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2012 7月のアンケートの総括

今月のアンケートの総括です。

2012「第37回 京の夏の旅」で1番行ってみたいところは?
でした。

そもそも暑い夏に京都観光を検索される方の絶対数が減り、かつ今回のように大きな目玉がないと投票数は以前の月より伸び悩みます。

にも関わらず投票いただいた40余名の皆様、ありがとうございました。

結果

第1位: みたらし祭と旧社家庭園特別見学(鴨脚家庭園)______10件(23.3%)
第2位: 伏見稲荷大社 荷田春満旧宅・お茶屋___________9件(20.9%)
第3位: 上賀茂社家 梅辻家住宅_________________8件(18.6%)
第4位:清水寺 成就院_____________________7件(16.3%)
第5位:龍谷大学大宮学舎・龍谷ミュージアム(8/24~)_______4件(9.3%)
第6位:木島櫻谷旧宅(金、土、日のみ)______________2件(4.7%)
第7位:長江家住宅(7/20~)__________________1件(2.3%)
同7位: 大覚寺門跡 霊宝館__________________1件(2.3%)
同7位:下鴨神社 本殿・大炊殿_________________1件(2.3%)

考察

第1位は少しズルかったかもしれません。
要予約の企画ですからね。
鴨脚家庭園の希少価値に軍配です。

第2位は個人的には順当であったと思います。
この選択肢の中では最も一般ウケしそうな気がしますし、実際そうだと思います。
もちろん「そうだ 京都、行こう」効果も無視できないでしょう。

第3位も納得です。
ここもまず普通は参観できないですし、次回いつあるかの保障もないですからね。

第4位は個人的には意外でした。
確かに庭園はきれいですが、例年春と秋に公開しているため慣れた方にはどうしても”今更感”が漂います。

そしてこの間でゴソッと差があいて、
第5位は龍谷大学大宮学舎・龍谷ミュージアムです。
ここは善戦したと言えるでしょう。
何より公開がまだずっと後というハンデを背負っていましたから。
同時公開ならもう少し上位だったかもしれませんね。

第6位が木島櫻谷旧宅です。
最近の夏の旅や冬の旅では旧宅関係が多いですが、毎回アンケートでは票数が伸びないですね。
やはり庭園や仏像がないと注目されにくいのでしょうか。
来年の冬か夏は”新島旧宅”が怪しいですね(笑)。

第7位の3つは、なんとか1票です。
普段から見られる機会があるものには、かなり厳しい評価が下ります。
皆さん、なかなかに目が肥えていらしゃるようです。

以上のように、前4月は70票を超える投票があったものの、今回は40票と苦戦しました。
しかし票数自体の向上が一義的ではないので、来年以降も7月のアンケートのお題は”コレ”でいこうと思っています(笑)。

投票いただいた皆様、ありがとうございました。
来月もよろしくお願いいたします。

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桜鶴苑1 概要 (南禅寺別荘群散策11)


写真は、母屋側からの庭園

南禅寺交差点からまずは南禅寺を目指します。
順正を過ぎてすぐに、「桜鶴苑(おうかくえん)」の案内があり、ここを左折します。
小路の突き当りに立派な門が見え、これが桜鶴苑です。
ここにも7代目小川治兵衛の作庭の庭園があります。

ここは普段は結婚式場で、式がない時は食事が可能です。
逆に言うと、オンシーズンの土日はほぼすべて式が入っているので、週末ならオフシーズン、オンシーズンなら平日しか厳しいです。
ですから必ず事前に電話で確認し、予約をされた方がいいでしょう。
そして食事後に庭園を散策します。

門を入ると左手に鉄筋の建物、右手には数寄屋造の看松居があります。
左手は桜の間で、大きなホールになっています。
庭園は1段低くなっているので、階段で降ります。
芝生で奥に人工的な池があります。
春は桜がきれいです。

右手の数寄屋の和室に上がります。
玄関間を経て、正面には庭に面した広間があります。
左手は7畳半で違い棚があり、右手は11畳で1畳分が上段の間になっています。
庭園を眺めながらの食事です。

