goo

2014 2/15の拝観報告2(浄土院 湯たくさん茶くれん寺)


写真は、本尊 阿弥陀如来坐像

10:00過ぎに車で仁和寺駐車場を出発します。
一条通→馬代通→今出川通で、千本今出川へ。
近くのコインパーキングの駐車して向かったのが、浄土院:通称 湯たくさん茶くれん寺です。

以前隣の上善寺に行った際に、WAN先代が「ここにも重文の阿弥陀さんがあるんですけど、予約がいるんですよ」と言っていたのを日程調整時に思い出したので予約しました。
そしてここでその先代も合流です。

詳細は今後の本編で掲載します。

通称の云われは以下のような話です。
秀吉が北野大茶湯を行った際に、当寺に立ち寄りお茶を所望されたそうです。
住職は最初お茶を出したものの、二杯目を所望された太閤殿下に対し未熟なお茶を出すのを遠慮され、以降はおいしい湧水(銀水)の白湯を出し続けたそうです。
その配慮に気づいた秀吉は、笑いながら「白湯ばかり出して、茶をくれない。湯たくさん茶くれん」と云われたということです。

ここは本堂も小さく、重文の阿弥陀如来坐像がどんと中央におられます。
由緒書きは、お寺のボク(年中さん)がくれました(笑)。

スーメテさまが「この阿弥陀さんのポストカードとかありますか」と聞くと、
「いや、そういうのはないんです。なんでしたらお写真撮っていいですよ」と。
それなら話が早いということで(笑)、撮らせて頂きました。

少し丸めのお顔立ちのように見えました。

また本堂の左手奥には銀水の井戸の跡が、本堂の上には寒山拾得の像が乗っているのも見逃せません。

ここも浄土宗寺院さんなので、もしかしたら10月に公開にになるかもしれませんね。

「京都のおすすめ」の総合索引へ
コメント ( 0 ) | Trackback ( )

転法輪寺


写真は、本堂

転法輪寺(てんぽうりんじ)は、仁和寺の東隣りにある浄土宗の寺院です。

アクセス
仁和寺と仁和寺駐車場の間に細い道があります。
ここに入ります。
左手は仁和寺で、しばらく進んだ右手はきゅうり封じで有名な蓮華寺です。
さらに進むと右T字路になるので、ここを右折します。
ちなみにこのT字路をまっすぐひたすら進むと原谷苑に着きます。
右折したすぐ左手に、転法輪寺の鐘楼門が見えます。

二階に鐘がある楼門があり。これをくぐります。
前庭を挟んで、右手に庫裏と書院が並びます。
左手正面に本堂があります。
本堂の前庭には立派な松があります。

電話で予約しておくと、本堂内部にお参りが出来ます。
拝観料は志納です。
本堂前庭の石畳を進み、本堂右手に入口から本堂内部に入ります。

本堂中央には高さ7mの本尊、阿弥陀如来坐像があります。
袈裟は両肩にかかっています。
阿弥陀如来坐像の裏手には、にこやかな開山の関通上人坐像と、裸形阿弥陀如来立像がお祀りされています。
裸形阿弥陀如来立像は約90cmで、裸で袈裟の生地で作った袴だけを履かれています。
お腹がぷっくりした幼児体型で、少し微笑まれているので、かなりの癒し系です。

また2/15に訪問したので、本堂の左手に3.8m×5.7mの涅槃図が吊ってありました。
涅槃図は、これから修復されるとのことでした。

12/31の23:45から鐘楼門に上って、除夜の鐘が撞けます。
23:30から境内を開放され、鐘楼門の前に並びます。
23:45頃に和尚さんの読経の後、5人単位ぐらいで門右手の階段を登って2階へ。
2階の中央に鐘楼があるので、時計回りに並んでお焼香して1撞きします。
撞いた後、先着108名は特別朱印が頂けます。
無料ですが、鐘楼前のお賽銭箱に浄財を入れた方がいいでしょう。



コメント ( 3 ) | Trackback ( )

2014 2/15の拝観報告1(転法輪寺)


