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2014(平成26)年 秋 第50回記念 京都非公開文化財特別公開速報


写真は、西本願寺 旧仏飯所。

この秋の非公開文化財特別公開が早くも公表されました。
主な開催期間は、10/31~11/9です。

第50回記念ということで、いつものラインナップとはちょっと違うところが目立ちます。
今回は速報ということで、細かな講評は今後に置いておきますので、今回は分類のみにします。

感想を2つだけ。
最近の公開場所って、アマ会で頑張って行ったところを”後追い”さてれいるような感じがするのは僕だけでしょうか(笑)。
それと大河ドラマが黒田官兵衛でも、”あそこ”はとうとう公開しなかったですね・・・。

分類の解説

頻度の分類
A:普段から拝観しており、寺宝の特別公開
B:1年で3回以上、特別拝観があるところ
C:1年に2回は定期的な特別拝観があるところ(主に春と秋)
D:1年に1回は定期的な特別拝観があるところ
E:数年単位でしか特別拝観がないところ

拝観エリアの分類
1:通常拝観と同じ
2:通常拝観では入れない一角が公開される
3:普段は全く拝観謝絶

上記2つを組み合わせて分類します。
よって
A-1は寺宝公開のみで、E-3は普段は非公開で定期的な拝観もないところです。

A-1 上賀茂神社
B-3 金閣寺 方丈
D-2 清浄華院
D-3 冷泉家
B-2 下鴨神社
B-2 法然院
C-2 妙法院
E-3 知恩院 大方丈 小方丈
C-3 西本願寺 飛雲閣 旧仏飯所
C-3 西本願寺 書院 経蔵
D-3 東寺 灌頂院
B-2 東寺 五重塔
D-3 妙心寺 三門
E-2 萬福寺 三門 松隠堂
A-1 萬福寺 宝蔵院
D-2 酬恩庵(一休寺) 虎丘庵
A-1 海住山寺

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瑠璃寺 吉田の枝垂れ桜(丹後散策10)


写真は、吉田の枝垂れ桜

瑠璃寺(るりじ)は舞鶴にある寺院で、何と言っても境内の“吉田の枝垂れ桜”が有名です。

アクセス
国道9号線を進み、沓掛口から京都縦貫道へ。
綾部JCTで舞鶴若狭自動車道へ。
次の西舞鶴ICで降ります。
下りるとT字路なので左手のトンネルをくぐります。
すると国道27号線とのT字路になるので右へ進みますが、国道27号線の方が下を走っているので、ICの出口のように左に一旦旋回しながら合流します。
国道27号線を約5km直進し、大手の大きな交差点で国道175号線へ左折。
約1.3km先の右手に“舞鶴港とれとれセンター”のある喜多埠頭口で右折。
ここから約4km進みます。
途中で湾に沿って左に道がL字になり、トンネルをくぐります。
ここを越えると近いです。
本道が右手に折れ、細い直進路がある地点に差し掛かります。
この分岐点の右に春には臨時駐車場が開設されます(9:00~)。
協力金300円を納め、こちらで由緒書きが頂けます。

駐車した後は、先程の細い直進路に進みます。
すぐにT字路に突き当たり、左折。
約60m先の右手に瑠璃寺があります。

前の道は狭いですが、境内の前が広いのでそれ程圧迫感はないです。
正面に石垣があり、左手に石段があります。
この石垣の上から樹齢300年といわれる古木と、樹齢80年の2対の枝垂れ桜が降ってきます。
最初は石垣の下から遠景を楽しみ、石段を登って今度は近景を楽しめます。
圧巻です。

石段を登った正面に本堂があり、この時期は開放されています。
内陣中央には曹洞宗の寺院ですが、本尊の薬師如来像がお祀りされています。
また内陣の左手には達磨大師像が、右手には大権修理菩薩像がお祀りされています。

満開のタイミングは、京都市内のソメイヨシノと同じぐらいです。

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2014 5/17の拝観報告4 最終(醍醐寺 准胝観音菩薩ご開帳)


写真は、御開帳中の観音堂内陣。

地下鉄の御陵駅に戻り、さらに六地蔵方面に向かいます。
到着したのは醍醐駅。
醍醐駅に着いたのが、35分。
ダッシュでコニュニティーバスへ。
醍醐寺方面は、毎時00と40って覚えていたので(笑)。
てな訳で、ちょうど40のバスに乗れました。

醍醐寺に着いた際も、反対側の帰りのバスの時間をまず見ます。
毎時15と55。
15分に照準を合わせて、拝観開始です!