食事
お昼のメニューは
湯豆腐御膳 4620円、弥生 味めぐり 6930円があります。
夜もありますが、庭園を見るならお昼でしょう。

今回は湯豆腐御膳を頂きました。
先付け、湯豆腐、御重(2段)、煮物、御飯、留椀、水物と順に出てきます。
非常に丁寧に作っておられるのがわかるような美味しさとサービスでした。
正直お値段以上の価値があったと思います。




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2012 7/28の拝観2(本殿、みたらし祭)


写真は、みたらし祭の様子

さて本殿です。
ここの説明員の方のお話がネタのようでした(笑)。
要はこんな内容です。

建角身命は大願成就の神様で、八咫烏なので・・・サッカー日本代表!
昨年も夏に本殿の拝観をして(7/9~)、女子のワールドカップを応援したら優勝した(7/17)!
今年も7/7から本殿の拝観をして、男女のサッカー日本代表の応援の祈願をみんなでしている。
すると先日女子はカナダに勝ち、男子に至ってはスペインに勝った!
だからオリンピックで男女とも最終的にメダルが取れるように、みんなで祈願しよう!

というものです(笑)。

それなりに時期的な整合性があるのがニクイところです(笑)。

そして大炊殿の後は、みたらし祭へ。
ここまで来ると早く入りたいです。
暑すぎですから!
それにみたらし祭は初めてなんです!
祇園祭で燃え尽きるためか、来たことがなかったです。

まず舞殿右手で受付をして、膝上まで足をまくり、蝋燭を1本頂きます。
それを持って坂を下りて御手洗池に入ります。
最初は気持ちいのですが、徐々に冷たくて足が痛くなります(笑)。
橋の下をくぐって歩いて行くと、両脇に種火があるので蝋燭に火をつけます。

池の端まで来ると蝋燭たてがあるので、そこに蝋燭を立てて階段を登り池を出ます。

靴を履いたら御神水を頂いて、井上社にお参りして終了です。

17:00に終わりました。

暑かったですが、楽しかったです・・・が、暑かった(37.5度)です(笑)。

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野村碧雲荘3 能舞台、大書院 (南禅寺別荘群散策10)


写真は、花菖蒲の咲く西門前

ここは昭和3年の昭和天皇の御大典(即位の礼)の際に、昭和天皇の皇后の父である久邇宮殿下(くにのみや)が宿泊されることになり、それに合わせて造られたそうです。

大玄関ですが、大豪邸を越えて離宮のような雰囲気です。
しかし華美や威圧的な印象ではなく、むしろ車寄の柱を敢えて細くして控えめにしています。そうすることで一層周囲と調和した数寄屋造りにしたそうです。

内部に入り廊下を進むと、左手の手前に応接の間がありこれに隣接した奥に能舞台があります。
能舞台の背景は通常松だけですが、ここは応接の間でもあるために松竹梅が描かれているそうです。

さらに渡り廊下を進み大書院に向かいます。
手前に12畳の次の間、奥18畳の主室と4畳の上段の間があります。
これらを囲うように3方に入側(通路)があります。
襖は金地に鮮やかな松の絵などが描かれており、欄間の透かし彫りは流水に漂う扇です。

大書院からの庭園の景色も見事です。
大書院の前は芝生を挟んで池があります。
池は上流にあたり水深が浅いため、せせらぎが聞こえます。
さらに大書院の角から突き出るように滝見台があり、先の滝が見えるそうです。

また大書院の“碧雲荘”の扁額は、ここに宿泊された久邇宮殿下の親筆です。

大書院を出た植え込みに、小さな雪見灯篭があります。
これは金沢藩の御用商人であった銭屋五兵衛の所持していたものを買い取ったそうで、当時で5万円だったそうです(当時の大卒の初任給が80円ぐらいです)。

表門から鹿ヶ谷通に出ます。

ここは、もはやこちらが評価できるものではないです。

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2012 7/28の拝観1(鴨脚家庭園、河合神社、糺の森)


写真は、鴨脚家(いちょうけ)庭園

この日は事前に予約した”ガイドとめぐる世界遺産下鴨神社みたらし祭と旧社家庭園特別見学”でした。
鴨脚家庭園→河合神社→糺の森→下鴨神社 本殿、大炊殿→みたらし祭のコースで2500円。
もちろん目玉は、鴨脚家庭園です。