写真は、鐘楼門

この日は拝観日。
午後からが日程のメインでした。
そして空いた午前中に予約を2つ捻じ込んだのが今回の概要です。

まずは朝8:45に自宅を車で出発。
近所のスーメテさまを拾います。

そして円町駅へ。
9:10頃にあんとん様さまを拾って、仁和寺の駐車場へ。
そこから歩いて向かったのが、転法輪寺です。
9:30頃の到着です。

きゅうり封じの蓮華寺よりまだ奥。
この道をさらに進んで山を登ると原谷苑があります。

ここは電話で予約しておくと本堂にお参りが出来ます。

本堂には7mの阿弥陀如来坐像があります。
坐像で7mですから丈六どころの大きさではありません。

江戸時代のものだそうで、なかなかきれいです。
2/15でしたので、涅槃図もかかっていました。

ここのご住職さん、実は先日のFESTA沙羅双樹の係だったそうです。
この涅槃図も出したかったそうですが、大きすぎて浩徳院に入らず無理だったとおっしゃっておられました。

その「FESTA沙羅双樹というイベントが実は先週ありまして・・・」とご住職がおっしゃられた瞬間、僕とスーメテさまは「行きましたよ!」となって大笑いでした。

また巨大な阿弥陀如来坐像の裏手には、裸形阿弥陀如来立像があります。
これがまたユニーク!
まずは幼児体型で、お腹がぷっくりでています。
そしてお顔。
少し”にんまり”されているんですね。
まあこういう言い方をしてはなんですが、「裸やで。オモロイやろう。」ってドヤ顔されているように見えるんですね(笑)。
是非1度見てみてください。

そして今年の10月に京都の浄土宗寺院が一斉に公開の企画をされるそうです。

こういう普段は要予約の寺院も、その時は予約不要で見られるような雰囲気のお話でしたよ。

「京都のおすすめ」の総合索引へ
コメント ( 1 ) | Trackback ( )

岩屋寺

-
写真は、境内

赤穂浪士の大石内蔵助らをお祀りするお寺です。

場所は京都市の東の山科にあります。
阪神高速8号京都線の山科出入口から出てすぐに右折すると大石神社があります。
国号1号線からは、山科に降りてくるカーブの終わりかけに“新大石道”の交差点があり、ここを右折します。
直進し阪神高速8号京都線の山科出入口の前を通過すると到着です。

バスの場合は、JR、地下鉄東西線の山科駅から京阪バス29系統(1時間に2本)にて大石神社前で下車します。
さらに約250m歩くと阪神高速8号京都線の山科出入口の前なので、ここで左折した先にあります。

大石神社前を通過しさらに150m進んだ右手の石段の上に岩屋寺の表門があります。表門の右手には早咲きの枝垂れ桜が咲きます。

門前の右手には良雄邸宅跡碑、遺髪塚や忠誠堂があり、春は周囲の枝垂れ桜やソメイヨシノが咲きます。
石段を登り山門をくぐります。
拝観は無料です。

境内の正面に本堂、左手には毘沙門堂があります。
右手前には大石弁財天、右手奥には大石内蔵助の邸宅の廃材で造られたといわれる茶室 可笑庵もあります。

本尊 不動明王ご開帳
山科義士祭の行われる12/14の9:00から翌年の初不動の1/28までは、本尊で秘仏の不動明王がご開帳されます。
12/14の義士祭で拝観しました。
この日はたくさんの方が朝から準備されているので、8:50には拝観可能でした。
ただし11:00~11:40は法要が、14:00頃には義士仮装行列が到着するので、ゆっくり見たい方はその時刻は避けるべきでしょう。

本堂左手で拝観料300円を納めます。
本堂の正面から入ります。
本尊の不動明王は園城寺を再興した智証大師円珍作と言われ、大石良雄の念持仏になっていたそうです。
須弥壇が高いのと像自体も30cmぐらいですので、やや遠いです。
また左手には地蔵菩薩、右手には聖観音菩薩像がお祀りされています。
本堂右手奥には47士の位牌がお祀りされていました。

本堂の左の部屋には浅野内匠頭の肖像画、大石内蔵助の机などの宝物が展示されていました。
そして渡り廊下から毘沙門堂へ。
毘沙門堂には47士像がお祀りされていました。

また同日は納骨堂である忠誠堂も開扉され、中には大石内蔵助像を中心に3像と骨壺がお祀りされています。



コメント ( 4 ) | Trackback ( )