この日は5/17~5/21まで観音堂でご開帳されている准胝観音菩薩像を見に来ました。

しかし観音堂は境内の最奥と言っても過言ではないので、遠かったです(笑)。
一直線に観音堂へ。

正面須弥壇に大きな観音菩薩像があり、その前のお厨子に准胝観音菩薩像がお祀りされていました。
事前知識がなかったんですが、結構小さいんですね。
多分像は30cm~40cmぐらいではないでしょうか。

それが3.5mぐらい先のお厨子の中にあるので、単眼鏡を持ってしても見にくかったです。
まあそれも想定の範囲内。
見にくかったという事実が判明しただけでもOKです(笑)。

またコニュニティーバスと地下鉄に乗って自宅へ帰りました。

実はこの日は
”朝からずっと仕事をしていたことになっていた”
ので(笑)、慌てて帰る必要はありませんでした。

しかし子供たちが退屈しているのかなと思い、帰宅後は長男と次男を連れて公園に遊びに行きました。

僕は拝観も出来て幸せ。
妻も、仕事帰りで!?すぐに子供と遊んでくれる父親で幸せ。
子供もパパが遊びに連れて行ってくれて幸せ。

みんなが幸せになるので、こういう”技”は円滑な結婚生活には必要だと僕は思っています(笑)。

そして涼しい顔をして、明日は正式な拝観日です(笑)!

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金剛院(丹後散策3)


写真は、紅葉の三重塔

金剛院(こんごういん)は、舞鶴では紅葉の名所です。

アクセス
京都縦貫道にて丹波ICで一旦国道9号線そして国道27号線へ。
京丹波わちから再度京都縦貫道→綾部JCT→舞鶴若狭自動車道→舞鶴東ICで降ります。
降りてすぐの府道38号線を右折、直進して行くと国道27号線と突き当り小倉交差点でT字路になります。
ここを左折します。左折して2つ目の信号が金剛院口ですので、ここを右折します。
後は右折した府道562号線をひたすら直進すると、やがて左手に金剛院の表門が、右手に駐車場が見えます。

表門を入ると、右手に寺務所、左手奥に宝物殿、左手前に細川幽斎が作庭したと云われる鶴亀の庭があります。
入山料として200円必要です。
鶴亀の庭は中央に池があり、手前は芝生とツツジの刈り込みなどがあり、奥は石組みが築山になり、数本の紅葉があります。

事前に予約しておくと300円追加で宝物館を拝観できます。
宝物館の正面に重文の阿弥陀如来座像、釈迦如来坐像、増長天立像(重文)、多聞天立像(重文)、金剛力士像 阿形と吽形(共に重文)があります。
そして右手前に共に快慶作で重文の深沙大将立像と執金剛神立像があります。

寺務所の右手から奥に進みます。
通常は無料ですが、紅葉時はここで拝観料200円を納めます。
すると左手に非常に大きな“千年榧(かや)の木”があります。

さらに奥に進むと正面に重文の三重塔があり、左手に本堂への石段があります。
この辺りの紅葉が見事なようです。

石段を登ると、正面に本堂、左手に渡り廊下でつながった雲山閣があります。
右手には弁天堂と鐘楼があります。
本堂には本尊の波切不動明王像がお祀りされていますが秘仏です。

