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2016 10/29の拝観報告(秋のアマデウス会総会)


写真は、会場の京Apollo

土曜日です。
この日は朝から長男と次男を連れて、JR吹田駅近くの吹田総合車両所へ。
1年に1回の一般公開でした。
家族連れと鉄道ファンでいっぱい。
あんなに人が多いとは。
鉄道・・・ナメてました(笑)。

子供達は電車の車両や工場などを見て喜んでいたのでよかったのですが、僕自身はなんかワクワクしないんですね。
心がトキメかない。
興味がないんでしょうね。
やっぱり神社仏閣、お茶室などの建築や庭園ですね(笑)!

さて夜になりました。
この日は秋の総会です。
会場は烏丸六角周辺の京Apollo。
参加者は
あんとん、狛犬好き!、ルーキー、ミッキー、WAN、2級のほう、京極堂、toganji、tsumuji、tani、serimama、至誠館、松戸在住、キビノクニ、masa、京love、Hito、さくら、光子、アディニコ、とんとん、福助、MZW、frippertronics、シヲ、岩倉人、なみへい、桜(敬称略、会員番号順)と僕の計29名でした。
最近入会された桜さんは今回初参加でした。

最近席はくじにしています。
そうしないと当然ですが、なんとなく同じ人同士が集まっちゃうので。
まあ会が進むとそれなりに混ざってくるんですが(笑)。

今回は岩倉人さん、frippertronicsさん、taniさんがご近所でした。
みなさんそれぞれ事情があって、アマ会の方でも最近あまり拝観出来てない方もおられたりします。
そういうときは身の上話!?などに話が逸れて行くのも面白いです。

そして後半は特に初期からのパパ友である”二級のほう”さんとガッツリお話しさせて頂きました。
お仕事がお忙しいので拝観はなかなかのようですが、お仕事関係の面白いお話をお伺い出来ました。
お忙しいのに総会には毎回出席頂き、うれしい限りです。

他の方々も各所でお話が盛り上がっていたようでした。
普段周囲に京都拝観の、しかもやや!?マニアックな話を安心して振れる人っていないでしょう(笑)。
しかしここではそれが共通の話題。

ブログはこの先どうなるか分かりませんが、この会は可能な限り続けて行きたいですね。

参加して頂いた皆様、ありがとうございました。
また拝観先で、もしくは春の総会でお会いできるのを楽しみにしています。

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本禅寺2 万人講、御会式法要


写真は、立像堂の内陣(立像釈迦牟尼仏御開帳)

4月第2日曜日の13:00~万人講が、9月第4週か10月第1週の土曜日に御会式法要が行われます。

万人講の際の模様です。
立像堂左手の玄関から入ります。
左手の受付で一般である旨を申し出ます。
一般でもお参り出来ます。
特に何も言われませんでしたが、受付の封筒に1000円を入れて志納しました。

受付の奥に書院があります。
12:00頃からこちらでうどんやお蕎麦の振る舞いがあり、待合となっています。
書院には傳大師と普建と普成の二童子像がお祀りされていました。
また書院、立像堂と渡り廊下で囲まれて書院の前庭がありました。

13:00から本堂で法要です。
13:40頃から参拝者全員がお焼香をして、13:55頃には終わります。
本堂の内陣中央には、多宝如来と釈迦如来像など通常の日蓮宗の内陣様式に加えて、大黒天像もお祀りされていました。
右脇檀には鬼子母神像が、左脇檀には4躯の僧の像がお祀りされていました。
内側から日朗、日印、日静、日陣像ではないでしょうか。

本堂での法要後は立像堂に移動します。
引き続いて本尊の立像釈迦牟尼仏の開帳法要が行われます。
法要の直前に内陣奥にある金色のお厨子が御開帳されます。
お厨子は二重になっていました。
法要が始まると外陣の左手から読経をされている中陣を経て、内陣に順に入ります。
内陣のお厨子の前でお焼香します。
立像釈迦牟尼仏像は40cmぐらいのお像でした。
そして左手に回って外陣に戻ります。
14:30頃には終わります。