2014 2/11の拝観報告(高台寺 鬼瓦席)


写真は、鬼瓦席の内部

この日は妻が”遠出は疲れた”というので、午前中は子供2人と僕で公園へ。
自宅で昼食後、家族4人でお買い物へ。
そのお買いものも14:00過ぎに帰宅。

時間があるので”ちょっと出かける許可”を申請したら、OKが出ました(笑)。

そこでこの時話題になっていた、高台寺の冬の旅+鬼瓦席(この日まで)に行ってきました。

また鬼瓦席の詳細は、今後の本編で掲載します。
しかし”定番寺院の非公開部分”は気になりますね(笑)。
今回も想像通りといえばそうなんですが、行かないことには納得できませんからね。

そして涅槃図。
スーメテさまの言及された虎。
すぐに分かりました。
あれだけ特に構図が”子供の画”みたいでしたね。
体がヨコで、顔が正面(笑)。

方丈では霊屋の秀吉、ねね像が修復されて至近距離で見られました。
開山堂では通常は結界があってみられない、内陣天井の伝狩野山楽の雲龍図。
恐らくコメント欄で話題になっていなければ、絶対に来ていなかったと思います(笑)。

そして最後は掌美術館。
勘のいい方は気づかれたかもしれませんが、実は掌美術館・・・初訪問(笑)!
そもそもどこから入るのか分かりませんでした!

今まで高台寺には10回以上来ていますが、ことごとくスルーでした。

意外に内部は小さいのですね。
今回は霊屋本尊の大随求菩薩像が公開されていました。
小さなお厨子に、大随求菩薩像と脇侍の毘沙門天と吉祥天。
吉祥天の後背がズレていたのが気になりました(笑)。

まだまだ定番のハズの高台寺にも、未知のエリアがあるものですね。

「京都のおすすめ」の総合索引へ
コメント ( 0 ) | Trackback ( )

大石神社


写真は、二の鳥居、本殿と満開の大石桜

その名の通り赤穂浪士の大石内蔵助らをお祀りする神社です。

場所は京都市の東の山科にあります。
阪神高速8号京都線の山科出入口から出てすぐに右折すると大石神社があります。
国号1号線からは、山科に降りてくるカーブの終わりかけに“新大石道”の交差点があり、ここを右折します。
直進し阪神高速8号京都線の山科出入口の前を通過すると到着です。

バスの場合は、JR、地下鉄東西線の山科駅から京阪バス29系統(1時間に2本)にて大石神社前で下車します。
さらに約250m歩くと阪神高速8号京都線の山科出入口の前なので、ここで左折した先にあります。

拝観は無料です。
一の鳥居をくぐり参道を進みます。
この辺りは、春はソメイヨシノがきれいです。
この右手に駐車場があります。

参道は左に折れ、正面に社務所、右手に二の鳥居があります。
左手には忠臣蔵宝物館があり入場は無料です。

二の鳥居の正面に本殿があり、右手には大石桜、左手には武器の調達をした商人天野屋利兵衛を祀る義人社があります。

12/14の義士祭の日は、朝から多くの方が準備をされています。
14:00頃には義士仮装行列が到着します。
また参道には屋台が並ぶため、午前中以降は駐車場に入りにくいと思われます。

マイナー散策の索引 

「京都のおすすめ」の総合索引へ

コメント ( 0 ) | Trackback ( )

2014 2/8の拝観報告11 最終(建仁寺 開山堂)


写真は、開山堂

雙林寺から石塀小路を抜けて、東山安井へ。
向かったのが建仁寺の開山堂です。

ここは昨年春に公開されましたが、今回は京の冬の旅での公開です。
もったいない!?ので、また来ました(笑)。

ここでまずはWAN先代に遭遇。
先代も宝蔵寺とFESTA沙羅双樹にも行かれたそうです。
そしてさらになおすけさまにも遭遇。
その時々のポイントに行くと、必ず誰かには遭遇しますね(笑)。

さて拝観の詳細は既に本編に掲載しています。

今回特に書いておきたいのは、ここの説明員さんのレベルの高さです。

3人ぐらいでそれぞれ全部をツアー的に解説されるのですが、皆さん立て板に水のような解説。
いや別に古文化の学生さんに文句を言おうっていうんじゃないんですが(笑)、ここの解説は聞きやすかったですね。