鐘楼の奥を進むと“弘法の滝”があります。

節分会
毎年2/3の10:00~法要があり、本尊の波切不動明王像がご開帳されます。
1願1000円で祈祷して頂けます。
9:00頃に到着したら本堂は準備中でしたが、内陣中央にある波切不動明王像のお厨子は既にご開帳されていました。
波切不動明王像は右手の剣が波を切るように足下に向いています。また迦楼羅焔が頭の部分だけでしかもパーマのように頭部を覆っているのが変わっています。
内陣右手には開山の真如法親王像、右手には金剛界の大日如来像がお祀りされていました。
法要は10:00~10:45。
護摩を焚く中陣を囲うように大きな数珠があり、これを法要中にみんなで回します。
法要後は本坊に戻り、ぜんさいの接待がありました。

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2014 5/17の拝観報告3(本圀寺 経蔵)


写真は、経蔵内部(傳大師さんもピース(笑))

京博を出て、京阪電車で七条駅~三条駅、地下鉄で三条京阪駅~御陵駅へ。
御陵駅から徒歩で向かったのが本圀寺です。

前回の涅槃図に続き、今回は経蔵です。
前回WAN先代と涅槃図に来た際に、「以前、経蔵の特別公開っていうのがあったんです」と話しておられましたが、すぐに来ましたね(笑)。

経蔵は表門を入ってすぐ手前にあるのですが、フェンスがあって直接は入れません。

庫裏で1000円を納めて、庫裏からぐるっと伽藍内部をひと回りして経蔵です。
初めての方は、本師堂や本堂を見ながらの1000円ですので、いいんじゃないでしょうか。

僕のような3回目、4回目で経蔵だけの場合は・・・そいつが悪いのでしょうか(笑)。

日蓮宗寺院は天文法華の乱で伽藍が焼け尽くされ、堺あたりに避難した後に京都に再建しているパターンが多いです。
よってあまり古い伽藍が少なく指定文化財も多くはないのですが、この経蔵は重文です。

内部は、かつて見てきた知恩院や妙心寺などと大差はなし(笑)。

いつもの傳大師さんと輪蔵です。
輪蔵はまわせないように固定されていましたね(笑)。
堂内の壁画が比較的きれいに残っていました。

そして本堂に戻ってきたら、松戸在住さまと出会いました。
結構じっくり見ておられ、なかなか気づいて頂けませんでした(笑)。

御住職が変わってからの本圀寺は拝観に積極的ですので、今後もこのような特別公開が定期的にあるのではないでしょうか。

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丹後散策の概要(丹後散策1)


図は、丹後地方の簡易地図

京都府の北、日本海側のエリアです。
具体的には舞鶴市、宮津市、与謝郡、伊根町や京丹後市などです。
天橋立など有名な観光地も多数あります。

アクセス
五条通(国道9号線)を西へ進みます。普通は沓掛口から京都縦貫道に乗ります。
そして終点の丹波ICで降りて、国道9号線を進みます。やがて左が国道9号線、右が国道27号線に分かれます。
国道27号線に進むと、途中で途切れていた京都縦貫道の北側の始点である京丹波わちICがあります。
これに乗ります。
途中で舞鶴若狭自動車道と交差し綾部JCTになります。

舞鶴方面は舞鶴若狭自動車道に乗り換えます。
瑠璃寺は舞鶴西IC、松尾寺、金剛院、赤レンガ倉庫や東郷邸は舞鶴東ICが近いです。

綾部JCTで直進すると、宮津天橋立ICが最初にあります。
智源寺、旧三上家住宅や富田屋はここが最寄りです。

さらに高速道を進むと、終点の与謝天橋立ICに至ります。
国道176号線を右へ進むと、すぐに左手に国道178号線が左に分枝します。
国道176号線へと直進すると、天橋立の南側で智恩寺があります。
国道178号線へ左折すると丹後半島です。
この先に天橋立の北側にあたる籠神社、傘松公園や成相寺があり、さらに先には伊根の舟屋や浦嶋神社などがあります。
縁城寺や網野のとり松へは与謝天橋立ICを降りて、国道176号線を左へ進んだ方が近いです。
また国道176号線をずっと南下した先には、加悦町(かやちょう)のちりめん街道があります。

