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2013 8月アンケートの総括


今月も100名以上もの方に投票をして頂きました。
ありがとうございました。

さて今月はイレギュラーのお題で、
京都の夏の暑さはどうですか?
でした。

結果
上記の通りです。

考察
今年は僕が期待!?した通り、なかなかの猛暑になりました。
それでも2010年よりはマシだった気もします。

大まかな結果は、
京都は暑い:他地域と変わらない:未体験=55:35:10
ですね。
2名の方は既に解脱されているようです(笑)。

今回の回答を左右するポイントは2点。
1:現住所
2:京都の夏に何回来たか
でしょう。

日本の夏は、北海道以外なら京都に限らず「暑さで死ぬかと思う」ような体験を出来るでしょう(笑)。
ですから京都であれ他地域であれ、長期間いれば”酷暑の日に当たる確率が高くなる”んでしょうね。

ですから今回の回答は、
”普段住まれている地域の暑さ”と”京都に滞在された時の暑さ”を比較した結果であると思われます。

1年といわず、数年京都に住めば必ず「暑さで死ぬかと思った」日に出くわします。
北海道の方などがこういう日に当たると、文字通り”死にかけて”おられます(笑)。
しかし熊谷市、多治見市や高知中村の江川崎あたりから来られた方なら、「それほどでもない」という評価になるのかもしれません(笑)。

僕が大変した中では山形市や前橋市なども暑かったですが、”京都の湿度”は勘弁して欲しいですね。
まさに”まとわりつくような暑さ”。
年によっては9月初旬まで暑かったりしますが、今年はそこまでではないようですね。

今月も参加して頂いた皆様、ありがとうございました。
来月もイレギュラーなお題で、マニアックな内容です(笑)。
是非参加してくださいね!

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嵯峨薬師寺


写真は、書院前庭

嵯峨釈迦堂こと清凉寺の境内にあるお寺です。

場所は清凉寺の西門付近で、清凉寺の本堂の左手に秀頼の首塚を挟んで嵯峨薬師寺の本堂があります。
通常本堂は閉まっており、本堂の左手には“生の六道”石碑があります。
かつてはこの付近に福生寺があり、そこに六道珍皇寺の井戸から地獄に向かった小野篁がこの世に帰ってくる井戸があると云われていました。

さらに左手には庫裏への玄関があります。
通常の拝観ではここまでです。

地蔵盆
毎年8/24の地蔵盆の際には、本堂が10:00~15:00まで一般に公開されます。
もしくは普通の日でも5名以上集めて事前に予約すれば、本堂内部を拝観することが可能です。

本堂に上がると、正面に本尊で秘仏の心経秘鍵薬師如来像がお祀りされています。
18cmの座像ですので結構小さいです。
内陣の右手には船上阿弥陀三尊像が、左手には生六道地蔵菩薩像がお祀りされています。

また本堂の左手の廊下を進むと奥に書院があります。
本堂の真裏にこの書院前庭があります。
それほど大きくはないのですが、中央に池があり奥の築山には植え込みがあり徐々に高くなっていきます。
そしてその築山の後ろには借景として清凉寺の本堂が入ってきます。

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2013 8/24の拝観報告4(渉成園 下京・京都駅前サマーフェスタ2013)


写真は、閬風亭内部。

瑞雲院で諸事情により、まいさまが帰宅を余儀なくされ、京極堂さまも帰られたので7名になりました。

堀川五条からタクシーで渉成園へ。
下京・京都駅前サマーフェスタ2013の開催日でしたので、小雨もちらつくなか行ってきました。

心配された園林堂ですが、開いていました!
棟方志功氏の襖絵と、奥の仏間には阿弥陀如来像が見えました。
しかし外から眺める仕様でしたので、少し遠かったです。

そしてクールスポットになっている”閬風亭”へ。
通常内部は非公開ですが、ここ日は上がれます。
中は広い広い広間です。

石川丈山筆の”閬風亭”の扁額や、徳川慶喜筆の”渉成園”の額もありました。

ここで皆さんマッタリ・・・。
誰も庭園の奥まで行こうとしません(笑)。
そりゃ渉成園に来たことがない人は、ココにはいないか。
僕だけ1人で性懲りもなくウロウロしていました。