まだの方はもちろん、昨年春に行かれた方も再訪の価値あり!ですね。

それと毎日14:00には定例の法要をするため、拝観者は一旦外に出されるらしいですのでご注意を。

この日はこれでおしまい。

最後も市バスで帰ったので、1日乗車券を7回使いました。
タクシーも1回使いましたけどね(笑)。

「京都のおすすめ」の総合索引へ
コメント ( 8 ) | Trackback ( )

本妙寺


写真は、本堂

赤穂浪士、吉田忠左衛門、吉田沢右衛門、貝賀弥左衛門の合祀石碑があり、“義士の寺”とも云われています。

アクセス
東山仁王門の交差点を東(道が太い方)へ少し進んだ左手に表門があります。

門を入って正面に本堂があります。
右手には義士宝物館がありますが、通常は閉まっています。
左手前方に庫裏、左手奥に墓地があります。

通常は本堂を外から眺めるのみです。

赤穂義士祭
毎年12/14に行われます。
本堂では10:00~法要、13:00~琵琶の演奏などのイベントが行われます。
本堂内陣には釈迦如来像と多宝如来像、左手には鬼子母神がお祀りされています。

境内では400円でおそばを振る舞われていました。
この日は義士宝物館が開いており、中には47士の木像や書簡などが展示されています。
また墓地に入った右手中央辺りに上記3名の合祀石碑があります。

マイナー散策の索引 

「京都のおすすめ」の総合索引へ

コメント ( 1 ) | Trackback ( )

2014 2/8の拝観報告10(青龍寺、雙林寺)


写真は、青龍寺の門前

さて14:30頃に上徳寺を後にして、ダメもとで河原町五条のバス停へ。
すると運よく数分で80系統が来るところでしたので、これに乗りました。
これは五条通を東へ進み、五条坂から祇園へと向かうバスで、1時間に2本しかありません。
これに乗り東山安井で下車しました。

そして向かったのが、高台寺の南側にある青龍寺です。
ここは洛陽33か所霊場で知られているというか、この霊場めぐりでしか来ないのではないでしょうか(笑)。

今を遡ること2週間。
週末に四条烏丸の実家に、モノを取りに行く用事がありました。
その途中で六角堂に寄り、ちゃっかり”洛陽33か所霊場専用御朱印帳”を買っていました。
もちろんバラバラにできる方です。

最近
・普通の御朱印帳
・日蓮宗用の御朱印帳
・洛陽33か所霊場専用御朱印帳
の3つ体制になりました(笑)。

拝観の詳細は今後の本編に掲載します。
境内は大きくないですが、こういうところは洛陽33か所霊場の御朱印でないと超入りにくいですね(笑)。

そして次はねねの道を北上して、西行庵の奥にある雙林寺です。
ここも蛸薬師と同じく、12薬師霊場です。
ここで10個目。
あと2つは平等寺と東寺です。
外堀から攻めた!?ので(笑)、あとは中心部が残りました。

さてここの御朱印についてです。
すぐに出して下さるのですが、なにも言わないと本堂前でそのままおしまいな感じでした。
僕は「お参りさせて頂けますか」と言ったので、本堂に上がって薬師如来像にお参りさせて頂きました。

こういう展開ってなんだか”本末転倒っぽい”ですよね(笑)。
まあメジャーになったらしょうがないか。

「京都のおすすめ」の総合索引へ
コメント ( 3 ) | Trackback ( )

西念寺


写真は、千喜万悦天満宮

通常は非公開ですが、2013年秋と2015年春の非公開文化財特別公開で本堂が公開されました。

アクセス
最寄駅は、地下鉄烏丸線の五条駅です。3番出口を出て五条通を直進します。
約200mで歩道橋が見えてきます。この右手に西念寺があります

元々は源融の旧邸、河原院跡に16世紀に創建されました。
しかし秀吉の時代に現地に移転となり、さらに昭和18年に五条通を拡幅する際に境内の大半が接収され現在に至るそうです。

