花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

野良猫の話

2008年07月01日 | わたくしごと、つまり個人的なこと
6月17日火曜日 おっかぁが、排水溝の下で猫の鳴き声が聞こえるという。
見るとションベン穴から、小さな黒い猫が顔をのぞかせていた。
入り口のところに餌を置いておく。30分後、餌はなくなっていた。
夜になったのでもう一度餌を置いて帰った。
翌日、捕獲作業が始まった。穴の近くに餌の入ったボックスを置き、箱に入ると同時にふたをする作戦だ。
朝の試みは失敗に終わる。夕方、最後のチャンスだ。このままだと雨になる。
手袋をして陰に隠れる。入った。蓋をする瞬間、子猫は逃げようとした。すばやい。首が蓋に挟まってしまったが捕獲成功。おっかぁに褒められる。
家に持って帰る。うなってばかりでなつきそうもない。便が柔らかいので、病院でもらった虫下しを1週間ほど飲ませる。
食はすすんできたが、相変わらずうなってばかりいる。
10日後、うちの猫を見ると鳴くようになってきた。トムと命名。
ところが、2週間たった昨日、急に元気がなくなった。診察の結果、肺気腫みたいな病気で、肺に水がたまってレントゲンに肺が映らないそうだ。100パーセント死んでしまうということだった。おっかぁが涙ながらに話す。(鬼の眼にも涙)
人間並みの診断だと感心する。延命か安楽死かとまで言われたそうだ。
うなる元気もなくなった。呼びかけると小さな声で返事をする。
今ごろなついてどうするんだよ、と言いたくなる。
ようやく触ることが出来るようになった。頭をなでると小さな声で鳴きながら目をつむる。
命あるものは必ず死ぬ。ゲームのようにリセットは絶対出来ない。


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