文庫本で出た 植木等伝「わかっちゃいるけど、やめられない!」戸井十月著 読んだことがあると思いつつ最後まで見ましたが、2008年7月6日のブログに書いておりました。やっぱり図書館で借りておりました。
植木等の人柄で、後輩を見る目に、こんなことが書いてありました。
植木等は、自分の息子よりも若い映画監督、石井聰互の「逆噴射家族」に出演する。あらゆる娯楽メディアを席捲し、1世も2世も風靡した大スターでありながら、植木には驕りも慢心もなかった。
「現場で監督とカメラマンが話し合っているわけ。監督が“植木さんが、ここからここまでこう動くから、それを、ここからこう撮って欲しい”てなことを言うと、カメラマンが、“どうしてそういう撮り方をするの?”と訊き返した。すると石井監督が、“そう撮ったらどういう画になるか、観てみたいんだよ”って答えたの。理由の説明になっていない。要するに、自分がその画を見たいんだというわけ。そういうやり取りを聞いててね、“あ、若くて素直でいいな”って思ったの。“この人たちは、今、こうやって、試行錯誤を繰り返しながら成長していくんだな”って思うわけ。だって、僕だってそうやって何とかやってきたわけでしょ。最初なんてひどいもん。それを、何とかやってきた。失敗したり恥かいたりしてね。だから、そういう気持ちを忘れたくないし、威張ったりもしたくないの」
商店街の若手は、どんどん育てていかなければならない。
植木さんに教えられた次第で、ございます。
植木等の人柄で、後輩を見る目に、こんなことが書いてありました。
植木等は、自分の息子よりも若い映画監督、石井聰互の「逆噴射家族」に出演する。あらゆる娯楽メディアを席捲し、1世も2世も風靡した大スターでありながら、植木には驕りも慢心もなかった。
「現場で監督とカメラマンが話し合っているわけ。監督が“植木さんが、ここからここまでこう動くから、それを、ここからこう撮って欲しい”てなことを言うと、カメラマンが、“どうしてそういう撮り方をするの?”と訊き返した。すると石井監督が、“そう撮ったらどういう画になるか、観てみたいんだよ”って答えたの。理由の説明になっていない。要するに、自分がその画を見たいんだというわけ。そういうやり取りを聞いててね、“あ、若くて素直でいいな”って思ったの。“この人たちは、今、こうやって、試行錯誤を繰り返しながら成長していくんだな”って思うわけ。だって、僕だってそうやって何とかやってきたわけでしょ。最初なんてひどいもん。それを、何とかやってきた。失敗したり恥かいたりしてね。だから、そういう気持ちを忘れたくないし、威張ったりもしたくないの」
商店街の若手は、どんどん育てていかなければならない。
植木さんに教えられた次第で、ございます。