花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

長浜の夜 黒壁探訪

2012年02月07日 | わたくしごと、つまり個人的なこと
今から20年も以前のことですが、印象深く残っていることがあります。
ちょうど今頃の季節だったと思います。
「長浜にすごいものが出来たので、いちど見に行かないか」と北川氏から声がかかりました。本町の樋口氏がパン屋さんなので、その関係から紹介があり福村氏と四人で出かけました。
     
黒壁スクエアが長浜に出来たのが平成元年の頃。株式会社 黒壁の創立者の一人である笹原四郎氏は、兄がパン屋さんだったのでその関係から紹介を受けたのでした。(多分そのようだったと思います)
「旧黒壁銀行を改装してガラス館にしよう」という社長の案で、女性スタッフを伴ってヨーロッパへ買い付けに出かけ、しゃれたガラス棟に作り上げたということでした。
その後のことです。“㈱ 黒壁”設立の基となった勉強会が長浜で続けられていることを聞き、その講義が今晩あることを知り四人は早速出かけました。
商店街にある旧宅で、講義は始まっていました。
講師である僧侶が話す内容は「人には視覚・味覚・触覚などがあるが聴覚が脳の大きな部分を占めている。聞くということは大切なことですよ」というものでした。
そのときはさほど重要とも思わずに、雪道を車で急ぎ帰ってきたのでした。
今、“聞く”ということは“人の話をよく聞け”ということだったのだと思い起こしています。
人の意見をよく聞いて、自分なりに理解し、判断して行動せよ。
軒先に残る雪を踏んで訪れた旧宅。薄暗い部屋で慎ましやかに行なわれていた講義の様子を、印象深く思い出しています。
コメント
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