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2014 5/17の拝観報告2(京博 南山城の古寺巡礼)


写真は、京博 南山城の古寺巡礼 開催中の玄関

藤田美術館を出て、歩いて京阪電車の京橋駅へ。
ここから七条駅まで戻ります。

やってきたのはもちろん京博の”南山城の古寺巡礼”です。
事前に2枚で2000円の前売り券をアマ会希望者で一括購入して1枚ずつ分けました(笑)。

さて山楽山雪展以来、2回目の京博へ!
皆さんご存知かと思いますが、昨年11/3にアマ会メンバーで車3台連ねて、
笠置寺→海住山寺→現光寺→旧燈明寺→岩船寺→浄瑠璃寺→高田寺→西明寺→大智寺→神童寺→蟹満寺と、
南山城の古寺”マジ”巡礼に行っているので、お久しぶりのBさまも結構おられました。

現地でお目にかかっていると、より一層楽しめますね。
なんだか普段を知っているようで(笑)。

海住山寺の四天王立像、これは覚えていました。
五重塔初層内陣の扉絵は、わざわざ外してこられたのでしょうか。それとも普段から保護の目的で外されているのでしょうか。
そんなことも気になりました(笑)。

現光寺の十一面観音坐像。
こちらもこのためにわざわざ行きましたからね。

笠置寺は毘沙門堂の毘沙門天立像って、あんな感じだったのですね。

浄瑠璃寺 三重塔の薬師如来坐像。
きっと現地での開扉では見にくいんでしょうね。

禅定寺
ここは金胎寺と同時に、masaさまとtoganjiさまと行きましたね。
重文の十一面観音、文殊菩薩像、地蔵菩薩像・・・ヒドイことに記憶にありませんでした(笑)。
当時はBを見るという意識が低かったもので。
必ず再訪して、現地で非礼を詫びたいです(笑)。

寿宝寺
昨年7/7に酬恩庵 虎丘庵と一緒に行きました。
千手観音立像、隆三世、金剛夜叉はさすがに覚えていました。
これを覚えていなかったら、あそこに行った意味はゼロですね(笑)。

蟹満寺
さすがに本尊で国宝の釈迦如来像はムリ(当り前(笑)!)。
でも蟹満寺といえばアレですよね。

神童寺
愛染明王像と、不動明王像は結構なインパクトですので、当然覚えていました。
逆に日光、月光菩薩は存在は覚えていましたが、個体を識別出来るほどの記憶はなかったです。

金胎寺
訪問時は”行場めぐり”で超盛り上がったので、あんな重文の塔を所有していたなんて・・・。
見くびっていました(笑)。

酬恩庵
京博の案内にもありましたが、美術的には”在中寺”ですね(笑)。

見るのが早目の僕で1時間チョットでした。

次回は平常展が再開されたら来ようかな。

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妙法院門跡3 五月会(東山南部散策48)

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写真は、奥書院の庭園

2014年の5/14から1年に1回、五月会が行われるようになりました。
法要の後に伽藍内部が無料で公開されますが、特別公開でも公開されていない奥書院と奥庭が公開されました。

9:20頃から本堂である普賢堂の前で整理券が配られましたが、あれは最終的に何のために必要だったのかは不明です(要するに以降出番がありませんでした)。
先着順で本堂内に入れてもらえますが、本堂が広くはないので入れるのは32人だけです。
以降の方は本堂の周囲を囲んでおられました。
9:50頃から10:40頃まで法要。
法要後は本堂内を拝観。
須弥壇裏の元三大師像や、コンパクトなお厨子に入った五大明王像などがありました。

11:00から12:00まで伽藍内部の拝観となりますので、庫裏に戻ります。
庫裏→大書院→護摩堂は秋の特別拝観と同じです。
そして次からが違います。
特別公開では宝物館の龍華蔵から宸殿ですが、当日ここは閉鎖です。

