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2012 12月アンケートの総括


今月もアンケートに過去最高の160名以上の方が参加してくださいました。
誠にありがとうございます。

さて早速ですが、総括させて頂きます。
今回は12月定例のお題、
2012年 京都観光に何回来ましたか?
でした。

投票結果は、上表の通りです。

考察
今回の結果も上位はある程度予想した通りでした。
第1位:日帰りで4回以上
これはそうでしょう。
「京都市観光調査年報 2011年」によると、
観光客の出発先は、
近畿圏 60%、関東16%、中部12%などとなっています。
こうなると当然日帰り人口が勝るわけです。

第2位:宿泊で4回以上
これも納得の2位です。
このアンケートの選択肢って、よく練ってあるでしょう(笑)。
4回以上の方でも、近畿圏日帰りと、遠方から宿泊してではあまりに労力に違いがあります。
その差を僕は見逃してはいませんよ(笑)!
これも同じく「京都市観光調査年報 2011年」によると
観光客の京都訪問回数は、
(過去通算)10回以上が65%
も占めるのです。
関東などから宿泊で来られるリピーターが”近畿日帰り勢”には勝てないとしても、第2位に食い込んでくることは想像に難くありません。

・・・・・・・ここで余談です・・・・・・・
「京都市観光調査年報 2011年」によると
訪問男女比は、
女性60%、男性40%

訪問年齢層は、
60歳以上 25%、50歳台 22%、40歳台 14%、30歳台 20%など
です。

男女比は当ブログのアンケートでも同じぐらいです。
一方、年齢構成は当ブログでは50歳台が約40%で最多、次に40歳台が約30%、そして30歳台と60歳台が約10%で同じぐらいです。
当ブログの年齢層の方が若めなのは、IT環境への親和性でしょうね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

考察に戻ります。
第3位:3回
第4回:1回
第5回:京都市在住
第6回:2回
第3位以下はもう誤差の範囲ですが、1回、2回、3回の3つを合わせると35%近くになります。
第3極が結集すると大きな勢力です(笑)。
そしてやはりというかある意味問題なのは、京都市在住が10%もいないことです。
京都市の地元民は京都観光をしない、”灯台下暗し”ですね。

第7回:行っていない
ここを見ておられる時点で京都観光に興味がおありなんでしょう。
今年は是非、いらしてください。

最後に、京都検定のテキストに京都市観光振興推進計画の中に、
・ITの急速な進展に対応し、次世代型案内システムを開発する
とあります。

もちろん京都市観光協会のHPや、同じく京都市観光協会の「きょうと情報版」などのサイトもありますが、

民間(個人!?)でも頑張っていますよ(笑)!!!

また来月もアンケートにご協力をお願い致します。
1月も例年と同じお題です。

お知らせ
本日は22:00の更新はなく、1/1 0:00の更新となります。

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醍醐寺3 五重大塔開扉 納経法要(山科散策7)


写真は、開扉時の五重塔

毎月29日の10:30と13:30から五重塔初層で1時間の法要があります。
事前に写経をすると法要の間、4方向の開いた扉から中を拝観できます(内部には入れません)。

仁王門で600円を納めて奥に進みます。五重塔の前にある清瀧宮拝殿で受付をしています。
午後の場合は13:00前には可能でした。
清瀧宮拝殿で1000円を納め、写経用紙と整理券を貰って中で写経をします。
ちゃんと椅子席もあり、硯と筆、ペンもおいてあります。
写経は非常に短いので、長くても10分早ければ5分で終わるでしょう。
写経用紙と整理券は持参します。
拝観は1時間の法要中のみですので、遅くともAMなら11:00、PMなら14:00には受付をした方がいいでしょう。

13:30(または10:30)にお勤めをされるお坊さん6人が塔内に入られ読経が始まると、案内され整理券を渡して一旦塔の背後に回り込みます。
塔の礎石に上る前に塗香(ずこう)をします。
左手にお香の粉を頂き、両手になじませて胸に擦りお清めをします。
そして礎石上の外周沿いに正面にまわり、正面で写経を奉納します。