そしてここでhytさまに偶然出会いました。
次の予約は本来8名だったのですが、まいさまが急遽帰らなくては行いけなくなり7名の状況でした。
そこでhytさまに「次のところに同行されますか?」とお聞きすると、
「そこは1度行ってみたかった」とのこと。
結果、再度8名になりました(笑)。

こんなところで偶然に出会い、そして次の場所も以前から行ってみたかったなんてことが起こるのが、
”アマデウス会の底力”
だと痛感しました(笑)。

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法輪寺 特別拝観(嵐山・嵯峨野散策4)


写真は、桜咲く多宝塔

通常は本堂や多宝塔を外部からお参りだけですが、
2013/8/16の「そうだ 京都、行こう」の会員プランで、
書院にて参詣曼荼羅、収蔵庫で重文の持国天、多聞天、本堂内で虚空蔵菩薩のお前立を拝観しました。

まず本堂の右手にある玄関から中に入ります。
右に進むと奥に書院があります。
書院には応仁の乱以前の法輪寺の様子を、桃山時代に描いた“参詣曼荼羅”がありました。
大堰川の向こうに朱塗りの仁王門があり、石段の上の本堂、左手に多宝塔があるのは今と同じです。
また仁王門の少し上流に渡月橋が今とほぼ同じ場所に架かっており、橋料を徴収しているようです。
また仁王門の左手には口から“南無阿弥陀仏”と出ている空也上人も描かれています。

玄関方向に戻ってそのまま直進し、本堂へ。
内陣の奥には本尊の虚空蔵菩薩のお前立があります。
これは前田利家が「大名になれたら法輪寺を再建する」と願掛けをした結果大名になり、その約束として伽藍の再建をした際に同時に造ったものだそうです。
左に如意珠、右に宝剣を持っているのが珍しいそうです。

外に出て多宝塔の右手に向かいます。
多宝塔の右手奥には植え込みに隠れるように収蔵庫があります。
ここに重文の持国天像と多聞天像があります。
ヒノキの寄木造で、鎌倉時代のものです。
非常に躍動感がありました。




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cet eteさまの日程案


写真は、桂離宮の旧書院と中書院

日 程:9/2 12:00~9/4 16:30
参加者:20代 1人
宿泊先:京都駅付近
移動手段:公共交通機関のみで自転車はなし。

事前の計画
9/2:12:00~上賀茂神社→龍安寺→仁和寺
9/3:8:30の京阪バスで比叡山(東塔・西塔)→叡山ケーブル・ロープウェイで八瀬、バスで大原(三千院・宝泉院その他散策)
9/4:9:00桂離宮(固定)→嵐山線で天龍寺他散策→JRで京都駅→14:30西本願寺(書院・飛雲閣参観)→16:30京都駅発

質問
1 より効率的なプランがあるか
2 比叡山から大原までどれくらい時間がかかるか
3 1日目に龍安寺仁和寺には行かずに下鴨神社に行った場合、その後回るべきところとして近くにおすすめの場所はないか
4 お得なチケット

最初に
1の「より効率的なプランがあるか」ですが、これらの訪問先ならこれでいいでしょう。

9/2 
12:00 京都駅から市バス9系統で京都駅~上賀茂御薗橋上賀茂神社→(西村家別邸)→市バス46系統で上賀茂神社前~千本北大路→市バス59系統で千本北大路~竜安寺前→龍安寺→市バス59系統で竜安寺前~御室仁和寺(徒歩でも可)→仁和寺→市バス26系統で御室仁和寺~京都駅