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本禅寺1 通常拝観


写真は、本堂(左)と立像堂(右)

本禅寺(ほんぜんじ)は京都御苑の東側、清浄華院の北にある法華宗の本山の1つです。

アクセス
京都府立医大病院前でバスを下車し、広小路通を京都御苑に突き当るまで進み(寺町通)右折します。廬山寺と清浄華院の前を通過した先の右手に本禅寺の表門があります。

表門を入ると広い境内ですが、境内はほぼ駐車場です。
正面奥に立像堂、左に白い漆喰の本堂、左手に鐘楼、左手奥に鎮守社があります。
立像堂の左手で本堂の裏に庫裏と玄関があります。
立像堂と庫裏は渡り廊下でつながっています。

この玄関右手の渡り廊下の下に竜吐水という江戸時代の消火用ポンプが置かれています。
竜が水を吐くように見えたので、雲竜水とも云われたそうです。

鐘楼の梵鐘はかつて摂津・法安寺(生玉大明神/生国魂大明神)にあり、豊臣秀頼が片桐且元に命じて造らせたものです。大阪の陣で陣鐘として使用した大久保彦左衛門忠教によって当寺に納められたそうです。

また立像堂の右手には墓地があります。
墓地には手前(西側)から入れます。
墓地の右手奥に大きな納骨塔が見えます。
この納骨塔の左手に三河物語の著者である大久保彦左衛門忠教のお墓があります。

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2016 10/23の拝観報告(清凉寺 嵯峨大念仏狂言)


写真は、狂言堂(愛宕詣のかわらけ投げのシーン)

日曜日です。
普段日曜日は長男くんもお休みなのですが、この日は午後から塾の公開模試。
ご愁傷さまです。
しかし僕も小学校4年生時は同じような生活でしたので、あまり同情はありません(笑)。

午前中は子供達と遊んで、11:45に次男と自宅を出ます。
地下鉄で二条駅、JR嵯峨野線で二条駅~嵯峨嵐山駅へ。
そこから徒歩で12:20頃にやって来たのが、清凉寺です。
この日の13:30~嵯峨大念仏狂言の秋季公演がありました。
詳細は既に本編に追記しております。

4人掛けの椅子が用意されていますが、12:20で約半分が埋まっており、12:40にはほぼすべての席が埋まりました。
13:00頃から保存会の方から前説!?がありました。
今年の秋から3ヶ年計画で狂言堂が修復されるそうで、この場での公演は当面みられないそうです。

13:30から最初の蟹殿(かにどん)が始まりますが、開始時は黒山の人だかりでした。
柿の取れない蟹の親子に猿が青い柿を投げつけて、親ガニが亡くなります。
子蟹はハサミ、栗と臼にきび団子を与えて味方にし、敵討ちに行くという桃太郎テイストの猿蟹合戦。
事前にあらすじを良く教えてあるので、次男も理解していたようです。
そもそも無言劇ですので、細かいことなしで分かるようになっているので小学校低学年でも十分分かります。
特に今回のような昔話ベースのお話は受けがいいです。

次は愛宕詣(あたごまいり)。
演者さんの着替えで少し押して、14:40頃からスタート。
愛宕詣の帰りの茶屋で母娘連れの娘(顔は笠で隠してる)を見染めた檀那。
従者に母と交渉させて、身ぐるみと交換でなんとか身受けに成功。
さてと近寄り顔を見ると・・・。
驚いて大慌てで逃げていくという、まあ身勝手でヒドイお話です(笑)。

この演目中にかわらけ投げのシーンがあります。
元々は本物のかわらけを投げていたそうですが、当たると危ないので本番では紙製のかわらけを投げられます。
そしてそれを拾ったら、後でホンモノのかわらけに交換して下さるのです。
全部で10枚ほど投げられました。
写真でも大念仏の”念”の右上に白い点がみえるでしょう。それです。
その1枚が我々の近くに飛んできて、なんと次男くんが拾ったのです!
次男くん、大喜び!
地面に落ちた瞬間、周囲には他に大人の方が3名程おられましたが、恐らく敢えて次男に取らせてくれたのでしょう。
感謝です。