そのかわり大書院の奥左手の廊下を右クランク状に進みます。
廊下の途中左手には36歌仙の画が並んでいます。
その先が奥書院です。

まずは御座之間が3部屋並びます。
手前から三の間、二の間、一の間となり、襖絵は円山応挙の雪松図や呉春(伝)などによるものです。
これらは法親王の居間や学習の場として使用されていたそうです。

さらに奥に1間あり、その右隣に庭園に付き出すように玉座があります。
天皇陛下がお越しになられた際に使われるお部屋です。

これらの部屋の奥側と右側の2面を囲むように奥庭が拡がります。
大きな池が中央にあり、石の八ッ橋が架かります。
手前は苔、奥の築山には石組、松やもみじなどが植えられており、大きな庭園です。
石組などを調べると平安時代の特徴もあり、北隣にある積翠園の一部だったのではないかと云われています。




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2014 5/17の拝観報告1(藤田美術館)


写真は、美術館前の庭園

この日は朝から少し仕事の用事で大阪の中之島へ。

それを早目に切り上げて、JR東西線の新福島駅へ。
大阪城北詰駅で下車して向かったのが、藤田美術館です。

珍しく”京都以外”のネタです。
まあこの次は京都へ戻るのでご心配なく。
ただここだけcutするのも流れが寸断されるので、掲載しました。

もちろん初めて。
今回は大阪まで来る用事があったので、それに合わせてかねてから気になっていた”曜変天目茶碗”を見に参りました。

WAN先代などアマ会の方々から、館内はそれ程大きくないと聞いていました。
なるほど、そうですね(笑)。
それよりもあの木の匂い・・・懐かしかったです。
僕の小学校は父親と同じで、それどころか”校舎も同じ”だったので、あんな感じでした。
今は立て替えられましたが。
そんなノスタルジックなかんじで始まりました。

まずは2階から。
竹内栖鳳の大獅子図。
市美の竹内栖鳳展でも見たので、お久しぶりでした。
それと柴田是真の紫檀塗青海波文筆筒が目に留まりました。
そもそも柴田是真は、妙心寺 大雄院の襖絵で初めてお目にかかりました。
その後NHKの特集でその漆絵を見て、ビックリしました。
精緻であり、かつ面白いですよね。
そして出ました”曜変天目茶碗”。
意外に小さい。
思っていたのより2回りぐらい。
そしてその斑文。
これは期待通り。
まさに銀河や星雲を見ているようです。
当時の技術でこれが出来たこと、さらに現代でも同じように造れない神秘。
見事でした。

次に1階へ。
やはり国宝の玄奘三蔵絵でしょうか。
これも非常に細かく丁寧に描かれていますね。
タッチが几帳面です。

まだまだ美術館初心者ですが、歴史の知識は豊富ですので、それなりには楽しめますね。

ただ悪いクセで、どうして「重文は重文で、国宝は国宝なのか、その差」が気になります。
素人がそんな風に見ようとすると、面白くなくなるんでしょうね(笑)。
まずは自分の感性でたくさん見ていこうと思います。

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天性寺(寺町マイナー散策1)


写真は、本堂(左)と弁天堂(右奥)

天性寺(てんしょうじ)は、奈良 当麻寺の当麻曼荼羅を織ったという伝説の中将姫を偲んで、眼誉道三(がんよどうさん)が当麻曼荼羅を写して創建した浄土宗寺院です。

アクセス
京都市役所前の寺町御池から京極商店街の中を進みます。
すぐ左手の本能寺を通過します。
本能寺から約100m先の左手に、天性寺の表門があります。

通常拝観
表門を入ると石畳の参道が真っ直ぐに続きます。
左手前に庫裏があり、ここで御朱印が頂けます。
さらに左手奥に本堂があります。
右手前には鐘楼があり、参道突き当りの右手に弁天堂があります。
弁天堂には子授け信仰があるそうです。
本堂のさらに左手奥は月極め駐車場になっています。
また境内は4月上旬には木蓮がきれいに咲くそうです。

中将法如忌
5月第2週の日曜日には中将法如忌が営まれ、この際には本堂にお参りができます。
10:30から法要、11:00から法話があります。
庫裏から上り、右手に進みます。
まずは左手に書院があります。
右手から床の間がある12畳、中央にも12畳、左手が9畳です。
書院の奥に書院前庭があります。
それなりに大きく、中央に石組みが囲んだ池がありますが今は干上がっています。
石橋が2つ掛かり、池の周囲には石灯籠がいくつかあります。
庭園の右手奥にはなかなかの大きさの五葉の松があります。

さらに廊下を進むと本堂に左手から入ります。
外陣の左手には当麻曼荼羅が掲げてあります。
須弥壇の中央にも当麻曼荼羅が吊ってありますが、この背後の内陣の中央に本尊の阿弥陀如来坐像がお祀りされていました。
結構大きく170cmぐらいあったのではないでしょうか。
内陣の右手奥には法然上人像と善導大師像などがあります。
内陣の左手奥には中将姫の化身として織姫観音とも呼ばれる十一面観音像(約30cm)や、中将姫自作という中将姫法如尼像などがお祀りされていました。

てらまる
2016年の3/6(土)と9/10(土)の10:30~15:30に、”てらまる”というイベントがこちらで行われました。
親子で楽しめるマルシェということで、座敷で赤ちゃんも遊べる感じです。
参加費は1家族500円。
表門を入ったところで受付。
まず手前の書院が開放されていて、こちらにいろいろなお店が出店されていました。
もちろんお庭も見られます。
本堂へは一旦外へ出て、本堂の正面から入ります。
本堂では、
11:00〜 ウクレレと う〜たおっ!
11:40〜 Mari先生 「英語deキッズヨガ」
13:50〜 わくわくゴスペル!
14:10〜 親子でフラダンス
15:00~アフリカとあそぼう
などのイベントが約30分間行われています。
本堂のイベントだけでも楽しめるので、子供連れでなくても参加できます。




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2014 5/14の拝観報告2 最終(妙法院 五月会)


写真は、国宝の庫裏

今年から始まった妙法院門跡の五月会です。
個人的なお目当ては、奥書院と奥庭です。

大書院や護摩堂は秋の特別公開でも見られるのですが、奥書院はなかったのではないでしょうか。

ということで9:00前から待機。
すると普賢堂前に9:15頃からなんとなく列ができ、ぐんぐん伸びていきました。
9:30頃には整理券が配布され、先頭から普賢堂内へ。
内部は32席でしたので、32人しか堂内には入れませんでしたが、我々は幸い中に入れました。
残りの方々が普賢堂を取り巻いておられました。

法要が9:55頃から10:40頃まで。
堂内に居た我々は、まず普賢堂内をみて庫裏へ。

恐らく11:00前でしたが、庫裏には結構多くの方々がおられました。
しかし最初の”整理券”ですが、あれは最後まで使わず終い。
なんだったのでしょうか(笑)。

庫裏に入ると、拝観の諸注意をされていました。
諸注意が終わると庫裏の説明に移られましたが、僕が「行こうか」と声をかけて奥へと1番に乗り込みました(笑)。
庫裏の説明も以前に聞いていますからね。

大書院、護摩堂と1通りみて、いよいよ本命の奥書院へ。
奥書院の場所をおおまかに説明します。

庫裏の奥、廊下左手に大書院があります。
廊下の右手が庭園。
その廊下を進んだ右手に1段高い護摩堂があります。
そこに行く手前、大書院の奥”左手”に細い廊下があります。
この奥にある渡り廊下を経て、境内北側の奥書院へと進みます。

詳細は明後日の”妙法院門跡3 五月会”で報告します。
奥書院は御座之間と玉座、さらに前庭の奥庭です。

このためにわざわざ休みを取ってきたのですが、その甲斐はあったと思います。
しかも皆さんが庫裏の説明を聞いておられる時から先に入っていたので、非常に空いている状況で見ることが出来たのも幸いでした。

帰りの廊下は長蛇の列になっており、嵯峨の人さまご夫婦やKEIさまとすれ違いました。

未訪問の方は是非来年行ってみてください。
ここで告知しますね。

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大智寺(木津マイナー寺院5)