これなら市バスに5回ないし4回乗るので、1日乗車券を最初の9系統の車内で購入するといいでしょう。
帰りの市バス26系統は確かに京都駅まで行くのですが、ルート上は渋滞しそうな場所です。
早く帰りたいのなら、円町でJRに乗り換えると早いでしょう。

上賀茂神社の後に下鴨神社に行くなら、4系統ですが結構時間がかかります。
また素直に下鴨神社前で下車するか、敢えて新葵橋まで行って糺の森の正面から入るのかは、事前に決めておいた方がいいでしょう。
残り時間ですが、京阪沿線で「京の夏の旅」の祇園甲部歌舞練場六道珍皇寺に行くぐらいですかね。

9/3
8:30京阪バスで京都駅前~9:45延暦寺バスセンター→10:06山内バスで10:09西塔→西塔→10:40西塔~10:43延暦寺バスセンター→東塔→延暦寺バスセンター~比叡山頂→叡山ロープウェー→叡山ケーブル→京都バスで八瀬駅前~大原→京都バスで大原~京都駅もしくは大原~国際会館駅前→地下鉄で国際会館~京都駅

2つのアクセスを比較しました。
1:京阪バス→延暦寺バスセンター→山内バスで西塔往復→東塔→山頂までバス→叡山ロープウェー→叡山ケーブルで計2150円、
2:比叡山1dayチケット(2000円)で京都駅→東福寺駅(140円)→京阪で東福寺駅~出町柳駅→叡電で出町柳駅~宝ヶ池駅~八瀬比叡山口駅→叡山ケーブル→叡山ロープウェー→延暦寺バスセンターまでバス→東塔→山内バスで西塔往復→山頂までバス→叡山ロープウェー→叡山ケーブルで計2140円
ですので、料金的にはほぼ同じ。
しかし時間の試算をすると、2では9:46までに延暦寺に着けない上に煩雑な乗り換えが必要です。
よって1がいいでしょう。

2 比叡山から大原までどれくらい時間がかかるか
延暦寺バスセンーからなら、”乗り継ぎのスムーズさ”が最も影響するでしょう。
乗車時間だけなら合計45分ぐらいでしょうけれど、乗り継ぎが悪ければ1時間30分近くかかるかもしれません。
最大のポイントは東塔(延暦寺バスセンター)~山頂(ここからロープウェー)までのバスです。
1時間に1本ですので、延暦寺到着時からどれに乗って下山するのかを決めておく。
さらに先に西塔を見て、東塔で拝観をしながら待ち時間調整もするのが賢いでしょう。

9/4
市バス33系統で8:25京都駅前~8:49桂離宮前→9:00~10:00桂離宮徒歩で阪急電車 嵐山線で桂駅~阪急嵐山駅→嵐山散策→、JR嵯峨野線で13:39嵯峨嵐山駅~13:51京都駅→市バス9系統で京都駅前~西本願寺前→14:30~15:30西本願寺 書院・飛雲閣 予約拝観→市バス9系統で西本願寺前~京都駅前→京都駅

嵐山から京都駅までですが、嵯峨野線は結構本数が少ないです。
ここも予めどれに乗るか決めておくといいでしょう、というか上記13:39発の快速がいいでしょう。

以上です。
何か質問があれば、コメントしてくださいね。

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染殿地蔵(寺町マイナー散策11)


写真は、本堂

時宗のお寺で染殿院といいます。
安産祈願で有名です。

場所は四条寺町にあります。
四条通からは甘栗和菓子老舗・林万昌堂四条本店の奥に染殿院への細い道があります。
また新京極に入ってすぐの左手にも細い細い路地があり、染殿院と書いてあります。

平安時代初期、文徳天皇の后であった藤原明子は父・良房の邸宅であった“染殿”に住んでいたため染殿后とよばれていました。
その染殿后がこの地蔵菩薩に祈願したところ清和天皇を産んだことで、安産の御利益が有名になりました。
鎌倉時代、ここに時宗の四条道場と云われる金蓮寺(こんれんじ)があり、染殿院はその塔頭でした。
1930年に金蓮寺は鷹峯に移転し、染殿院だけがこの地に残りました。