最後は紅葉狩。
こちらも15分押しで15:45~。
結構寒くなってきたのですが、次男は「最後まで観る」と。
美女と侍女が山中で宴をしている。
そこへ猿狩りをしていた平維茂が現れる。
猿狩りを良く思わない美女は維茂に毒酒を飲ませて眠らせ、武器を取り上げる。
寝ている維茂の枕に地蔵尊が立ち、武器を授ける。
維茂は鬼と化した女をその武器で討ち取るというお話。

こちらは秋公演の定番演目だそうです。
紅葉ですからね。
念仏狂言はどこも同じですが、あの狭い舞台を演者が1周したら場面が変わったことになるというのは日本的ですね。
舞台の背景交換とかなしで、観衆の想像力で背景が変わる。
観ている側の想像力頼みなんですね(笑)。
なんでも3D、4Dで見せて「スゲー」って感動させるのが流行りですが、想像力で補うのも前時代的ですが僕はいいと思います。

今回は修復前、この狂言堂では最後の公演ということでたくさん来られていたようです。
費用の半分3500万はなんとか工面しなければならないとのことでしたので、ある程度寄付させて頂きました。
また3年後、新しい狂言堂での公演を是非見たいです。
その時はまた次男くんも一緒にと思いましたが、3年後は4年生・・・彼は難しいかも(笑)。

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2016 10/22の拝観報告(二条城 市民大茶会)


写真は、香雲亭

土曜日です。
朝から長男くんは塾の宿題。
その質問番をしつつ、別部屋で次男くんと遊びます(笑)。

昼食後、長男は塾へ。
僕と妻と次男くんは自宅近くの烏丸丸太町へ。
この日は時代祭でした。
ちょうど江戸時代の列の辺り。
織田信長の上洛列から室町時代あたりまで見たら「もういいんじゃない・・・」って感じに。
列が止まることも多く、ちょっと辛気臭いですね。

妻と次男はそのまま公園へ。
そして僕は二条城の市民大茶会へと参りました。
10/1から前売券が発売されたので、当日に購入していました。
本席+副席+点心席で2500円です。

朝から行くと人が多く待ち時間も長いだろうし、午後からは長男くんも塾に行っちゃうので、ゆっくり午後からにしました。
14:00頃に受付。
和楽庵での本席は503番。
まだ先の会が始まったところっぽかったので、先に点心席へ。
清流園の芝生の庭園のテントで、河道屋のおそばでを頂きます。
14:15頃に本席に呼ばれました。

和楽庵は春や秋の呈茶でも使われるので、こちらは2回目。
1席30名程入るのですが、もう遅い時間でしたので20名弱でした。
さすがにこの時間になると着物率と年齢層が低下しますね(笑)。
正客さんに若いお兄ちゃんが何の気なしに座られましたが、男性の亭主さんも状況を酌んでイニシアティブを取っておられました。
結構作法に疎い方も多いのでその辺りは大丈夫ですが、懐紙と菓子切りの持参は必要です。
14:35頃に終了。

庭園を歩いて池の前の香雲亭へ。
こちらは初めてです・・・というか、ここに上がるのも目的の1つでした(笑)。
こちらは15畳+12.5畳の大きな広間。
少し高くなっているので、庭園の見晴らしがいいです。
お茶席は14:45~15:10頃まで。
和楽庵でもお隣になった方とちょっとした気遣いが機会になって、お話しをさせて頂きました。
こういう一期一会の交流もお茶会のいいところです。

帰宅後はみんなで長男をお迎えに行き、そのまま外食をしました。

子供達の元気な声もいいですが、心静かな大人の時間を心底楽しませてくれるお茶会はいいものです。
しかもそういう機会が毎週のように、近くにある京都はやっぱりいいなと実感しました。

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旧浅田家住宅 秀穂舎 (下鴨神社周辺散策 10)