14:30に家庭裁判所前に集合ですが、この日の最高気温は37.5度!
皆さん汗だくです。

ルーキーさまとその御友人も一緒でしたし、このブログの読者の方もお1人おられました

集合した後、家庭裁判所前から下鴨本通りを北上して鴨脚家庭園です。
2006年や2009年に申し込み制で公開があって以来のようです。

詳細は本編に載せるので感想だけ。
全員入るや否や門が閉められたのは、碧雲荘以来です。
あの谷底の庭園はインパクトありです。
下鴨神社の社家もあそこだけしか残っていないのですね。
いい経験でした。

そしてさらに下鴨本通りを北上して第一摂社の河合神社へ向かいます。
鴨長明ゆかりのお寺で、再現された長明の”方丈の庵”があります。

その後”瀬見の小川”から糺の森へと入ります。

糺の森には屋台がたくさん出ており、”加茂みたらし”も出店していました。

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野村碧雲荘2 花泛亭、蘆葉舟 (南禅寺別荘群散策9)


写真は、不老門

花泛亭に戻り、内部に入ります。
まずは広間へ。
至ってシンプルそうな造りですが、造り付けがよく、さらにシンプルに見せるのが数寄屋造りの神髄だそうです。
奥にはお茶室が2つ、又織庵(ゆうしきあん)と南光席があります。
2畳の南光席は見られませんでしたが、3畳の又織庵は5人ずつ交代で入りました。
通常は薮内家なら燕庵の写しを造るのですが、敢えて織部好みの茶室を造ったところに野村得庵のこだわりがあったのではないかということです。
又織庵に隣接した外部には露地庭園があり、推古時代の酒造石と云われる長い石が筧に利用されています。

池の南側に沿って進みます。
先ほど待月軒から見えた船型の茶室、蘆葉舟と観月台の羅月に来ます。
これらは外部からの鑑賞ですが、船型の茶室は日本に3つしかなく、今尚使っているのはここだけだそうです。

散策路に沿って飛び石を渡り、池の北側にあたる“鷺序”の前の芝生に降り立ちます。
先程とは反対に、この芝生から待月軒側を見た景色も東山借景はないものの格別でした。
見る方向が変わると印象も随分変わります。
さらに奥(東)にある大書院や能舞台の前を通過しますが、この前の池の中央に半夏生が円形に植えられています。
これが6月になると綺麗に白くなり、あたかも池に映る満月のように見えるそうです。
さらに奥右手には石橋があり、ここから池に流れ込む3段の滝が見えます。

散策路にそって進み正面に現れる去来門をくぐると、道が大きく拡がり、左手に大玄関があります。

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2012年 amadeus家の夏休み旅行日程


写真は、伊勢志摩近辺の地図

今日は箸休めで、京都とは関係のない掲載です。

今年も夏は家族旅行に出かけます。

行く先は、”伊勢・志摩”です!
僕は小学校の修学旅行以来。

そこでいつものように日程案を作成します(笑)。

メンバーは、家族4人(僕、妻、長男(5歳)、次男(もうすぐ3歳))。
日程は8/16(木)~8/18(土)の2泊3日。

まず最初は交通手段です。
車で名神~第2名神が普通かもしれませんが、今回は近鉄電車にしました。
理由は
・8/16~8/18とお盆に重なり、渋滞の可能性がある。
・僕自身が2時間以上の運転が非常にキライで、かつ妻に運転免許がない
・子供は電車が好きで(今回は近鉄特急)、京都駅から乗り換えなしでも行ける
からです。

現地での移動は、もうすぐ3歳児を連れての電車は大変ですので、レンタカーを2日間借りることにしました。

次に日程です。
”まっぷる伊勢志摩”を買ってきて、家族みんなで検討しました。
それぞれに希望の場所があり、
次男:鳥羽水族館
長男:志摩スペイン村
妻:ミキモト真珠島
僕:もちろん伊勢神宮
でした。

これらを総合すると、おおまかに以下のようになりました。
8/16 
近鉄特急で京都駅8:10~鳥羽駅10:30→レンタカーで伊勢二見鳥羽ラインで→伊勢神宮の内宮→おはらい町で昼食→伊勢神宮の外宮(おもいっきり逆ですが(笑))→夫婦石か二見シーパラダイス→鳥羽の戸田家で宿泊。
夜はお部屋で通常の懐石料理

8/17
朝はバイキング→レンタカーで志摩へ→志摩スペイン村→残り時間次第で賢島エスパーニャクルーズなど→レンタカーを返却して戸田家へ。
夜はお部屋で伊勢海老懐石!