西側に千喜万悦天満宮があります。
ここから奥に進むと玄関があり、ここから入ります。
玄関で拝観料800円を納めます。
最初に書院のような小さな前室があり、ここに資料などが置いてありました。
そして階段を5段ほど上がり本堂に入ります。

本堂内陣中央には、御本尊の阿弥陀如来像がお祀りされています。
内陣の右手には、仏涅槃図がありました。
この涅槃図は平成21年の調査で平安時代後期の作と判明したそうです。

また本堂の左手には当寺を菩提寺とする南画家の浅井柳塘の松鶴図屏風なども展示されていました。

マイナー散策の索引 

「京都のおすすめ」の総合索引へ

コメント ( 0 ) | Trackback ( )

2014 2/8の拝観報告9(上徳寺 世継地蔵大祭)


写真は、大祭の護摩供養

さてFESTA沙羅双樹が終わって時計を見ると、13:50。

市バスの1日乗車券を持っていたのですが、やはり時間は買えないのでタクシーを使いました。

向かったのは河原町五条周辺、富小路五条下がるの上徳寺です。

2/8は世継地蔵大祭。
しかも護摩供養が14:00から。
タクシーなのでなんとか間に合いました。

普通は誰もいない境内ですが、この日は人でごった返しています。
というか、そういうタイミングですもんね。

本堂前の広場に護摩の準備がされています。
最初に山伏装束の和尚さんが、まずは矢を空に射ります。
そして護摩に火が入ります。
小雨が降っていましたが、5分ぐらいで火が付きました。
でも何より”最初の煙がスゴイ”ですね。
尋常じゃないぐらい煙いです。
ちゃんと消防署にも事前に連絡しているんでしょうね
でないと119番に通報されますよ、あれは(笑)。

境内の詳細は本編にあります。

しかし事前情報で分かっていましたが、1年の中で当寺院最大のお祭りの時をしても、書院や本堂が公開されないのは残念ですね。

「京都のおすすめ」の総合索引へ
コメント ( 0 ) | Trackback ( )

長仙院(寺町マイナー散策4)


写真は、書院前庭

誓願寺の塔頭で、安倍晴明坐像があります。

アクセス
新京極三条は短い坂になっています。
この坂を下ると左手に大きなMovix京都の建物が2つあります。
これを越えると細い六角通があるので、ここを左折します。
ここから約60m進むと、河原町通までの間に細い裏寺町通があるので、ここへ右折します。
右折してすぐ左手に長仙院の表門があります。

拝観
事前に予約しておくと本堂にお参り出来ます。
表門を入ると前庭があり、ここに“未開紅の梅”があります。
つぼみの頃は紅色で、開花すると白い花が咲くそうですが、つぼみの頃がきれいだそうです。
正面の玄関から入ります。
右手に進んでいくと書院を経て、本堂に入ります。
本堂の内陣には本尊の阿弥陀如来坐像がお祀りされています。
脇侍には勢至、観音菩薩像があります。
この阿弥陀如来坐像は、かつては護摩炊きされていたようで煤で真っ黒です。

この内陣の右手に安倍晴明坐像、延喜帝第四王子道観親王と妙法院少将法印権大僧都の3像があります。
延喜帝第四王子道観親王は蝉丸で、妙法院少将法印権大僧都は妙法院7世の教円ではないかとのことでした。

また書院には小さな枯山水の前庭があります。
元々は大きな庭園で最初は小堀遠州の作庭だったそうです。
しかし次第に境内と共に庭も狭められ、他者の手も加わったとのことです。
奥の立石を滝にみたてて、流れ下ってくるようにみせているのだと思いますが、確かに庭園の大きさの割には石が大きいですね。
元の石材を利用しているからこうなったんでしょうね。

寺町マイナー散策5へ

マイナー散策の索引 

「京都のおすすめ」の総合索引へ

コメント ( 2 ) | Trackback ( )

2014 2/8の拝観報告8(FESTA 沙羅双樹)


写真は、FESTA沙羅双樹の際の浩徳院 門前

聖護院からは市バスで東大路通を南下します。
知恩院前で下車します。

向かったのが、知恩院の浩徳院で行われていたFESTA沙羅双樹です。
冬の臨時総会でmasaさまに教えて頂きました。

場所は得浄明院の手前です。

参加無料です。
門前から既にウェルカム感満点です(笑)。

内部は新しく、非常にきれいでした。

午前と午後に1回ずつ法要、絵解きと法話が本堂でありました。
僕は13:40頃に到着したので、午後の絵解きの真っ最中でした。
どうやらその中にmasaさまがおられたようですが、僕は全く気付きませんでした(失礼!)。