心柱の四面にはそれぞれ金剛界五仏の阿閃(あしゅく)・宝生(ほうしょう)・阿弥陀・不空成就が描かれています。
そして正面(西側)には醍醐天皇の大きな位牌があります。
さらに東側には村上天皇(醍醐天皇の14王子)、南側には朱雀天皇(醍醐天皇の11王子)、北側には穏子皇太后(醍醐天皇の妻)の大きな位牌があります。

塔内の壁面には両界曼荼羅や真言八祖が描かれており、これらも国宝です。
また天井も造りの細かい格天井、心柱の上は折上になっており見事でした。

五重塔堂内
2021年11/27~11/29は空海に弘法の大師号が贈られて1100年になる記念で、堂内に少し入れる特別公開がありました。
五重塔の南側で受付をして、1000円を納めます。
東側(裏側)に回り込むと、堂内に足場組まれ、入口から奥に約1m、右に約1.5m程入れるようになっていました。
堂内右手側面下の壁には、劣化で上半身がうっすらですが弘法大師像が見えました。また前述の堂内の格天井や心柱も近くで観ることが出来ました。



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2013 冬 三時知恩寺 特別拝観の案内(京の冬の旅5)


写真は、門前

拝観期間:2013年1/10~3/18
拝観時間:10:00~16:00
拝観料:600円

アクセス
市バスの最寄は烏丸今出川の1つ西の”今出川新町”で、51系統、59系統201系統203系統です。
しかし地下鉄烏丸線の今出川駅で下車して徒歩でも十分行けます(簡易地図

見所
円山応挙の襖絵、狩野永納筆”花鳥図屏風”、その他寺宝。
蓬莱の庭

公開の頻度:E-3
通常は非公開ですが、比較的最近の2011年秋の非公開文化財特別公開で公開されています。
しかし次はいつ公開になるか分からないでの、貴重な機会と言えるでしょう。

前回の拝観の詳細は
三時知恩寺
です。

次回、京の冬の旅6は
1/2の22:00
の投稿です。

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松殿山荘3 庭園(宇治散策24)


写真は、大書院と中書院

庭園入口から入り、天五樓などのお茶室の脇を通過して大書院側に出てきます。
途中に楽只庵や小間の不忘庵があり、この辺りは飛び石があり木々の茂る狭い露地庭園です。
そして大書院前の大きな芝生に出ます。
しかしここの庭園は下がすべて芝生で散策路が定まっていないため、散策するのに少し戸惑います。

まず庭園の右端に出ます。
この右端を背にして庭園を見ると、左手前に池の上に立つ“蓮斎”、大書院、中書院とその2階の眺望閣が、右手には大きな聖賢堂、さらに奥に撫松庵があります。

蓮斎は池の上に迫り出すように造られていますが、池に水を張っていなかったのが残念でした。
大書院の前は広い芝生、そして池があり(しかし空池)その中に聖賢堂がそびえます。
この聖賢堂も丸堂(聖徳太子らを祀る)と角堂(千利休ら祀る)からな成ります。
聖賢堂の裏手には天満宮社がお祀りされています。
さら奥には撫松庵がありますが、撫松庵と聖賢堂の間の紅葉がきれいでした。

そして中書院の前にも池がありますが、この周囲がなぜか生垣で覆われています。
この意味は最後までわかりませんでした。

またこの庭園の大外には平安時代の松殿の土塁が残っています。

総じて高谷宗範個人がすべてを造っているので、個人趣味色の強い数寄屋建築、庭園でした。

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2012 12/29の拝観報告(醍醐寺 五重塔開扉)


写真は、清龍宮拝殿。

もう年の瀬、29日。
でも、行きます(笑)!

