花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

旧軽井沢探訪

2010年06月19日 | わたくしごと、つまり個人的なこと
実は 視察とは真っ赤な嘘で 観光のため前日の16日に到着していた。
          
新幹線で軽井沢北口に降りて驚いた。想像以上に閑散としている。
          
ここから北へ1キロほどのところに旧軽井沢銀座通りがある。昔はここが駅であり軽井沢の中心だった。今でも土産物屋や飲食店で賑わっているが、駅が現在の場所に移ったことと、南にアウトレットモールができたことで「マ、若い人はみんな向こう側に 行っちゃうわな」ということだった。
          
通り沿いの若向きのお店もいまひとつパッとしない。
ここで、人のいいおじさん二人に出会った。(ワタシモオジサンデスガ)
一人はバスの運転手さん。駅前でバスを待っていたら「このバスでいいよ」と気軽に声をかける。(以下 出発前の会話 念のため)
「どうせ お客さんはあんたら二人だけだから」
「まさかぁ 賭けますか? でも これじゃ採算が取れないですネ」
「この路線は観光専用で 生活路線じゃないから補助金が出ないんだよ 途中に病院でもあれば話は別だけどサ」
そこへ若い女性一人乗り込んできた。「オッ 商売繁盛やないですか」
          
「あんたらどこから来た」
「三重県」
「紀州へ行ったことあるが 遠いね」
「四日市からでも遠い」
「四日市は行ったことがないねェ 観光地じゃないから 紀州に何とかってぇ寺があるじゃ それ 観音巡り三十三番札所の」
「那智の青岸渡寺」
「そうそう あそこの滝もそうだけど ほとんどの滝は 上に池があるじゃ その水が落ちて滝になっている」
「滝のうえで洗濯していても分からない」
          
「この先の白糸の滝は 伏流水で山の湧き水なんだ 山の水が何年もかかって滲み出てくる 緑もきれいだよ ここいらは広葉樹だから格別の色をしている」
「東海地方では 杉等の針葉樹が多い」
「あれは金になる」
山の広葉樹は、冬に葉が落ち 腐葉土を作り そこに生息する虫などで自然体系を作ってきた 人が山に踏み入り 金儲けの為に杉を植え 自然の摂理を壊してきたのだ。
「滝はバス停から遠いんですか?」
          
「歩いて3分 渓流沿いに行けばすぐじゃん」
なんとも気のいい運転手さんでありました。
そして翌日 もう一人 気のいいおじさんに出会いました。