内部は細い路地で本堂があります。
10:00~18:00までは窓口が開いていますが、お寺の方は常駐されていません。
呼び鈴を押すと中から出て来られます。
御朱印や由緒書きが頂けます。
本尊は地蔵菩薩で2mあるそうですが秘仏です。
御開帳は50年に1回なんですが、お寺の方によると前回がいつだったか不明であり、次がいつかは未定だそうです。



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2013 8/24の拝観報告3(瑞雲院)


写真は、小早川秀秋像

大宮通へ抜けて五条通へ。
そして堀川通の1つ手前の岩上通を上がったところに”瑞雲院”があります。
ここだけ京極堂さまが乱入されたので、全部で9名でした(笑)。

ここは戦国大名、小早川秀秋公がお祀りされています。
詳細は今後の本編で掲載します。

ここのご住職も奥様も非常に気さくな方で、楽しかったです。
御住職は「写真は、取り放題。そして広めてくださいね!」と。
了解しました(笑)。

1番の見所は写真の小早川秀秋像でしょうね。
かなり至近距離からみられます。
僕のような戦国通(マニア・・・いやオタク!?)には、説明不要、垂涎ものです!

左の卒塔婆に”黄門”とありますが、これは中納言の中国読みです。
だから水戸光圀公も中納言なんです。
現地でもお話しましたが、徳川御三家の内、水戸家だけは中納言です。
家格の高い尾張家と紀伊家は大納言です。

ちなみに歴史書では小早川秀秋は”金吾中納言”と書かれていることが多いです。

また本堂の前庭は枯山水庭園なんですが、この左手奥には堀川五条の歩道橋がバッチリみえます。
普段通勤で走って見ている光景が・・・。
なんとも不思議ですし、こんなところにもお寺があるのが京都のスゴイところですね(笑)。

門前にある見事な椿は、散り椿だそうです。
春のお彼岸頃に咲くそうですので、是非また行ってみようと思います。

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錦天神宮(寺町マイナー散策10)


写真は、本殿

錦天満宮の創始は、平安時代に菅原是善の旧邸“菅原院”を 六条河原院へ移し歓喜寺とした際に、その鎮守社として天満天神を祀ったのが始まりです。
後に秀吉の都市改造で寺町に移転しました。

アクセス
新京極のアーケードの中にあります。
安養寺から新京極をさらに南下します。
すぐに右T字路になり、その突き当りの左手に錦天神宮があります。

まず新京極通に面する正面に向かって立ちます。
その背後から突き当たってくる道が錦小路通りです。
寺町通から奥、高倉通までは錦市場です。
その新京極から寺町通までの間に一ノ鳥居がありますが、この鳥居の端が”ビルにめり込んで”います。
鳥居が先にあり、後からビルが建ったのですが、そんな無茶なかんじになっています(笑)。

こじんまりした神社です。
門をくぐると正面に本殿が、右手に京の名水の一つの“錦の水”があります。
天満宮ですので、北野天満宮と同じく“なでる牛の像”もあります。
本殿の左手奥には塩竈社などの摂社があります。

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2013 8/24の拝観報告2(八清)


写真は、お寿司のコース

さてなんやかんやで、JR嵯峨野駅から丹波口駅に向かいました。
12:00頃に到着し、五条通を西へ。
そして壬生川通を少し下がった西にある”八清”さんで昼食です。

今回は”お姉さま方”が多いので、昼食もそれなりに考えた方がいいのかな・・・という空気を察し(笑)、事前に拝観ルート上で探しました。

結構な裏道にあるので、ちゃんと調べていかないと見つかられなそうなお店です。

お部屋は特に指定はしていませんでしたが、畳の個室でした。
お料理も写真のようなかんじ。
右上は茶わん蒸しです。
メインはお寿司。
味噌汁も付いていました。
デザートは小豆のシャーベット。

これでなんと税込2000円!