29日は醍醐天皇の月命日。
醍醐寺で写経をすると、五重塔初層の開扉(かいひ)が拝観できます。

これも日付け開催なので、こんな今年最後のチャンスを逃す手はないです(笑)。

しかも今まで、
東寺 五重塔(国宝)
八坂 法観寺 五重塔(重要文化財)
海住山寺 五重塔(国宝)
の初層開扉に行きました。

あと京都府下にある国宝・重要文化財の五重塔で、人が入れる規模のものは
醍醐寺(国宝)
仁和寺(重要文化財)。
(東寺の宝物館に重要文化財の五重小塔(161cm)があるので、”人が入れる規模のもの”と付記しています。)

スルドイ方はお気づきでしょう、
仁和寺の五重塔開扉は、2013年京の冬の旅であるのです。
ですからここで醍醐寺に行っておくと、

「京都五重塔初層 開扉 制覇」
がグッと近づきます(笑)!

さて今日の話に戻ります。
12:00頃車で出発し、堀川通→五条通→山科区に入り→東野から外環→名神の下をくぐって→醍醐街道→随心院に寄り道して→12:45に醍醐寺に到着しました。

今日は霊宝館は休みでしたので、2か所拝観券を買いました。

まず写経ですが、上の写真の通りメチャ少ないです。
そして上端に写っているの整理券を出すと五重塔の礎石に登れ、四方の開け放たれた扉から内部を拝観できます。

また詳細は12/31の10:00に本編を掲載しますので、感想だけ。

さすがに1000年以上前から建つ京都府下で最古の木道建築物だけあり、風格はもちろんのこと造りも見事ですね。

天井の格天井の細工がハンパではないです。

一見の価値は十分にありです。

しかし、仁王門から入るのに600円(2か所拝観なら500円)に、写経が1000円。
さらに今回は駐車場代が700円。
五重塔開扉に2200円も費やしました。
この高コストだけが問題ですね(笑)。

この後、一言寺→法界寺→日野誕生院と再訪門して帰りました。

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清浄歓喜団


写真は、清浄歓喜団(せいじょうかんきだん)

東大路通を八坂神社から少し南下した西側にある亀屋清永さんのお菓子です。
京都駅の伊勢丹の地下1階でも売っています。

奈良時代の遣唐使が我が国に伝えた唐菓子(からくだもの)で、1000年以上の歴史があります。
京都検定にも出題されますし、2012年大河ドラマ”平清盛”にも数回登場しました。

中は小豆餡で、7種類の香が入れてあるそうです。
それを包み、胡麻油で揚げています。

ですから外はカチカチです。
食べる時も”上は固い”ので、下の餡の方から食べるよう購入時に言われます。

”餡に7種類の香が入れてある”と書いたように、なんか”線香のような匂い”がします。
大きさはライターと比べれば分かるように、大きくはないです。

そして、これ
1つ525円
します。

まあツッコミどころは満載ですが、お話のネタにはなります。

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松殿山荘2 大書院、中書院(宇治散策23)

写真は、中書院

まず大玄関の正面奥に大書院があります。
ここは30畳の広間で、床の間、付書院がありますが、それ以外の3面はガラス戸で、庭園が広く見渡せます。

さらに左手に進み隣の棟に入ります。
ここの1階は中書院です。
手前にある8畳の“控えの間”の下地窓は丸と四角が上下に並んでいます。また天井の一部が網代模様です。
中書院(瑞凰軒)は10畳と次の間8畳があり、ここも大きいです。
次の間の天井は丸、瑞凰軒の天井は四角の格子になっています。
付書院には修学院離宮の霞棚を左右逆にした霞棚があります。
また正面の庭には頂上が三日月型にくり抜かれた石があり、これは嵯峨天皇ご遺愛の手水鉢と云われています。

この中書院には2階があり、階段を登って上がれます。
2階を“眺望閣”といいます。
18畳の立礼席です。
窓が低く作ってあり、座ったままで眺望が楽しめます。
そもそも松殿山荘自体が高台にあるので、なかなかの眺望です

