花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

“トキワ荘の青春”

2016年07月08日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

トキワ荘は、東京都豊島区にあった。1952年12月に建てられ1982年11月に老朽化のため解体されている。翌年新築されたが、現在は元の敷地がビルの一部になっていて往事の面影はない。しかし、その通りは「トキワ荘通り」として今も親しまれ、商店街も賑わっている。

地元の活性化の一環として近くの花咲公園に記念碑が建てられたのは2012年4月のこと。当時の建物をかたどった石造りのモニュメントが立てられた。

現在、四年後を目指して、この公園に“記念館 トキワ荘”を復活させる計画があがっている。

1996年、市川準監督、本木雅弘主演で“トキワ荘の青春”で映画化されている。

映画をつくるにあたって、監督は尾形敏朗氏にこう話している。

「ある若者たちが、ある時代に、ある空気を共有して生きていた、ということ、そして、そこに“青春”と呼んでいい、あらゆるぬくもりや、心細さや、嫉妬なんかがちゃんと存在していた、ということ、その濃密な“時間”が描かなければ“映画 トキワ荘の青春”をつくる意味なんてないと思いました」

漫画家 寺田ヒロオ役の本木雅弘氏は監督について

「市川さんは、人の弱さ、はがゆさも愛しいものとして捉えてくれてますよね。冷めた目で人を晒すことは無く、かといって現実を美化してしまうこともない。静かにくぅーっとそのキャラクターに近づいていって、人が何かを感じているときの気持ちの波紋みたいなものをスゥーと掬いあげるというようなことを繰り返している感じ。やっぱり、基本的に人間の持つ戸惑いに対する目線が温かいと思います。市川さんは、忘れ去られていくものへの愛情というか、愛着が深いんでしょうね」



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