写真は、表門

今も残る下鴨神社の社家2つのうちの1つで、2016年10月から資料館(秀穂舎:しゅうすいしゃ)として公開されています。

アクセス
京阪電車の出町柳駅で下車し、5番出口から地上に出ます。
左手の河合橋を渡ります。渡ってすぐの交差点を右折して下鴨東通を進みます。
約140m進むと左右のY字路になり、左側には朱色の鳥居があります。
この左手には旧三井家下鴨別邸があります。
ここを鳥居のある左手に進みます。
ここからさらに約130m先に進んだ右手に旧浅田家住宅があります。

表門の右手にある脇門から入ります。
左前方に玄関(式台)がありますが、そちらは閉まっています(先行公開された2016京の夏の旅のバスツアーでは、こちらが入口でした)。
右手に受付があるので、そちらで参観料500円を納めます。

下足して中に入ると左手に禊の間と神棚の間があります。
共に3畳ほどの小さなお部屋です。
神棚の間の中央には小さな御神像がお厨子にお祀りされています。

この禊の間と神棚の間の奥に廊下があります。
この廊下の左手奥に式台と第1展示室、帳面にお茶室、右手奥に第2展示室があります。
この第1展示室、第2展示室とお茶室にコの字に囲まれた部分に主庭があります。

まずは左手の廊下を進むと式台を経て、第1展示室へ。
第1展示室はフローリングで、原在泉の瀬見の小川の杉戸などが展示されています。

廊下を戻りお茶室へ。
お茶室は4畳半で、躙口から主庭が見えています。

廊下右手から奥の第2展示室へ。
こちらには古文書の写しなどが展示されています。
この廊下の途中の扉から縁側に出て主庭を見ることができます。
庭園の外には下鴨神社から流れてくる泉川が沿って流れます。庭園から石段を降りると、泉川で禊をする禊場が設えてあります。

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旧三井家下鴨別邸1 通常公開(下鴨神社周辺散策11)


写真は、主屋(左)と茶室(右奥)

かつて三井家が所有していた別邸で、重要文化財に指定されています。
2016年10/1から一般公開となりました。

アクセス(簡易地図
出町柳駅を降りて河合橋を渡り、すぐに下鴨東通へ右折します(次の出町橋は渡りません)。
約120mで道がY字路になるので、左手に進みます。
こちらには“賀茂御祖神社”の石碑と朱塗りの鳥居があります。
この朱塗りの鳥居の左手前に旧三井家下鴨別邸の表門があります。

表門を入ると、敷地は左手後方に拡がります。
左手に進んでいきます。
手前に主屋、奥に玄関棟があるので、さらに奥へと進み玄関棟の正面にまわりこみます。
左手に式台の玄関があるので、ここから中に入ります。
また正面には2022年6月からあじさい苑が出来ており、無料で公開されました。

玄関で参観料410円を納めます。
玄関から右手に進み、書院風ですが天井が高く緑のカーペットが敷かれた広間で沿革の説明を聞きます。
その後さらに奥の主屋へ移動します。

主屋の左手から中央にかけては玄関や内玄関、3畳や6畳ほどの間が連なっています。
1室には原在正筆の孔雀牡丹図の板絵がありました。
左と中央に2階への階段がありますが、通常2階へは上がれません。
また所々に坪庭があります。
主屋の奥にはトイレや浴室があります。

そして主屋の右手には書院造の広間があり、その外には池泉式の庭園があります。
また広間の奥は茶室につながりますが、お茶室も非公開です。

庭園は中央に大きな池があり、正面は苔が、右手には芝生があり、砂利の散策路を歩けます。
庭園の右半分は散策できますが、左半分は結界があります。
庭園に出て主屋を見ると、3階の望楼まで外観がきれいに見えます。




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2016 10/16の拝観報告2 最終(仁風庵 星槎塾)


写真は、大広間

車で大覚寺から丸太町通→千本通→中立売通と進み、小川通の手前のコインパーキングに駐車します。
13:00過ぎにやって来たのが、仁風庵です。

ところで「仁風庵って何?」って方も多いでしょう。
中立売小川交差点の北東角にある町屋です。
昨年あたりから年に数回「星槎塾 はなしの玉手箱」と題して、市民講座をこちらで行われています。
僕も数日前の京都新聞の掲載で知りました。

それに以前からこの辺りを通るたびに「この大きなお屋敷はなんだろう」と思っていたので、迷わずに申し込みしました。

一応、13:30開場、14:00開演ですが、13:00頃に着いたら入れて下さいました。
到着すると既にハルトマンさんが来ておられました(笑)。

内部の詳細は今後の本編で掲載しますが、よかったです。
会場となる大広間に前庭。
また奥には4畳半のお茶室と露地庭園があります。
早めに行くと、しっかり拝見出来ます。

市民講座の内容は毎回バラバラ。
今回は「人生の幕引き」という終末期医療のあり方についてでした。
個人的には特にいろいろ思うところがある分野でしたので、興味深く拝聴しました。
14:00から始まり、あっという間の2時間でした。

次回は12/4(日)。
内容は「私が愛したオペラのヒロイン」です。
随分と振れ幅が大きいです(笑)。
時間は同じく14:00開演。
会費は毎回2500円。
人数の関係で事前に予約が必要です(Kayo-yakamotojin.com 090-2048-2730 075-441-7403のいずれか)。

興味のある方は是非行ってみて下さい。

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2016 10/16の拝観報告1(大覚寺 庭湖会)


写真は、大沢池湖畔 望雲亭からの景色

日曜日です。
この日は午前中は子供たちと遊んで、昼前からおでかけへ。
車で11:15頃に自宅を出て、大覚寺へ。

11:45頃にやってきたのが、大覚寺 大沢池湖畔にある茶室 望雲亭。
この日は庭湖会の月釜がありました。
詳細は既に本編に追記しております。

今年の3月までは毎月15日開催でしたが、4月から第3日曜日に変わりました。
やはり平日では人が集まりにくいのでしょうか。
大徳寺の利休忌ぐらいなら別ですけどね(笑)。

今回は1人です。
あんとんさんは別件で来られず。
さらに14:00からは別の予定もありました。

14:00からの予定と月釜を続けていくという点と、月釜も午後なら結構空いてくるという2点で、遅めの出だしにしました。

結果11:45に到着で、待合をスルーして開催直前の本席に通されました。
8畳+広縁の広い茶室に10名ぐらい。
この会は少なかったです。
しかも皆さん着座されていたので、お正客も決定済み(笑)。

生菓子と干菓子が出たので、2服だなと。
この辺りはあんとんさんのスパルタ教育!?で学びました(笑)。
しかし亭主さんが結構お話しされる男性であったのと、正客さんもお話しをされる先生でしたので、気楽に楽しく同席させて頂けました。

ナマイキにも1人で月釜にお邪魔しましたが、非常に楽しく過ごせました。

これからもあんとん師匠の薫陶を受けていこうと思います(笑)。
12:20頃に席が終わりましたが、時間があったので京都嵯峨芸術大学 生涯学習講座登録証の免罪符を用いて、大覚寺を拝観してから次へと参りました。

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2016 10/15の拝観報告2 最終(大徳寺 芳春院 ダイナースクラブ イベント2)


写真は、大書院

さて14:40頃だったでしょうか。
お茶席の準備が出来たとお声が掛かります。

まずは大書院に誘導され、こちらでお菓子を頂きます。
老松の栗きんとん。
これがものスゴイ。
栗の濃厚さがハンパじゃない、オーバー ザ モンブランです(笑)!
かなりの量の栗を使っていると思われます。
今まで頂いた生菓子のベスト3には間違いなく入りますね。

そして大書院の奥から渡り廊下で迷雲亭へ。
7畳の広間の茶室です。
この茶室は床の間と点前座のある面以外の3面すべてが襖なので、すべて開けるとかなりの開放感です。

こちらでお薄を頂きます。
亭主は和装に着替えられた筒井紘一氏です。
こちらでのお道具も結構なものを使われていたようで、あんとんさんはそのいくつかに感動されていました。
残念ながら僕はそれほど詳しくはないので、実感が薄かったです(笑)。