中書院のさらに奥には西書院などがあるようですが、ここは参観できませんでした。

大玄関に戻ります。
大玄関から右手の廊下をさらに右に進むと、天五樓(てんごろう)で天五屋敷の大広間を移築したものです。
ここから見える紅葉もきれいでした。

右手の廊下のさらに奥の右手には楽只庵、蓮斎、不忘庵などのお茶室がありますが、通常内部は参観出来ません。
2021/3/12のよみうり文化センターの「関西洋館ノスタルジー」で茶室内を見学出来ました。
玄関から右手に進んだ廊下の突き当り左手に、まずは水屋があります。
水屋の正面に二畳台目の不忘庵、左手に7畳の楽只庵があります。
天王寺屋ではこの不忘庵で幕府の重鎮などに用立ての話をしていたそうで、茶室の名前もそういうところから来ているそうです。
身分の高い方が来られるので、躙口の脇に貴人口もあります。
隣の楽只庵には、点前座の脇に大きな踏み込み床があり、そこに飾る花は点前座からが1番よく見えます。お客さんのためではなく、点前をする自分のために飾るあたりが”楽只”の神髄のようです。
露地庭園の石畳をまっすぐに進むと、蓮斎があります。
蓮池の上に浮かぶように造られており、3畳の玄関を経て、10畳間+縁があります。天井が折上格天井ですが、折上部分が網代、格天井の縁は真っ白で、中はグレーや茶色が雁行状に配されていました。




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2013 冬 仁和寺 金堂・五重塔 特別拝観の案内(京の冬の旅4)


写真は、二王門

拝観期間:2013年1/10~3/18(1/23のAM、2/2、2/3、2/14、2/15、3/3、3/4は五重塔のみで300円
拝観時間:10:00~16:00
拝観料:600円

アクセス
市バスの10系統26系統59系統で御室仁和寺にて下車です。
または嵐電の御室仁和寺駅で下車し、まっすぐ進んだ先に二王門があります。
二王門をくぐったすぐ左手に本坊があり、正面奥に朱塗りの中門があります。
この中門をくぐって直進した突き当りが金堂で、その手前右手に五重塔があります。

見所
金堂:現存最古の紫宸殿の遺構、浄土図、阿弥陀如来像と四天王像、帝釈天像。
五重塔:内部の心柱、四天柱、胎蔵界五仏、内部の障壁画。

公開の頻度:E-3
金堂は2010年と2011年春の非公開文化財特別公開で、内部の公開がありました。
しかし今後も連続して公開される保証はないので、貴重でしょう。

五重塔内部は通常非公開で、特別公開も僕の知る限りではないです。
非常に貴重な公開の機会と言えるでしょう。

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松殿山荘1 アクセス(宇治散策22)

写真は、眺望閣からの庭園

宇治市にあり、1918年(大正7)に高谷宗範が作った山荘で、松殿山荘茶道会が管理しています。
通常は非公開ですが、年2回5月中旬と11月第3週(紅葉時)に往復はがきによる事前予約制で参観できます(詳細はHPに掲載されます)。
まずは予備知識を4つ。
・平安時代、この地には関白藤原基房の邸宅“松殿”があった。
・大坂の両替商、天王寺屋五兵衛(以下、天五)の屋敷を高谷宗範が移築したものが多い。
・宗範の「心は丸く、行いは四角く」という考えに根ざし、丸と四角の意匠が多い。
・宗範は小間(4畳半以下)のお茶よりも、広間(4畳半以上)でのお茶の復興を目指したため、広間のお茶室が多い。
これらが重要です。

アクセス
宇治市といっても最寄り駅はJRと京阪の“木幡(こわた)”なので、宇治市北部、六地蔵駅の次です。
JRの木幡駅を降りて、府道7号線(線路に併走する大きな道)の信号を渡りそのまま直進します。
この後は住宅街の道が複数に分岐している上に、案内がないためややこしいです。
しかしポイントは1点、
すべて“右側に進んでください”。
すると行く手が砂利道になり、松殿山荘の表示が初めてあります。
さらに進むと案内に従って右折しますが、この道は両脇が土手のようになっている芝生の道です。
差し詰めスノボのハーフパイプのような感じです(笑)。
ここの紅葉もきれいでした。