個人的には非常にコストパフォーマンスの高いお店だと思います。
かなりおすすめ出来ます。
ちょうど壬生と角屋の間ですので、午前中に角屋、昼食を八清で、午後は壬生などのルートを組んでもいいでしょう。

みんなでワイワイ言いながら、13:00過ぎまでいました。
今回は1人でまわる時間×1.5倍で計画したので、ちょうどいいぐらいでした。

13:10頃に次へ向かいました。

最新情報
全然関係ないですが、
長らく修復中だった二条城の唐門が、
明日から完全復活です。

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安養寺 倒蓮華寺(寺町マイナー散策9)


写真は、門前

洛陽六阿弥陀霊場の1つとして知られており、倒蓮華寺(さかれんげじ)ともいわれます。
本尊を造る際に蓮華形の台座がどうしても壊れるので、蓮華を逆さにしたところ無事に完成したという伝説があります。

場所は、寺町蛸薬師の南東です。
蛸薬師通が河原町通から広くなっているところです。

通常拝観
真新しい山門があり、1階の奥には地蔵菩薩などの小堂があります。
さらに薄暗い小道を進み、左に曲がった突き当りに庫裏があり、御朱印はこちらで頂けます。

山門を入ってすぐ右手の鉄筋の階段を登って2階にあがります。
本尊の阿弥陀如来像はここからガラス越しにお参りします。
ですから通常は倒蓮華を見ることができません。

洛中六阿弥陀めぐりの功徳日である1/15、2/8、3/14、4/15、5/18、6/19、7/14、8/15、9/18、10/8、11/24、12/24と春秋のお彼岸はお厨子を開けておられ、10:00~15:00までは本堂に入ってお参り出来ます。

特別拝観
2012年11/1~11/4に開催された、第10回 都伝統工芸会 特別企画展にて特別拝観がありました。
門前で拝観料300円を納めます。

2階に上がり、本堂の中に入ります。
一休宗純や後陽成天皇御宸筆の掛け軸や、恵心僧都の画がたくさん展示されていました。
本堂の内陣中央には、本尊の阿弥陀如来像がお祀りされています。
厨子の右手にまわると、右下が開放されており倒蓮華(さかれんげ)を見ることができました。
また本堂左横には元三大師像、左手奥には釈迦如来像と毘沙門天像がお祀りされていました。

さらに1階奥や隣のビルの展示室にも展示があり、狩野探幽の山水図、狩野山雪の蝦蟇鉄拐図なども展示されていました。

非公開文化財特別公開
2016年秋にありました。
本尊を初めとする内陣の公開。
もちろん本尊のお厨子の右下も開いており、倒蓮華が見えます。
内陣の手前には恵心僧都座像もありました。
本堂には地蔵曼陀羅、絹本著色截金真向阿弥陀如来像や絹本刺繍地蔵菩薩像などが展示されていました。

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2013 8/24の拝観報告1(嵯峨薬師寺 地蔵盆)


写真は、地蔵盆で公開された本堂

この日は拝観日。

以前からネラッていた8/24です。
清凉寺の境内にある嵯峨薬師寺は、地蔵盆の8/24だけ本堂が一般に公開されます。
確か5名以上だったと思いますが、それぐらい人数を集めて予約しても本堂内を拝観できます。
このブログでもかなり初期に話題になりましたが、当時はアマデウス会もなかったので実行されませんでした。

さて10:00に清凉寺に集合にしました。
今回の参加者は、あんとんさま、WAM師匠、ルーキーさま、なおすけさま、serimamaさま、まいさま、Hitoさま(初)と僕の8名です。
僕と師匠以外は女性という、非常に女子率の高い会でした。

時間ですが、HPには10:00~15:00と書いてあり、現地の張り紙には11:00~15:00と書いてありました。
実際10:00過ぎにはまだ準備の名残がありましたが、本堂内には入れました。