15:20頃に終了し、呑湖閣へ。
打月橋を渡り、内部に入ります。
内部はぶっちゃけ位牌堂のようになっています。
そして本来呑湖閣は昭堂ですので、玉室和尚の師匠である春屋和尚像が奥にお祀りされていました。
でもまあアノ呑湖閣の内部に入ったことがあるというところに意味がありますね(笑)。

最後は芳春院を出て、聚光院の千利休のお墓へ。
隣りには戦国武将 三好長慶のお墓もあります。
正直こちらは利休忌でもお参り出来ます。

16:00過ぎに終了しました。

高額でしたが、それ相応の貴重な経験が出来たと思います。
また違う京都企画があれば、参加したいですね。

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2016 10/15の拝観報告1(大徳寺 芳春院 ダイナースクラブ イベント1)


写真は、芳春院 方丈前庭の花岸庭

土曜日です。
この日は予約していたイベントです。

12:30頃にあんとんさんと合流し、車で大徳寺へ。
13:00前に芳春院に到着しました。
今回はダイナースクラブの会員イベント「大徳寺芳春院茶会」と「呑湖閣特別拝観」に参加しました。

午前と午後に同じ内容で開催されますが、我々は午後にしました。
午後は参加者が17名。
やはり60代ぐらいの方がほとんどです。
そして何より今回特筆すべきは、参加費1人64,800円。
1回のイベントでは史上最高額だと思います(笑)。
でもまあその費用分ぐらいの経験をさせて頂くことになります。

まずは方丈に入って受付をして待ちます。
待つ間は庭園の拝見や撮影など。
通常芳春院の撮影は禁止ですが、今回は呑湖閣内部と茶室内部以外の撮影は可能でした。

13:15から方丈で尾張柳生家末裔の柳生俊彦氏から説明がありました。

そして方丈に向かって右手の庫裏の1室で食事です。
ここからのナビゲーターは裏千家の筒井紘一氏です。
裏千家の社中であるあんとんさんは非常に緊張されていましたが、何も知らない僕は気楽なものです(笑)。
食事は茶事の形式で、辻留のお料理。
辻留さんは仕出し屋さんで、京都駅伊勢丹にもお弁当を出しておられます。
1つ5000円以上、伊勢丹弁当の最高額です(笑)。

お料理は焼き物のお魚は非常にやわらか。
吸い物には鱧と松茸で、香りがたまりません。
預け鉢では海老芋と鳥の団子。
最後のご飯は栗ご飯。
茶事の食事についても、食事をしながら筒井紘一氏が説明して下さいました。

そしてさらにそれらの器です。
古萩、高橋道八や北大路魯山人などの器に入れられて出てくるのです。
こういうところからのおもてなしなんですね。

食事が終わって14:30頃。
後半に向けて少し休憩。

方丈で思い思いに時間を過ごしました。

明日は後半へ。

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2016(平成28年)第52回 秋の京都非公開文化財特別公開の分析


図は、過去1年間の秋と春の非公開文化財特別公開と、京の冬と夏の旅、そして今秋の西国33か所霊場草創1300年記念事業の公開の一覧

浄土宗特別大公開も終わり、次は秋の非公開文化財特別公開です。
今年は基本的に10/28(金)~11/7(月)の9:00~16:00までです。

いつものように公開のレアさで分類して参ります。

最初は紫色で通常拝観しているところです。
松花堂庭園・美術館は、通常公開しています。
しかしもしかしたら、通常は外観しかみられないお茶室の梅隠、竹隠、松隠などの中も見学できる付加価値があるかもしれません。

2つ目は紺色で年に2回以上特別拝観をしているところ
正法寺は八幡にある寺院で、春に週末3回、秋に週末3回公開しておられます。すごく見応えがありますが、この機会でないと拝観出来ないわけではありません。
下鴨神社は季節ごとに特別公開をしています。
上賀茂神社も同様に、季節ごとに特別公開をしています。
下鴨神社と上賀茂神社は10/17から特別公開が始まっています。
知恩院 三門は最近は修復もあり頻度が下がりましたが、少なくとも春と秋には特別公開をしていることが多いです。
東寺 講堂 五重塔も季節ごとに特別公開をしておられます。今年も講堂の内陣外周を1周できるようです。

