新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

弱気の虫

2008年07月05日 07時18分04秒 | 身辺雑記

Simg_3986t

 先日のこと。

 依頼したいことがあったので、Iさんと会った。

 Iさんは私の顔を見るなり、

「いやあ、別に隠そうとしていたわけではなかったのですが……」と、切り出した。

 驚いたのは私だ。

「えっ?」 Iさんがなにを言おうとしているのか、はじめのうちは見当がつかなかった。

「あなたも同じころに入院していたんですねえ」 と、Iさんは言った。

 いろいろ話をしていくうちに、状況がわかりはじめた。

 私がIさんと会いたかったのは、あることを依頼するためであった。

 ところがIさんは、病気を隠していたので、私に咎められるのかと勘違いしたのだ。

 今年の正月、私は手術のために入院していた。

 そのころIさんも、ある手術のため、同じ病院に入院していたのだそうだ。

 Iさんは、みんなに気を使わせてはいけないと思い、入院を秘密にしていた。

 私も同じように、宣伝せず、ひっそりと入院していた。

 よくも会わなかったものだと大笑いとなった。

 あることを依頼したあと、二人で昼食を摂った。

 コーヒーを呑みながら話をしていて、気づいたことがあった。

 二人の病気は同じようなものだった。

 病気以来、私は死を身近なものとして感じていた。男性の平均寿命まであと数年。自動車の運転免許証の返上についても、具体的なものとして考えていた。

 それに引きかえ、Iさんは意気軒昂だった。私と違って、彼の頭の中に、死の影はまったくなかった。

 Iさんは私より7~8歳は若い。やはりここにきて、年齢の違いはとてつもなく大きいようだ。

 大汐会では、あと「20年の元気」を約束させられていた。頑張りたいと思っている。

 しかし弱気の虫が一度頭をもたげると、幾日間か私をいじめ抜かれる。昨日今日は、そんな日らしい。

 これから、恒例の外出。今日は暑そうだ。

 写真はオカトラノオ。

 今日の記事とは無関係である。

 応援クリックをお願いします。

  ↓  ↓

にほんブログ村 シニア日記ブログへ                                           


             

             

コメント (20)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする