昨日、野球場隣りの荒地で、アメリカセンダングサを見つけた。すでに実をつけている。
アメリカセンダングサは、大正時代に北米から日本に渡来してきた帰化植物だそうだ。
子供のころ、田んぼのあぜ道で見たタウコギとは違うらしい。ズボンに種が付着するので、それを私たちは、「ドロボウグサ」などと言っていた。
タウコギはドンドン減ってきている反面、アメリカセンダングサはまだまだ荒れ地でよく見かける。
種は衣服によく付着するので、タウコギなどの種も含め、「ヒッツキ虫」とも言われているという。
インターネットで調べても、「ドロボウグサ」はなかった。完全な間違いだったらしい。
「ヒッツキ虫」にうつつを抜かしていたら、夕方になってしまい、風が出てきた。
庭の隅に集めて置いた枯葉が、ガサゴソと音を立てて動き始めた。このまま放置しては、きっと散らばってしまう。
やむを得ず落葉の袋詰めを始めた。
そんな時、西の空が、一瞬、薄く焼けた。
慌ててカメラを準備したが、すでに後の祭り。
「怠け者の節季働き」よろしく、夕方に掃除を始めたバツで、夕焼けの一瞬をのがした。