そしてこの道が左に曲がった正面の階段の上に大門があります。
大門をくぐると右手に庭園への入り口が、正面には中玄関と大玄関があります。
大玄関から入り、受付をして参観料1500円を納めます。




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2013 冬 妙心寺 大庫裏・経蔵 特別拝観の案内(京の冬の旅3)


写真は、経蔵

拝観期間:2013年1/10~3/18
拝観時間:10:00~16:00
拝観料:600円

アクセス
京都駅からなら、JR嵯峨野線の花園駅が最寄りです。
駅を出て右手前方の先に妙心寺の南総門があります(簡易地図1)。
南総門を入り、左手に三門、仏殿がありますが、この右手に経蔵があります(簡易地図2)。
さらに直進すると、大方丈に突き当り右折します。
橋の下をくぐった右手に大庫裏の玄関があります。
市バスなら、91系統93系統で妙心寺前か、26系統で妙心寺北門前で下車です。

また妙心寺の後に仁和寺に行かれる予定ならば、北総門から出て市バス26系統に乗り2つ目の御室仁和寺で下車です。

見所
大庫裏
大かまど、三十畳敷の食堂など
経蔵
6500巻の経典を納めた八角形の回転式輪倉、八天の彫像、傳大士像

公開の頻度:E-3
大庫裏・経蔵共に通常は非公開で、特別公開も稀です。
貴重な公開の機会と言えるでしょう。

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岩戸妙見宮 圓成寺(鷹峯散策8)


写真は、紅葉の本堂(住職が特別に撮影を許可して下さいました)。

岩戸妙見宮 圓成寺(いわとみょうけんぐう えんじょうじ)は、北方の守護神、岩戸妙見大菩薩をお祀りしています。

アクセス
光悦寺のちょうど向かい側に表門があります。
中門が少し奥まっているので注意です。

拝観
拝観料は無料ですが、中門前に「境内撮影禁止」と書いてあります。

中門をくぐると左手に寺務所があり、まっすぐに石畳の参道が続きます。
参道の突き当りが“妙見宮”でその手前には小さな池があり、橋が架かっています。
そしてそのさらに少しに手前から左手に参道が分かれ、その奥に本堂があります。

このあたりは見通しが良いので、本堂、妙見宮は一望できます。
紅葉時はこのあたりのもみじが非常にきれいですが、“撮影禁止”です。

妙見宮の左手奥には秋山自雲霊神(痔の神)、さらに奥には巌門の滝(いわとのたき)があります。

妙見宮開扉
妙見宮は毎月1日と15日に開扉されます。
妙見宮では祈祷が9:00、10:00、11:00、11:45、13:00、14:00、15:00から30分間程度あります。
それ以外の時間はお堂の外からお参りとなりますが、結構像が大きいので外からでも結構見えます。
立像で円形の後背や左手には如意宝珠のようなものを持つので地蔵菩薩のようですが、右手には刀を真っ直ぐ上に持ち顔や姿は不動明王のようです。

また当日は本堂も開扉されていました。
内陣は釈迦如来像と多宝如来像などの日蓮宗の形式でした。
内陣の右手には鬼子母神像、左手には大黒天がお祀りされていました。




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2013 冬 妙心寺 東海庵 特別拝観の案内(京の冬の旅2)


写真は、書院南庭の坪庭

拝観期間:2013年1/10~3/18(2/1~2/3、2/15、2/16は拝観休止
拝観時間:10:00~16:00
拝観料:600円

アクセス
京都駅からなら、JR嵯峨野線の花園駅が最寄りです。
駅を出て右手前方の先に妙心寺の南総門があります(簡易地図1)。
南総門を入り、左手に三門、仏殿を過ぎ、法堂との間で右折した先の左手にあります(簡易地図2)。
市バスなら、91系統93系統で妙心寺前か、26系統で妙心寺北門前で下車です。