8/18
朝はバイキング→ミキモト真珠島→鳥羽水族館→お土産を買う→近鉄特急で鳥羽駅14:55→京都駅17:20
です。

ポイントはこれらの訪問順序です。
子供と行く場合は、鳥羽水族館や志摩スペイン村に行った後に伊勢神宮に行くと”苦情の嵐”です(笑)。
ここは到着してすぐの”居るだけでテンションが高い”初日の最初に伊勢神宮にしました。

志摩はやや離れているのと、志摩スペイン村の所要時間が不明なので2日目にしました。

最終日はレンタカーが必要でない鳥羽駅近辺で固め、レンタカーを2日間にしました。

なかなか頭脳的ではないでしょうか(笑)。

JTBで出発日2か月以上前の6/13に申し込んだので、通常料金で戸田家の嬉春亭(グレードが高いところ)に宿泊できる特典付きでした!
また志摩スペイン村は通常4800円、鳥羽水族館は2400円で合計7200円ですが、JTBのセットでは5200円でした。
さらにミキモト真珠島は事前にJTBで訪問日指定しておくと、通常料金1500円で別室での海女さんの実演観賞とドリンクサービスがあります。

交通手段を考えたり、いろいろオプションを付けたり、日程を並べ替えたりしてうまくあてはめるのが・・・大好きです(笑)。

他人の日程案まで作り出す始末ですからね(笑)!

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野村碧雲荘1 待月軒、龍頭軒 (南禅寺別荘群散策8)


写真は、西門の前

最初に
建物は北村捨次郎が、庭園は7代目小川治兵衛が主に造り、そこにオーナーたる野村得庵の意見が入っているそうです。

西門から入ります。
西門の右奥に見えるのが不老門です。
西門を入ったところは小さな前庭になっており、右手の木戸をくぐります。
すると左手前方に大きな池が拡がります。
池は奥(東)から手前(西)へ琵琶湖疏水の水が流れています。
右手には待合の“待月軒”があり、ここに荷物を置いておきます。
ここからの池の眺望(東側へ)が秀逸です。
琵琶湖疏水の水が流れくる池の周囲には赤松が並び、左手の建物は意外と木々で目立ちません。そのように設計されているそうです。
左前方の対岸には芝生があり、ここに桜が一本あります。
ここから奥に大書院などがありますが、ここからは目立たないように設計されているそうです。
右前方には船型の茶室、蘆葉舟と観月台の羅月が見えます。
借景は東山連峰の南禅寺山がすぐ目の前で、この視野の中央に永観堂の多宝塔が見えます。
さながらこの庭園のために造ったように見えるほど、きれいに借景としてはまりこんでいます。

さらに奥に進みます。
右手奥にはお茶室の“花泛亭(かへんてい)”がありますが、一旦ここは通過して、“不老門”に向かいます。

見学の際は不老門も開かれます。お茶会の時はこの門から入るそうです。
不老門の右手に隣接して“龍頭軒”があります。
龍頭軒の土間には豊国神社の鳥居の古材が使用された丸柱があり、この真ん中に四天王寺の五重塔についていた龍頭が差し込まれています。
龍頭は結構大きいです。
この柱を中心に天井の柱が放射状に広がっています。

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2012 京都迎賓館参観申し込みの結果


写真は、平成24年の京都迎賓館の当選ハガキ。

今年の京都迎賓館の申し込みは6/23に終了し、本日(7/27)返信がありました。

僕は、
1.5枚ハガキを出して
2.9/1(土)の14:30~16:00が
3.当選しました。

皆さんはいかがだったでしょうか。

出来ればいろいろと考察したいので、データーを教えて頂ければうれしいです。

ポイントは上記の3つです。
1.何枚ハガキを出したか
2.いつが当選したか。日付時間まででなくとも、平日か土日かだけでもOKです。
3.落選の方は2は不要です。

以上、可能であればコメントに記載して頂けると有難いです。

よろしくお願いします。

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清流亭2(南禅寺別荘群散策7)