3つ目は緑色で年に2回は特別公開があるところです。
石清水八幡宮の本殿公開は、国宝に指定されてからは春と秋には見かけます。
法然院は例年、4/1~4/7、11/1~11/7に本坊内部を公開しておられます。
妙法院は、例年秋の非公開文化財五月会で本坊が公開されます。五月会では奥書院も公開されるので、五月会の方がおすすめです。

4つ目は黄緑色で年に1回特別公開があるところです。
冷泉家も例年秋の京都御所の一般公開に合わせて公開をしておられます。今年は11/3~11/6です。
神應寺も松花堂庭園、正法寺や石清水八幡宮と同じく八幡にある寺院です。毎年紅葉まつりには本堂や書院が公開されます。
妙蓮寺は通常拝観をしていますが、長谷川等伯の襖絵(重文)などは通常なら予約が必要ですので今回なら予約不要です。
清浄華院は是心堂や方丈は秋の非公開文化財で公開されています。また茶室の清華亭での呈茶もあります。
宝蔵寺は少なくとも2月の伊藤若冲生誕会で公開があります。
東寺 灌頂院は少なくとも後七日御修法の最終日には内部にお参り出来ますが、最近特別公開が多いですね。

5つ目は茶色で通常拝観もしているが、久しぶりにレアなところが公開されるところです。
廬山寺の本堂や前庭は通常から公開していますが、元三大師堂の公開は昨年の春以来です。
平等寺薬師如来像の公開は1年前にはありましたが、その前は2012年でしたので敢えてワンランク上に分類しました。

6つ目は橙色で、通常拝観は可能であるが特別公開は珍しいところです。
誓願寺の本堂は通常でもお参り出来ますが、本気の!?寺宝の公開はなかなかないです。
安養寺も阿弥陀如来の功徳日には倒蓮華も見られるそうですが、特別公開はなかなかないです。
京都ハリストス正教会は日曜日に礼拝をされていますが、特別公開はないです。
瑞泉寺も通常拝観は可能ですが、特別公開はないです。

以上、今回はこれはレアだという黄色がない感じですが、時期を同じくして西国33か所霊場草創1300年記念事業での特別公開があります。
今熊野観音寺は10/29~11/13まで、本尊 十一面観世音菩薩像の御開帳があります。毎年9月の四国八十八ヶ所お砂踏法要でも御開帳されますが、その際よりももっと近くでお参り出来る可能性もあります。
六波羅蜜寺は11/5~11/13まで本尊 十一面観音菩薩像(国宝)の御開帳があります。本来は12年ごとの辰年に御開帳ですが、最近よく開いているのは気にしないでおきましょう(笑)。
清水寺は11/1~11/5まで三重塔が開扉されます。
革堂こと行願寺は、10/30~11/13まで本堂内陣の花鳥彫刻がなされた格天井がライトアップされます。以前は1/17と1/18の本尊 千手観世音菩薩の開帳の際には内陣に入れたそうですが、最近は外からになったので内陣に入れるチャンスです。
六角堂こと頂法寺は11/5~11/14(11/11のAMと11/12の終日は休止)まで、本尊の如意輪観音像が御開帳されます。これは非常にレアです。

これらも同時行かれるといいでしょう。
今回はまず洛中エリアの、安養寺、誓願寺、宝蔵寺、瑞泉寺、革堂、京都ハリストス正協会、六角堂。
次に八幡エリアの石清水八幡宮、神應寺、正法寺、松花堂庭園・美術館があげられるでしょう。

洛中エリアの公開日をたぐると、全部が1日で見られるのは11/5~11/13です。
しかし六角堂は11/12は休止です。
さらに清水寺もとなると・・・11/5だけです!

