“思い出食堂”というコミックをご存じだろうか。なかでも魚乃目三太の描く漫画は暖かくてほのぼのとする。
“宮沢賢治の食卓”がシリーズになっていて、今回は上京した賢治がハヤシライスに舌鼓を打つ場面がある。
花巻の農学校教師だった賢治は、ある日、授業で生徒と麦こなし(麦の脱穀)に汗を流す。そして、脱穀が終ったあと近くのスイカ畑に忍び込んでスイカを盗む。ところがこれが見つかり農夫に怒鳴られ、みんなはスイカをかついで一目散に逃げた。
生徒が、この楽しかった想いを話すと、賢治は全て仕組んだことだと打ち明ける。
これじゃ、まるでトラさん。(笑)
高校時代、宮沢賢治の世界に嵌っておりました。
自ら原稿用紙二枚の「山中の停車場」なる小品を書き上げ、校内の文芸誌に投稿したところ、クラブ担当の教師や部員からの評判が良かったとの話を聞きました。もう60年近く前の思い出。
思い出だけが人生。実感です。
是非読ませていただきたい
宮沢賢治は わたくしも好きで
雨ニモ負ケズ は覚えるほど読んでおりました
優しさあふれる方でした・・・