写真は、桜の時期の寄付

庭園に降りる沓脱石は畳1畳分ほどもある鞍馬石で、非常に希少なものだそうです。
脇にある手洗いは“自然石の手洗い”で、大きく角ばった石に大きな穴が2つ並んで開いており、ここに水が溜まって手洗いになっています。

庭園は書院から池は見えず、まさに露地庭園です。
石畳の散策路があり、左手奥に最初に触れた“寄付”があるので、本来はここから茶室へ向かう訳です。
この途中の散策路も流響院と同じで、散策路が周囲より低いため、苔に包まれているような感覚です。
十三重の塔が途中にあり、これは大和高麗寺から移設したものだそうです。

右手に進むと池があります。
飛び石もあり、回遊出来ます。
庭園自体の大きさは、印象的には無鄰庵の半分ぐらいでしょうか。
ただし庭園の植樹が結構高く無鄰庵のように見渡せないため小さい印象になるのかもしれません。

最後に茶室の白露に入ります。
この茶室の設計は、千利休が堺に造ったものと同じように造ったものだそうです。
客座の上座、下座、手前座と天井の高さも順に下がり、素材の質も順に落ちるようにして、謙りを表現する仕様です。

小川治兵衛色はやや薄く、大きめの露地庭園といった印象で非常にきれいでした。

実は清流亭は内部の撮影が”可”でしたので、上記すべての写真がありますが、写真の公開は不可です。
そもそもこのような迎賓館的な庭園は、その”神秘性”にこそ価値があるので、やはり見せるべきではないと思います。

見たい方、是非ご自分の目で見てみてください。
そこに辿り着くまでの過程が困難な分、空想も膨らみ、実際に見た時の感動も大きくなります。

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2012 夏 京都市文化観光資源保護財団 会員事業


写真は、ウェスティン都ホテルの佳水園

僕の所属している京都市文化観光資源保護財団の会員事業です。

今回観賞系のは4つでした。

1.火の祭礼「広河原松上げ」行事 特別鑑賞 8/24 17:00~23:30 参加費1000円
広河原は花背のさらに奥ですので、行くにも一苦労です。
ちなみに昨日の峰定寺よりまだ奥です。
それをバスで連れて行ってくれるのですから、不慣れな方にはいいでしょう。

2.重陽の神事「上賀茂神社 烏相撲」行事 特別鑑賞 9/9 10:30~13:00 無料
社殿の案内もあるようです。
まあ個人でも行けそうな気もします。

3.近代和風名建築 都ホテル「佳水園」と名勝庭園 特別鑑賞 10/30 13:00~15:30 無料
普段でも都ホテルに入れば観賞できる庭園です。
しかしちゃんとした解説が聞けるのがいいですね。
僕はこれを申し込みました。

4.「時代祭」行列観覧席ご招待 京都御苑内特設席 10/22 無料
今年は平日・・・あまり魅力的ではなかったです。

以上の中から、会員は行きたいものを8/1までに自己申告します。
一応定員はありますが、大抵全員行けることが多いです。

京都文化観光資源保護財団の活動に興味がある方、参考にしてみてください。

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清流亭1(南禅寺別荘群散策6)


写真は、清流亭の正門と母屋

大正天皇の御大展(即位式)の際に、東郷平八郎の宿舎となりました。
その際に東郷が「清流亭」と命名してからそう呼ばれるようになったそうです。

玄関の正面に立つと、右手に母屋、右正面に正門、左手に寄付および腰掛があります。
本来は正門から入って左に進んで、まずこの寄付で待ち、露地庭園を経て茶室へ向かうのでしょうね。
寄付の前には苔蒸した蹲踞があります。
これは元々は智識寺の塔心石といわれ、非常に珍しいものだそうです。

