新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

洞爺湖サミットに期待

2008年07月08日 07時47分04秒 | コラム・エッセー

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 北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議Gエイト)が昨7月7日開幕した。

 冒頭、アフリカ7カ国の首脳を招いての拡大会合で、食糧問題を中心に意見交換をした。

 アフリカ7カ国(アルジェリア、エチオピア、ガーナ、ナイジェリア、セネガル、南アフリカ、タンザニア)から、原油・食糧の価格高騰に対し、強い懸念が示されたとのこと。当然のことだろう。

 アフリカ問題は難しい。もともと貧困が解消されていない。

 地球温暖化等の影響により、農作物の壊滅的な不作となった。

 そこへ、投機マネーによる原油・食糧の高騰が襲いかかったのだ。各国が支援額を考えていても、食糧高騰によって支援額も目減りしているのが実態だ。

 地球温暖化対策については、今サミットの主要テーマの一つ。一筋縄ではいかない。いまのところ、利害や主張が大きく隔たっている。

 一方、原油・食糧の価格高騰は、投機資金が入り込んでいることが指摘されているが、各国共に困惑しているだけで、対処方針を出せずにいる。

 Gエイト各国は、市場経済の国だ。価格は市場に委ねている。強制的な規制には、もともと踏み込みにくい背景がある。

 こうなると、自由は始末に負えない。

 儲かりそうなところへ資金が流れ込む。それが自由競争だ。モラルの声は届かない。

 このテーマは自由主義経済の真価を問うている。市場による競争こそが神の手としてきただけに、果たして解決策があるのだろうか。

 儲かりそうなところを狙って入り込む投機マネーは、モラルや牽制などで行動を自己規制するほどヤワではあるまい。

 アメリカとイギリスがどのように考えるか。

 CO2削減問題、北朝鮮問題など、重要課題が目白押し。議長国日本の福田首相の肩にかかった責任は重い。

 成功を強く期待してはいるが、果たしてどのような結果となるだろうか。

 写真は、2004年7月の秋元湖。

 朝焼けを願って待ちかまえていたのだが、思うようには焼けてくれなかった。

 人智の及ぶところではなかった。

 地球温暖化問題についても、投機マネー問題についても、まだまだ人智の及ぶ範囲内。

 稔りある論議を期待して止まない。

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コメント (14)
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