新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

万緑や

2008年07月13日 07時36分03秒 | 写真俳句・エッセー
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万緑や些事に惑ひし吾のあり

 生来、私は気が小さい。ちっぽけなことに、心が振り回されたりする。

 大きく構えて割り切ってしまうことができない。

 誰かに言わずもがなのことを言ってしまったりすると、あとで気になって仕方がなくなる。

「言わなければ良かったのになア」とか、「今、どんな風に思っているかなァ」などと、ひどく落ち込んだりするのだ。

 あとで落ち込むほどなら、もともと言わなければいいのに、抑えきれずに言ってしまう。これも気が小さいことと関係があることかもしれない。

 昨日もそうだ。

 私たち夫婦は、週に一度、息子の家に行っている。一人で子育てをしている息子を手助けしたいし、孫の顔も見たいからだ。

 適当に遊ばせていればいいものを、多少なりとも躾を考えてしまう。

 少し注意をした。しかしそれが発端で、孫に大泣きをされてしまった。

 孫はすぐに気分を直してくれたのだが、私は自分を責めた。

「泣き出すほどの叱り方をしなければよかった!」

 家に帰ってからも、孫の泣き顔が瞼にちらついた。

 子供たちを叱ったとき、これほどあとまで気分を引きずることはなかった。孫は特別らしい。

 折からの高温多湿。夕べは寝付きの悪い夜となってしまった。

 私の日常は万事そんな調子。すべてが繁って活動的になっているこの季節ですら、些事にも反応してしまう因果な性分が、つくずくイヤになってしまう。

 この性分が、万病の元かもしれない。

   万緑や些事に惑ひし吾のあり   鵯 一平

 こんなのは俳句であるはずもない。単なるボヤキ五七五。

   「 万緑」  とは「ばんりょく」と読み、夏の季語。

 見渡す限りのすべてが緑。真夏の木々が重なり合って茂っている盛んな様を言う。

 これから嫁さんの墓参り。

 こちらのお盆は7月。しかし、わが家は息子の勤め上の事情で、月遅れの8月としている。

 とは言え、やはり7月のお盆にも、お参りすることとしている。

 お参りが多くて悪いことはない。

 ボヤキ五七五にお付き合いいただきありがとうございました。

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コメント (12)
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