本堂の隣りの部屋にはたくさんの涅槃図が展示されていました。

以下が目録に載っていました。

正行寺涅槃図(城陽市)
自然幼稚園涅槃図(右京区)
西方寺涅槃図(京田辺市)
隆彦院涅槃図(東山区)
稱名寺涅槃図(右京区)
成願寺涅槃図(上京区)
法然上人涅槃図(浄福寺 上京区)
十六相涅槃図(浄福寺 上京区)
直指庵涅槃図(右京区)
自性院涅槃図(上京区)
大蓮寺涅槃図(伏見区)
佛涅槃図(京都掛軸杉本工芸所蔵)

印象的だったのはやはり”成願寺涅槃図”ですね。

人の髪の毛で縫われている涅槃図です。
結構剥落しているのですが、絵の中の沙羅双樹の幹やカラスなどにはきれいに毛髪が残っていました。

しかし巨大な涅槃図はよくありますが、1度にこれだけの数の涅槃図を見たのは初めてでした。

「京都のおすすめ」の総合索引へ
コメント ( 3 ) | Trackback ( )

仏陀寺(鞍馬口、寺町北部散策13)


写真は、本堂

仏陀寺(ぶつだじ)は朱雀 村上天皇の勅願所で、本尊で重文の阿弥陀如来坐像がお祀りされています。

アクセス
寺町今出川の交差点を北上します。
約200mで左斜めに寺町通が曲がります。
まず右手に本満寺があり、そのさらに隣に仏陀寺の表門があります。

表門の手前左手に王城地祭地蔵尊があります。
表門をくぐると、正面に本堂、左手奥に庫裏があります。
事前に予約しておくと、本堂にお参りできます。
庫裏から入ります。
まずは玄関から正面にある書院で御住職から簡単な説明があります。
非常に丁寧に説明して下さいます。

そして玄関からみて右手にある本堂へ。
須弥壇の中央には説法印をされた阿弥陀如来坐像があり、本尊で重文です。
須弥壇が高いですが、踏み台に乗って見させて下さり、写真までOKでした。
本尊の両脇には法然上人像と善導大師像がありました。

内陣の両脇にも法然上人像、善導大師像や阿弥陀如来立像がありました。
本堂内部は最近修復されたそうで、非常にきれいです。

最後に再度書院に戻ってお茶をしながら少しお話をしました。
特に拝観料などをおっしゃる気配がなかったので、500円を志納しました。

鞍馬口、寺町北部散策14へ

洛中の索引へ

「京都のおすすめ」の総合索引へ

コメント ( 0 ) | Trackback ( )

2014 2/8の拝観報告7(西尾八ッ橋の里)


写真は、露地庭園

さて仁王門通を東へ進み、東大路通に出ます。
ここからバスで東大路通を北上し、熊野神社前で下車します。

やってきたのが、この日の昼食を頂く、西尾八ッ橋の里です。
聖護院にある本家西尾八ッ橋さんが、隣の旧河原林樫一郎邸を購入され、昨年お食事処としてオープンされました。

なんとなく気になっていたので、行ってみました。

詳細は今後の本編で掲載します。

建物は大正建築で風情があるのですが、内部は少し手が入り過ぎな感もあります。
でもお店として営業するのですから仕方がないのかもしれません。

庭園も大きいですが、結構シンプルです。
ただし食事をするところからしか見られず、恐らく庭園をウロウロできないのが残念です。
まあ”そういうニーズ”も、一般的にはあまりないのかもしれませんが(笑)。

お食事は建物の外観とは裏腹に、結構リーズナブルです。
うどん、そばなどは1000円以下です。

1人で行っても大丈夫ですので、拝観の昼食として寄ってみてもいいのではないでしょうか。

なおお食事にはもれなく”八ッ橋”が付いてきます(笑)。

「京都のおすすめ」の総合索引へ
コメント ( 2 ) | Trackback ( )
« 前ページ