新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

浄土への道

2008年07月10日 08時09分55秒 | 写真俳句・エッセー

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浄土への道の続けり夏夕陽

 ある宗教学者の話によれば、夕陽は日本人にとって、格別の光景なのだそうだ。 

 落日の彼方に浄土ありという思想が、1000年も続いているという説だった。

 宗教的な意味合いはともかく、私にとっても、落日にはとても惹かれる。

 惹かれるという言葉以上に、身の震えるような、心が灼かれるような光景だ。

 それでいて、深とした気持ちになれる。

 特に、夏の夕陽に対しては、その思いが強い。

 日中の暑さから開放されるという喜びや期待の思いとも違う。 

 もっと荘厳な世界を感じるのだ。

   浄土への道の続けり夏夕陽    鵯 一平

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コメント (17)
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