Pat Metheny "What's It All About" Nonesuch, 2011.
アコースティック・ギターソロ。アコギソロの達人としてはRalph Townerの方がキャリアがあるが、硬質かつ冷ややかで聴き手を安易に近づかせない厳しさがある。メセニーのこの作品は、緊張感は無いものの、表情の変化があって親しみやすく、心の琴線に触れる。派手さのない、穏やかかつ静かで美しいアルバムである。
曲目には‘イパネマの娘’サイモン&ガーファンクルの‘The Sound of Silence’ビートルズの‘And I Love Her’バカラックの‘Alfie’と有名どころが並んでいる。ただ、それらはっきりアイデンティファイできる曲より、‘Cherish’(アソシエイツ)や‘Rainy Days and Mondays’(カーペンターズ)など「たぶん聴いたことはあるけど明瞭にメロディを思いだせるほどではない」曲のほうが個人的には素晴らしいと感じた。なお日本盤には‘'Round Midnight’と‘This Neary Was Mine’の二曲のボーナストラックが付いている。
ちなみに出張先で聴くためにスマホに曲を入れておいたのだが、イヤホンを忘れるという失態を犯して向こうでは聴けずじまいだった。悔しいのでこうして記録している。
アコースティック・ギターソロ。アコギソロの達人としてはRalph Townerの方がキャリアがあるが、硬質かつ冷ややかで聴き手を安易に近づかせない厳しさがある。メセニーのこの作品は、緊張感は無いものの、表情の変化があって親しみやすく、心の琴線に触れる。派手さのない、穏やかかつ静かで美しいアルバムである。
曲目には‘イパネマの娘’サイモン&ガーファンクルの‘The Sound of Silence’ビートルズの‘And I Love Her’バカラックの‘Alfie’と有名どころが並んでいる。ただ、それらはっきりアイデンティファイできる曲より、‘Cherish’(アソシエイツ)や‘Rainy Days and Mondays’(カーペンターズ)など「たぶん聴いたことはあるけど明瞭にメロディを思いだせるほどではない」曲のほうが個人的には素晴らしいと感じた。なお日本盤には‘'Round Midnight’と‘This Neary Was Mine’の二曲のボーナストラックが付いている。
ちなみに出張先で聴くためにスマホに曲を入れておいたのだが、イヤホンを忘れるという失態を犯して向こうでは聴けずじまいだった。悔しいのでこうして記録している。