そして八幡エリアですが、他にも泰勝寺があります。
こちらは月に1日公開日が日曜日にあります。10月は16日の日曜日でした(八幡市観光協会のHPに告知されます)。
八幡観光協会が11月の公開日を11/6にしてくれるといいのですが、そこまで気を使ってくれるかですね(笑)。

いよいよ拝観の秋?!
どこに行こうかプランを練るのも楽しいですね。

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2016 10/9の拝観報告2(蛸薬師堂 本尊ご開帳)


写真は、門前

頂妙寺 大乗院を10:10に出て、徒歩で川端通→御池通→河原町通→三条通→寺町通と進み、10:30頃にやって来たのが蛸薬師堂です。

10:00過ぎでしたので、特別祈祷の真っ最中。
内陣奥のお厨子を単眼鏡で見てみたら、ライトアップの加減が昨日よりは少し見やすくなったのではないかということになりました。

いずれにせよ特別祈祷をしないと内陣には上がれないです。
さらに内陣に上がってもそれほど近くではお参り出来ないし、暗そうでしたね。

8年に1回の御開帳でしたが、少し残念でした。

昨日の午後、今日の午前と好きにさせてもらったのですぐに帰り、午後からは家族と過ごしました。

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2016 10/9の拝観報告1(大乗院 甲子月釜)


写真は、露地庭園とお茶室

前述のように本来拝観は10/8だけのつもりでしたが、9/24の清浄華院でのイベントの際にTさんから「頂妙寺の塔頭 大乗院では甲子(きのえね)の日に月釜があるんですよ。10/9の日曜日がそうなんです。」と伺いました。

普通月釜って毎月されていることが多いので、2月に1回しかも甲子の日の月釜は知りませんでした。
しかも甲子開催ですから、通常は平日が当たり前。
この日曜日のチャンスは逃せないということで、8:20頃にあんとんさんと門前で合流しました。

表門に「在釜」の旗がありますが、し~~んとしています。
早かったのかと迷っているとTさん登場。
「もう開いているはずです」ということで庫裏に入ってみると、受付の方がおられました(笑)。

詳細はまた今後の本編で掲載しますが、臨時会費は1500円。
仏間である広間が待合です。

露地庭園を挟んだ奥に小間のお茶室があります。
4畳半ですので、1席12人。
早めに行かないと2席目になります。
我々は3人でしたので、2席目になりました。

1席目は8:40頃から9:20頃まで。
我々の2席目は9:30頃から10:10頃まででした。

隣りの小学校で区民運動会をしていたので、静かとは言い難かったのですがそれも一興でしょう(笑)。

いやはや意外なところに意外なお茶室、お茶会があるものです。
だからこのブログは終わらない、いや終われないんんですね(笑)。

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2016 10/8の拝観報告6 最終(しまだい東館 草場一壽陶彩蚊画秋の新作展)


写真は、東館こと本陣ギャラリー

一旦自宅に帰ったのですが、蛸薬師の御開帳がなかなか見にくいそう。
さらに特別祈祷をしないとなかなか内陣には入れなそうとの情報が・・・。
どうしても気になったので、車で帰宅後すぐに今後は自転車で蛸薬師堂へ。

到着したのは16:00過ぎ。
時間的に特別祈祷はしておられませんでしたが、内陣は入れない感じに。
内陣奥のお厨子の中に垣間見える石仏は青いライトで照らされており、少し見にくい感じでした。

まあ今日はいいから、また明日も来てみようということで、早々と退散します。

そして帰りがけに東洞院御池に立ち寄ります。

こちらにある嶋臺の東館(本陣ギャラリー)では、草場一壽陶彩画 秋の新作展が行われていました。
嶋臺には御池通に面する絲屋ギャラリーと本陣ギャラリーがあるのですが、本陣の方は未訪問でした。

こちらは蔵の中も展示室になっているんですね。
納得しました。
展覧会の作品は、極彩色で優しいタッチの仏さんなどが描かれていましたね。

さてこの嶋臺では10/30に表千家京都青年部による東日本大震災チャリティー茶会が行われます。
昨年も立礼席だったようですので、気楽に行かれたらいいでしょう。
興味がある方は是非参加してみて下さい。

16:20にこちらを出て、近くで理科実験の教室を終えた次男とそれを迎えに来ていた妻と合流して帰宅しました。

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