花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

駅前商店街1番街

2018年08月25日 | レモン色の町

最近、四日市駅前のメインストリート1番街の道は線路道でした。という言葉に「へーッ」という答えが返ってくるようになりました。

大正11年頃には、八王子方面へ行く三重軌道と、湯の山温泉へ向かう四日市鉄道が並行してJR四日市駅からまっすぐ諏訪駅へ入っていました。その後近鉄線が買収、国鉄四日市へ入った近鉄線は諏訪駅を通り名古屋へと向かっていました。諏訪駅は三重軌道と四日市鉄道の始発駅となったのです。

ところが、近鉄線の短絡化で海山道あたりから国鉄四日市駅に寄らず、まっすぐ名古屋方面へ向かうことになったのです。線路は取り除かれ、諏訪駅は取り壊されました。昭和31年9月の事でした。

 

往年の諏訪駅と昭和30年6月の駅前風景です。

 

こうして左端の点線部分を近鉄線が通ることになり、駅前は一気に商店街化されました。

昭和32年4月、近鉄四日市駅が完成しました。舗装されていない ぬかるみの道を多くの人が押しかけました。

近鉄四日市駅が出来た昭和32年は、美空ひばりの塩酸事件や売春防止法が実施された年、戦後の復興に勢いがつき始めた頃です。

コメント (2)
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