浄土への道の続けり夏夕陽
ある宗教学者の話によれば、夕陽は日本人にとって、格別の光景なのだそうだ。
落日の彼方に浄土ありという思想が、1000年も続いているという説だった。
宗教的な意味合いはともかく、私にとっても、落日にはとても惹かれる。
惹かれるという言葉以上に、身の震えるような、心が灼かれるような光景だ。
それでいて、深とした気持ちになれる。
特に、夏の夕陽に対しては、その思いが強い。
日中の暑さから開放されるという喜びや期待の思いとも違う。
もっと荘厳な世界を感じるのだ。
浄土への道の続けり夏夕陽 鵯 一平
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