少し説明すると、かつてこの付近に福生寺というお寺がありました。
かの小野篁は六道珍皇寺の井戸から地獄に出仕し、福生寺の井戸からこの世に戻ってきたと云われており、”生の六道”の石碑が本堂前にあります。

この日は秘仏の本尊 薬師如来像、船上阿弥陀三尊像と生六道地蔵菩薩像を見ることが出来ました。
しかし檀家さんも含めてみんなBの写真が撮り放題状態だったのには、少し驚きました(笑)。

また本堂の裏には書院の前庭があり、ここの池泉式庭園の借景が清凉寺の本堂なんですね。
そうそう、本堂で薬師如来像をみていたら「ブログの方ですよね」と声をかけて頂きました。
初期の頃は僕も驚きが先行していましたが、今はナマイキにも随分慣れました(笑)。
大体、「こういう時期にこういうところに行くと、こういう人達が集まってくる」ので、出会うのは自然の成り行きです(笑)。
コメントはされていないそうですが、毎日見て頂いてるご様子でした。
有り難いことです。

今回はずっと以前からチェックしていたイベントでしたので、行けてスッキリしました(笑)。

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宝蔵寺(寺町マイナー散策8)


写真は、書院前庭

伊藤若冲の伊藤家の菩提寺です。
通常は非公開ですが、2012年11/1~11/4に開催された、第10回 都伝統工芸会 特別企画展にて内部に入れました。
また2月上旬には、伊藤若冲生誕会にて寺宝特別展が行われています。

場所は、寺町蛸薬師を少し東に進んだ小道に左折(北上)した先の左手に表門があります。

表門を入ると正面に本堂、左手に庫裏、右手には大日如来の石仏と八臂弁財天のお社があります。

本堂に入り、拝観料500円を納めます。
本尊は阿弥陀如来立像で、脇侍に観音、勢至菩薩像、さらに両脇に善導大師像と法然上人像がお祀りされています。
また右脇壇には、地蔵菩薩立像もお祀りされています。
当日は両脇に若冲の群鶏図屏風がありました。

本堂の奥には書院があります。
書院にはこれまた若冲の“象之図”、“髑髏図木版画”“毘沙門天図”そしてお約束の“鶏之図”などがありました。

これらはいずれも個人所有のもので、この展示会にそれぞれお願いして出展して頂いているそうです。

書院の前庭は、こじんまりしてはいますが、非常に整った枯山水庭園でした。

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2013 8/23の拝観報告(智恵光院 地蔵盆)


写真は、開扉された地蔵堂

8/22と8/23に京都では六地蔵めぐりが行われています。
まだまわったことがないので是非行きたいのですが、今年は両日とも平日。
来年の8/23は土曜日なので、絶対に行きます(笑)!

しかしこの6つに行けないのなら・・・というわけでもないですが、8/23の仕事終わりに直接向かったのが”智恵光院”です。
かつて枝垂れ梅でご紹介した西陣のお寺です。

ここの地蔵堂には、小野篁の作と伝わる六臂地蔵尊が安置されいます。
これをお参りすると、6つの六地蔵尊に巡礼するのと同じ功徳があるといわれています。

そしてその六臂地蔵尊は地蔵盆のある8/23にだけ、御開帳されるのです。
しかも時間も17:00からの法要の後なので、時間もバッチリ(笑)。

17:30頃現地に到着すると、お焼香の最中。
しかも檀家さんが終わり、一般の焼香でした。
グッドタイミング!
現地には檀家さんが15人ぐらい、一般が10人ぐらいだったでしょうか。

そしてその一般の中に見たような姿が2人・・・。
我らがアマデウス会のsuper-meteorさまとシルウェステルさまでした(笑)。
もはやどこかの御開帳には必ず特派員がいますね(笑)。

お焼香で六臂地蔵尊像に最接近しましたが、法要後に檀家さんが庫裏に移動された後は、しばらく地蔵堂は自由に拝観出来ました。
詳細は本編に追記しておきました。

次回は、来年の8/23(土)にどうぞ!

