私は整理が大の苦手。困っている一つが本の整理です。
頭の中に効率よく収められないクセに、次々と読みまくります。結果として、部屋中に本が積まれて行くことになります。
典型的な乱読と積読です。
格納スペースがないので、業者に引き取ってもらいます。ひところは、「コミックならいいのですがねえ」、などと言われました。
幸いこのごろは、宅急便を使ってブック・オフが出来るので、少しは楽になった感じです。
しかし、現実はその段階までに行けず、部屋中に幾つかの本の山ができます。
私の乱読遍歴は、高校時代にさかのぼります。
戦後の混乱から、まだまだ立ち直れない時代でした。
初めのころに取り憑かれたのは、お定まりの太宰治でした。
「晩年」に始まる一連の作品の虜にされ、ずいぶん身を入れて読みました。
今でも時々は読んでいますので、好きな作家の一人と言えます。
そのような「破滅型」「堕落型」作家からのスタートでしたから、当然、坂口安吾や織田作之助にも傾倒しました。
もちろん、才能も意気地もない私には、同じような生き方ができるはずもありません。
それからはバタバタと読んでいったのですが、私の場合、作家に惚れ込んで入って行くタイプなので、作家にとっては、純情一途な読者の部類に入るのではないでしょうか。
次々といろいろな作家に惚れこみ、一途に乱読して今に至っているわけです。
ある作家に惚れこむと、ひとしきりその作家をしつこく追い続けるというクセがあります。
あっちの溝にはまり、こっちの竹藪で道を迷い、ヨロヨロ読んでいます。
ひと方向を向いていないところは、今日載せた写真のコスモスのようです。コスモスも、おおかたは陽のほうを見ますが、それでもソッポを向いている花が多いです。
乱読の引き合いに出されては、コスモスも迷惑に違いありません。
つまるところ、私の読書性癖は、無指向性乱読症候群とでも言うのでしょうか。
乱読の果て、整理出来ずに困っているのが、今日このごろの状況です。
今後も、積読の山を積んだり崩したりしながら、懲りずに読み続けて行く所存です。
民主党の小沢代表は、続投に心を決めたようです。
「民主党は、さまざまな面でいまだ力量不足だ」と、ばっさり切り捨てた小沢代表が、続投すると言っているのですから、続投するとしても、内部との調整が難しいのではないでしょうか。
今日の両院議員総会で、その旨を表明する段取りだと、テレビニュースが報じていました。
きっと彼にも民主党にも、茨道が待っていることと思います。
他国に比べれば、まだまだ住みよい日本です。
このような国柄を、これ以上は崩してほしくない思いがイッパイです。