花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

市井からの眺め41講和記念博覧会⑦

2020年05月02日 | レモン色の町

アメリカンホールは観光館の西隣にあったというが、地図には無い。観光館と小型車両館の間にあったようだ。ちょうど税務署の前あたりか?急遽建てたのだろうか?しかも、送られてきたアメリカの社会教育状況の写真340枚が陳列できず、諏訪公園の市立図書館内に掲示されたそうだ(アメリカンホール第二会場)。

戦後、戦勝国アメリカのホームドラマが日本の家庭に入り込んできた。アイラヴ・ルーシー、パパはなんでも知っている、奥さまは魔女、ザ・ルーシーショー、パティ・デュークショー等、豊かで幸せいっぱいのファミリーとグラマラスな美人を見せつけられた。小学生のころ、テレビ番組「サンセット77」を観たあと、真剣にアメリカ留学がしたいと話したら、勉強しろ!と姉に言われた。

さて、木造亜鉛引き板葺きの建坪60坪のアメリカンホールは、斬新な近代様式、ジュラルミン張りで庇を用いず、正面一杯を硝子張りとした採光方を用いている。

中は、アメリカ文化家庭生活が実物を通じて知ることができる構想になっている。部屋には一脚のテーブル、一個の花瓶とその押花(?)、寝台の位置、スタンドの形状等すべてその所を得て気持ち良く配置されている。これらの資料によってアメリカの文化程度が窺われる。必要以上に所有欲の強い日本人からみると極めて簡素で、清新で合理化されている点に気がつくであろう。一つとして不必要なものがなく、極端に制約されているが自ら調和があって、日本人の家庭に見るが如きごたごたした風景は微塵も認められないのはいかにも羨ましい感が深い。

と、ただの展示品を見て、ここまでへりくだることはないと思う。そして、こう結んでいる。

今ここに展示されたものは一つのサンプルであるから、実際の家庭生活はこのように静的なものではなくて常に動的であるから幾分割引して見るべきであろう。と、すこし反省している・・・カナ?

 


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