また妙心寺の後に仁和寺に行かれる予定ならば、北総門から出て市バス26系統に乗り2つ目の御室仁和寺で下車です。

見所
書院西庭の東海一連の庭、書院南庭の白砂に7つの石組みを配した7坪の枯山水庭園、方丈南庭の白露地の庭園。
狩野派による書院の襖絵

公開の頻度:E-3
通常は非公開の塔頭で、また特別公開も稀です。
貴重な公開の機会と言えるでしょう。

また妙心寺では「大庫裏・経蔵」も公開されるので、一緒に拝観されるといいでしょう。

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苔香居2 庭園 泰庵(松尾散策15)


写真は、庭園。

長屋門左手の小路から庭園へ。
小路はくねくねとまがっており、やがて拡がる視野の先に一面苔、石組が数か所ある庭園が現れます。
手前には床が焼き瓦の腰掛があります。
この庭園の右手奥は後で分かるのですが、露地庭園になっています。
右手奥には茶室の腰掛待合が見えています。

腰掛待合の右手の苑路を進むと、飛び石の続く苔のきれいな露地庭園があります。
ちょうど先ほどの広間の前庭の右手奥に当たります
苑路の正面に茶室の泰庵(たいあん)があります。

泰庵の左手から裏側に進むと、離れの疎影軒があります。
内部は土間風で、こちらが待合で主菓子はこちらで頂きました。

待合で待っていると席に呼ばれます。
1畳台目で1畳と台目畳の間を板の間が隔てています。
また1畳分の床の間が奥にあります。
躙口から中に入り、4人で1席。1畳に4人がびっちり並びます。
裏千家学園の生徒さんのお点前です。



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2013 冬 相国寺 慈照院 特別拝観の案内(京の冬の旅1)


写真は、門前

拝観期間:2013年1/10~3/18
拝観時間:10:00~16:00
拝観料:600円

アクセス
地下鉄烏丸線の鞍馬口駅で下車し、出入口1から地上に出ます。
出て烏丸通沿い左に向かいます。
烏丸通沿いに歩き2つ道を渡ると、派出所が見えてきます、
この先が築地塀で、これが慈照院の裏手になります。
この築地塀に沿って、左手3つ目の道を左折します。
そしてこの築地塀に沿って右折した先の左手に慈照院の表門があります。

普通に相国寺の境内を探してもないのが注意点です。

見所
書院の”棲碧軒”、宗旦狐の伝説のある茶室”頤神室”、首を利休とすげ替えられる布袋像、露地庭園、客殿前の陸船松と枯山水庭園

公開の頻度:E-3
通常非公開ですが、5人以上で事前に申し込めば拝観可能ではあります。
しかしちょっと変わった会!?などに入っていないと(笑)、なかなか実現するには高いハードルです。
今回は予約なしで1人でも拝観できるので、貴重な機会と言えるでしょう。

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苔香居1 母屋(松尾散策14)

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写真は、長屋門

山口家住宅といいこのあたりの庄屋を勤められた士族の御屋敷です。
通常は非公開ですが、毎月「みんなで苔香居の利用を考える会」の主催でイベントを開催されています。

まず玄関が見事な萱葺きの長屋門です。
長屋門をくぐった正面には玄関に続く石畳の小路が、左手には庭園への入口があります。
玄関を入ると土間で、土間の正面奥は台所に通じており、天井が火袋で吹き抜けになっています。
当日はここでお蕎麦のセットを頂きました(料金は参観料込み)。

土間の左手から上がり、3畳の玄関間で受付をします。
奥が4畳半の間で、廊下に。
細い廊下を進んだ左手に4畳半のお茶室があります。

廊下を右に折れると10畳の大広間があり、外は苔の枯山水庭園です。
大広間には床の間や違い棚などもありますが、ここの釘隠しが秀逸です。
陶器で出来ており、三角形で個々に異なった緑の富士山の意匠です。

隣は4畳半で仏間になっています。
さらに廊下を右に折れると左手に庭に突き出た洋間があります。
さらに廊下を進むと右手に現れる坪庭を見ながら玄関まで1周して戻ります。




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