小津安二郎再発見も「麦秋」のあと、3月23日上映の「晩春」で最後を迎えます。
「晩春」は小津監督が原節子をはじめて起用した作品で、小津作品といえばまず原節子が浮かぶほど、いちやくヒロインに仕立てた映画でした。
その後、二人の関係がひそかに噂されるほど、監督の入れ込みようは強かったと思われます。「晩春」では花嫁姿に、「麦秋」では結婚を決意させる娘に、「東京物語」では夫に死に別れた妻に、そして7年後の「秋日和」では娘(司葉子)に結婚を勧める後妻の役を与えました。
ウブで不器用だったのでしょうか、結果、小津安二郎は独身を通したのです。
「晩春」のポスターをつくりました。第1回目の「秋刀魚の味」から思い起こしますと、今回のが最高の出来だったと自画自賛いたしております。
「晩春」は小津監督が原節子をはじめて起用した作品で、小津作品といえばまず原節子が浮かぶほど、いちやくヒロインに仕立てた映画でした。
その後、二人の関係がひそかに噂されるほど、監督の入れ込みようは強かったと思われます。「晩春」では花嫁姿に、「麦秋」では結婚を決意させる娘に、「東京物語」では夫に死に別れた妻に、そして7年後の「秋日和」では娘(司葉子)に結婚を勧める後妻の役を与えました。
ウブで不器用だったのでしょうか、結果、小津安二郎は独身を通したのです。
「晩春」のポスターをつくりました。第1回目の「秋刀魚の味」から思い起こしますと、今回のが最高の出来だったと自画自賛いたしております。