、2面を見たら首相の年頭所感が載ってた。でまたムッカー。記事から抜粋します。
●「アベノミクス さらに進化を」 首相が年頭所感
衆院選で自民、公明両党が三分の二以上の議席を維持したことを踏まえ「信任という大きな力を得て、今年はさらに大胆にスピード感を持って改革を推し進める。日本の将来を見据えた改革断行の一年にしたい」と決意を示した。
二〇一五年を戦後七十年の節目と位置付け「私たちが目指す国の姿を世界に向けて発信し、新たな国づくりへの力強いスタートを切る一年にしたい」と表明。「日本は先の大戦の深い反省のもとに、平和国家としての道を歩み、世界の平和と繁栄に貢献してきた」とも強調した。
安倍首相の発言の真意って、
「平和国家としての道を歩んだのは間違いだった。世界の平和と繁栄に貢献するのは武器と軍隊で戦争準備をすることだ」
「わたしたちが目指す軍事国家づくりへはすでにもう力強いスタートを切っているので、今年はさらに大胆にスピードをもって改革を推し進めている」
ってことじゃんか
でもね、「本音のコラム」欄で竹田茂夫・法政大教授が書いている「権力の顔」を読んで「うん、そうだよね」と反省して気を取り直したよ。記事から抜粋します(適宜改行しています)。
国民の願望や意見は選挙で集計されて政権という鏡に映るはずだが、今回の選挙ではその姿の半ばは消し去られ、半ばは大きく歪んでいる。この歪みを熟議や市民運動が補正するのが理想だが、国民が大勢に順応し、日々の生活に埋没する中で、現政権は強権手法で歪みをさらに増幅させつつある。
国民と政権は互いに歪んだ姿を映し合う二枚の鏡なのだ。
国民の大多数には政権の素顔、危険な国家主義が隠されている。
現政権には株で小ガネを稼ぐ一方で、子孫に原発汚染を残し、沖縄を犠牲にして顧みない、われわれ日本人の顔がデフォルメされて映し出されている。
「今好きなことができてるから政治に興味なんかない」って放り出してたら、おそろしいことになるんだよ、ほんとにもう。
年の初めからこんななんて、もう、もっと根性据えて声をあげていかなきゃいかん年なのね、気をひきしめにゃいかんわと思ったのであります。
さてハルトよ、9時半ごろからまた遠吠えを続けているけど、もしかしてそれは安倍政権への抗議の声なのか。そうだと思えば気にならない……わけがないなあ。ハハハ……。
うん、今日はいい御酒を飲もうっと。「上喜元 特別純米 にごり酒」。活性発泡でシュワシュワ。
あたしゃ安心してのんびりと御酒をいただいて、ウヘウヘケケケと笑ってられて、くっだらないことをしゃべってられる平和な国のほうが好きだよう。