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下鴨神社3 特別拝観(下鴨神社周辺散策3)


写真は拝殿と奥に覗く本殿

特別拝観は「非公開文化財特別公開」で春、秋と通常年2回程度行われています。
この場合、特別拝観では、通常の有料拝観に加え、“本殿参観”と“もう一箇所”の参観ができ、800円です。
「京の夏の旅」では、”もう一箇所”はないようです(主催者が違うため)。

本殿拝観は、本殿が見える葵生殿に通され、本殿についての説明があります。

東本殿に玉依媛命を、西本殿に賀茂建角身命をお祭りしており、ともに流れ造になっています。
上賀茂神社よりこちらの方が流れ造は見やすいです。
両本殿には右に金の獅子、左に青い狛犬がいます。
一般神社の左右に雄雌の狛犬がいるスタイルは日本でアレンジされたもので、大陸からのオリジナルはこちらだそうです。

さらに本殿に向かって右手の三井社は、賀茂建角身命(父)、伊賀古夜日売命(母)と玉依媛売命(娘)の3人をお祀りしています。

当時の“もう一箇所”は神服殿でした。
昔は神職の衣服を作っていたそうですが、平安時代から天皇陛下の御座所がありました。
その部屋は昔から“開けずの間”と呼ばれ、平常の使用を禁じられてきたそうです。
ここの天井の格子も御座所の上は立派です。

また2017年3/17と3/18の10:00~16:00に、この神服殿で通常は本殿にお祀りされている御神宝の特別公開が無料でありました。
神服殿の裏側から上がり、左まわりに進みます。
神服殿の左手には西本殿の賀茂建角身命関係の剣などのち調度品が、右手には東本殿の玉依媛命関係の櫛や髪を洗う器などが公開されていました。

総評は、通常参観では本殿がしっかり見られないのが1番ツライです。

もし可能であれば、説明付きで本殿参観ができ、かつ“もう一箇所”を見せて頂ける特別拝観に行ければ理想的です。



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コメント
 
 
 
蛍火の茶会 (frippertronics)
2014-06-14 21:09:31
「糺の森保存会」に入会(1口2,000円)すると茶券を送ってくるとのこと。今回は来年に向けての偵察です。
・橋殿(立礼)&細殿(板の間?)でのお茶席。17:00~
・神服殿(雅楽などの演奏)昼間から
・直会殿周辺庭園(蛍鑑賞)19:30~
※和菓子屋(出町ふたば、老松、加茂みたらしなど)屋台が門前に出店有り
 
 
 
式年遷宮・奉祝・国宝本殿特別観覧会 ヴァイオリンの音色ののせて (frippertronics)
2014-07-06 23:10:11
本日行ってきました。
直会殿:神職さんからの簡単なお話(10分)、ヴァイオリンソロ演奏2曲(10分)…ヴァイオリン演奏の意味は?
三井社:前でお祓い(5分)
本殿:足場を組んでいて左横からの階段を登り屋根の後ろ部分の檜皮葺き替え作業部分の見学(10分)
御車舎:江戸時代作成の御神宝拝見(鈴付刀、葵紋付冠等、うーん?)10分、以上でした。
メインの本殿が屋根の修理現場をほんの一部見るだけで本殿を正面はおろか横からも全然見れない状態では2,500円の価値が全くありませんでした(簡単に言えば頭部全体にマスクをかけて襟足部分のみ穴を開けて見せている状態)。想定した最悪パターンでお金と時間を久々に損した催しでした。(知恩院御影堂修理現場見学会(全体が見えるのでGOOD)を毎月第一日曜に無料でしていたり、正倉院整備工事見学会では内部を見せてくれたりと頑張っているのに、下鴨さんのていたらくには本当に残念でした。)
 
 
 
昨年 (WAN)
2014-07-07 23:18:42
恒例の秋・修理現場公開が下鴨本殿だったので、最優先で応募して行ってきました。
修理現場って、専門的で、そのもの全体が見えないことも多く、私には難しいですが、下鴨本殿と正倉院、あとは平等院鳳凰堂は、わからないなりに楽しめました(笑)
修理中で神様を移しているとはいえ、あの下鴨本殿の上にいること自体と、目の前に、その一部があるということに興奮状態でした(笑)

月日が経って、私が見学させていただいた時より、修理の覆い幕が増えてる状態なのかもしれないですね。
がっかり拝観は、確かに(特にマイナー秘仏開帳で、暗かったり遠すぎたりした場合など)よくありますが、私はひねくれてるので(笑)、それはそれで楽しかったりします。
ただ、frippertronicsさまのように、普段からよいところを上手にまわられている方にしたら、こういう時かなりがっかりな気持ちになりますよね、拝観好きとしては難しいところです。
 
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