今回はまず母屋に入ります。
母屋は後世に便宜上増築されたものです。
母屋の奥には中庭があり、右手に“七畳の間”が、左手に廊下があります。

次に左手の廊下を進みます。
廊下の先には書院の“残月の間”があります。
残月の間の正面には露地庭園が、左手奥には茶室の“白鷺(はくろ)”です。
左横は正門から入った場合に正面にある露地庭園で、丸炉の蹲踞と茶室に隣接する“丸炉の間”があります。
ここも苔が深く、円柱の丸炉の蹲踞が非常に風情があります。

“残月の間”の欄間は“扇絵の欄間”で、透かし彫りの扇が横に連なった意匠です。
また床の間は上段の間を利用しているので、随分前に出ており、“清流亭”の掛け軸があります。

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2012年 7/22の拝観3 最終 (峰定寺)


写真は、峰定寺の参道

鞍馬寺を後にして、さらに北へと向かいます!

市内中心部から鞍馬寺まで約12km、鞍馬寺からさらに北に”20km”で、本日のお目当て”峰定寺(ぶじょうじ)”に9:40頃到着です。

いやはや遠いなんてもんじゃないですね。
途中で峠を越え、細い山道を走ってですから。

詳細はマイナー散策に掲載しますので、少しだけ。

冬季は積雪で閉鎖、雨の日も入山不可です。

通常往復で約40分と案内されますが、健脚なら25分程度です。
しかし楼門から懸崖造りの本堂までの階段は、終盤で傾斜がキツくすべり易いです。
しかも手すりは最小限。

10:10頃には峰定寺を出て、あとはひたすら引き返します。

なんとか12:00前に帰宅しました。

また1つ秘境を制覇した気分です(笑)。

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流響院2(南禅寺別荘群散策4)


写真は、外観

この庭園を池の外周に沿って反時計まわりに散策します。
まず庭園南縁からです。
ここは周囲が一面苔の中に曲りながら続く砂利道を歩きます。
砂利道が周囲の苔より少し低いため、「苔に包まれている」感じが一層増すように工夫されています。

小川治兵衛氏の庭園の特徴として、池の水を流すように作庭されるので、散策路に沿って常に小川のせせらぎが聞こえてきます。
庭園中央の滝の裏手にはお茶室”涼流亭”があります。

涼流亭の奥にあたる庭園東縁は下が芝生になっていて、ここだけ東山借景が見えず、代わりに桜などの花モノが植えてあります。
他の東山借景が見えるところには、敢えて借景が霞むような花を植えていないそうです。
庭園北縁は木々が茂り森のような感じです。

そしてまた主屋に戻ります。
庭園自体の大きさは無鄰庵より少し大きいぐらいの感じです。

少し小高い主屋の縁側から見る景色が1番きれいです。
東山借景までよく見えます。
内部の襖絵は、2009年森田りえ子氏作のもので、劣化しにくいようにプラチナや金を使って描かれています。金閣寺の方丈なども手掛けられています。

しかしまあ見事な庭園でした。

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2012年 7/22の拝観2(鞍馬寺)


写真は、由岐神社の本殿から見た拝殿

車で鞍馬寺に向かいます。
川床のついでに6/24にも家族で来ています。
そんなに頻回に来てどうすんねん!って感じですね(笑)。

楼門前で道なりに右折してすぐにコインパーキングがあります。
8:30には到着しました。
9:00から開門かと思ったら、あの門は24時間開いていると。
9:00というHPなどの記載は、本堂の寺務所の受付開始時間だそうです

受付に係の方が来られるのが8:00頃だそうで、それ以前は・・・無料通行だそうです。

まあおかげさまで無駄な待ち時間がなくなりラッキー!

ここも写真の再撮影が1番の目的で、やっと楼門の無人写真が撮れました!
6/24もそれ以前もチャンスがありませんでした。
あそこはいつも人がいるので難しいです。

ケーブルカーも8:30頃が始発ですが、由岐神社も再撮影でしたので山登りです(笑)。

本堂にさっさと登り、比較的人の少ない本堂周囲の撮影をして、また徒歩で下山です。

下りたきた時点で、9:00過ぎでした。

そしてこの後、本日の1番の目的地へと向かいます!

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