新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

ふたたびの青春

2007年11月04日 07時30分50秒 | 日記・エッセイ・コラム

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竹の春  2002年10月 茨城県花園渓谷

 私の郷里は、茨城県の北部。福島県と隣接している。

 数年前、実家を守ってくれている弟と一緒に、花園渓谷へ撮影に行った。

 今日の写真は、その時の2枚。

 あまり紅葉してはいないが、陽に映えて賑やかな木があった。「雑木紅葉(ぞうきもみじ)」と名付けては申し訳ないように思ったが、木の名前を知らなかったので、俳句の季語から借りて使わせてもらった。

 俳句で使う本来は、名も知れぬ多くの木々が、一山で色づいている様子を詠うのだろう。
 こんな使い方をしてはいけないような、しかし一方では、「そのように感じたのだから仕方がないではないか」、という気分でもある。

 川べりに竹林があった。
 西日を受けて、まぶしかった。

 竹は4~5月にかけて、栄養分を筍を育てるために使うので、勢いが衰えるのだそうだ。
 しかし、やがて秋になると勢いを取り戻し、あたかも春の緑を思わせる様相を見せる。

 歳時記では、秋の季語として、「竹の春」とある。

 子育てに専心していた女性が、やがて緑輝く年齢を迎えているようで、喝采したい気分。

 子育てで大変だったあなた、家庭内の問題を自分一人で処理していたあなた、老いを感じて淋しくなっているあなた、これからがふたたびの青春ですね!

 「竹の春」に女性の姿を感じ、とても好きな季語の一つだ。

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コメント (12)
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