温かい一日だった。用事で外出したついでに、市の温室へ寄ってみた。珍しい花はなかったが、幾枚か撮った。
公園には老人ホームの一団がいた。
幾人かの介護する人たちが、老人たちの車いす押して、それぞれの老人に大きな声で話しかけていた。
社会保障や老人医療などの福祉財源が、年を追う毎に削減されている。国の財政再建のためには避けて通れないらしい。(政治家の受け売りなので、真実は知らない)
格差が広がっているとか、老人切り捨てとか、国際社会から孤立するのではないかとか、様々な懸念も言われている。
しかし、まだまだ日本はいい国だ。不具合が見え始めてはいるが、余所の国に比べれば、多くの点で恵まれている。
このままでいいとは言えないが、どうにもならない国だとも思っていない。
しかし放置したら、とんでもない國になってしまう危険性も感じられる。。安閑としてはいられない。
昨日の夕方、民主党の小沢代表が、辞意撤回の記者会見をした。
今までの小沢一郎とは思えないほど、言葉を選びながら、丁寧に質問に答えていた。自分の立場を知ってのことなのか、それとも本質的に彼が変わったのかはうかがい知れないが、日頃の傲岸不遜な雰囲気はなかった。
二大政党制がどれほど優れている政治体制かは知らないが、今、民主党が崩壊しては困る。国会が動かなければ、國は動かない。
政策論議を活発に行い、日本の國を前へ前へと進めて貰いたい。
民主党の政権担当能力に不安はあるにしても、責任野党としての民主党の存在は、当分の間必要だと思う。
憲法九条を掲げていれば他の國は攻撃してこない、と信じている党では危なっかしい。
厚労省、防衛省、農水省などすべての役所は、国会が厳しく監視しなければ堕落する。性善説などではありえない。健全な政治体制による監視が必要なのだ。
密室で大連合談義をしていた福田首相と小沢代表。それぞれに政治的思惑はあったのだろう。高邁な政治信条があったとは思えない。
天下国家の現実を見つめ未来を展望していたとも思えない。
頓挫してよかったのかもしれない。
それにしても、論理のチグハぐな田舎芝居であった。
民主党の健全な成長を期待したい。