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蛸薬師堂 永福寺(寺町マイナー散策7)


写真は、門前

蛸薬師通の名前の由来のお寺で、京都12薬師霊場の第12番“蛸薬師”として有名です。

場所は新京極のアーケード街の中で、誠心院を出てさらに南に進むと左手に大きめの道が現れます。
これが蛸薬師通です。
この交差点の少し手前の左手に蛸薬師堂 永福寺があります。

ここもこじんまりしたお寺です。
拝観は無料です。
正面に本堂があります。本堂の右横から路地のような道が奥に続きます。
このつきあたりに阿弥陀堂があります。

本堂の左手には不動明王と愛染明王、さらに奥に納経所があります。
右手には鯉地蔵と路地があり、正面の手前には”なで薬師”という蛸の木像があります。
須弥壇には薬師如来像がお祀りされていますが、本尊は秘仏です。

蛸薬師堂と云われるようになった伝承があります。
鎌倉中期に善光という若い僧が、ここで修行をしていました。
病気になった母が「蛸を食べると良くなるかもしれない」というので、僧の身ながら蛸を買った。
この姿に不審を抱いた町の人々は、後をつけ寺の門前で箱の中を見せよと責め立てた。
追いつめられた善光が覚悟を決めて箱の蓋を開けると、蛸が薬師如来の姿に変わり瑠璃光を発し、その光を浴びた母の病気は回復したという伝説からです。

本尊ご開帳
ご本尊の石仏の薬師如来像は8年に1度御開帳されます。
2016年の10/8~10/10までご開帳がありました。
ご開帳期間はその度ごとに変わっています。
内陣の奥のお厨子が開いており、石仏の薬師如来像が見えていました。
しかし外陣からでは暗くて見にくかったです。
5千円、1万円、3万円の特別祈祷を受ければ、内陣からお参り出来ました。

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2014(平成26)年 第48回 京の冬の旅 速報


写真は、寺町の阿弥陀寺

さて、まだまだ残暑の厳しい今日この頃ですが、このブログの話題は早くも”冬”です。
年明けから始まる「第48回 京の冬の旅」の速報です。
基本的な日程は、1/10(金)~3/18(火)ですが、
場所によっては拝観休止日があります。

さて個々の細かい評価は今後の分析に委ねるとして、今回は速報と感想だけ。

分類の解説

頻度の分類
A:普段から拝観しており、寺宝の特別公開
B:1年で3回以上、特別拝観があるところ
C:1年に2回は定期的な特別拝観があるところ(主に春と秋)
D:1年に1回は定期的な特別拝観があるところ
E:数年単位でしか特別拝観がないところ

拝観エリアの分類
1:通常拝観と同じ
2:通常拝観では入れない一角が公開される
3:普段は全く拝観謝絶

E-3 建仁寺 開山堂
C-3 建仁寺 正伝永源院
B-3 建仁寺 両足院
A-1 高台寺
B-3 知恩院 三門
D-3 大徳寺 聚光院
C-3 大徳寺 興臨院
D-2 寺町 阿弥陀寺
E-3 報恩寺
A-1 妙顕寺
E-3 妙心寺 聖澤院
E-3 妙心寺 龍泉菴
C-3 妙心寺 大法院
B-3 東寺 五重塔内陣
B-3 東寺 観智院

やはり「京の夏の旅」よりは遥かに”ヤル気”を感じます(笑)。

一般的にレアなのは、妙心寺の聖澤院と龍泉菴の四派の2つでしょう。
妙顕寺も通常から実は公開しているのですが、あまり行かれた方は多くはないのかもしれません。
寺町 阿弥陀寺は6/2の信長忌に行っていれば、ほぼ同じ内容ではないでしょうか。
報恩寺と建仁寺 開山堂はレアですが、最近公開があったばかりですね。

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