写真は、鐘楼と本堂

事前予約にて拝観が可能です。

西明寺を出てさらに北上します。
すぐに府道47号線に突き当たりT字路になります。
ここを左へ。
府道47号線をひたすら(約4.5km)進みます。
すると国道24号線付近につくので、少し街らしくなります。
道なりに進み国道24号線の下をくぐります。
くぐって約70m先の交差点を右折した細い道の奥右手に大智寺があります。
駐車場自体は大きめですが、入口が狭いです。

拝観
表門を入ると正面に本堂が、左手前には鐘楼があります。
右手には十三塔がありますが、もみじでほとんど隠れています。
左手奥の廊下の奥に書院がありますが、拝観できるのは本堂のみです。

本堂で拝観料300円を納めます。
内陣のお厨子の中の中央に本尊の文殊菩薩像(重文)が、右手に十一面観音菩薩(重文)が2躯並んでお祀りされています。
近くにも寄れますし、懐中電灯も用意してあります。

内陣の後ろは展示室のようになっていて、中興開山の本寂和尚像や、隠元筆の初代の扁額などが展示されています。

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2014 5/14の拝観報告1(豊国廟)


写真は、豊国廟

この日は13:00まで休暇を取って拝観です。

このブログの読者ならば、5/14といえばこれしかない、という感じですね(笑)。
妙法院門跡の五月会です。
しかし五月会は9:30から整理券で、10:00~法要。

僕が到着したのは8:00頃。
ということで、その前に未訪問の場所に行くことにしていました。
それが”豊国廟”です。

「そのうち行こう」の繰り返しで、早1年半ぐらいになります(笑)。
今回はいいチャンスでした。
いつものようにあんとんさまが同行(巻き添え!?(笑))です。

東山七条を東へと坂を登ります。
京都女子大学のある方向です。
どんどん進むと石段があり、その上にあります。
京都検定に出てきた”阿弥陀ヶ峰”にやっと行けました。

拝観料は100円。
石段が500段弱。
それは最初から知っており、それなりに警戒していたためか”楽勝”でした(笑)。
やっぱり朝から2km走っていると、随分体力が付きました。
このブログをする前からの習慣ですので、もう3年以上になりますね。

今更ですが、豊国廟の本編は今後掲載します。

そして戻ってくるついでに”新日吉神宮”にも。

それでもまだまだ9:00前でしたが、妙法院に戻りました。

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華頂山 西明寺(木津マイナー寺院4)


写真は、本堂

華頂山 西明寺は通常非公開ですが、10月第4週末~11月第1週末までの木津市の寺宝・秘仏公開の一環として公開されます。

アクセス
高田寺を出て府道44号線に戻ります。
府道を44号線へ左折します。
道なりに右にカーブするとすぐに左手に道が分枝します。
この左手が府道44号線で、こちらに進みます。
約1km直進すると左T字路になり、府道324号線が分枝します。
ここを左折し府道324号線に進みます。
府道324号線を約800m進むと、道なりに左手に曲がりますが、その手前の細い道へ右折します。
細い道を約750m進むと少し左に道が広くなるところがあります。
この左手にある細い石段の上、右手に西明寺があります。

石段を登った左手に本堂があります。
本堂に入りお寺の方に拝観料300円を納めます。
お寺の方は何もお話しされません。
“放置パターン”です。
中央に本尊の薬師如来像がお祀りされています。
お厨子の中が暗いので正直見にくいです。
左手には地蔵菩薩、右手には十一面観音像などがお祀りされていました。

木津マイナー寺院5へ

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2014 5/11の拝観報告(天性寺 中将法如忌)


写真は、書院前庭

GWも終わり、特別拝観も落ち着いた”母の日”ですが、朝から少し行かせてもらいました(笑)。

以前スーメテさまから、「5/11に天性寺で法要があるそうで、その前後なら本堂に入れてくださるそうですよ」とメールがありました。

前回御朱印を頂いたのですが、由緒書きがなかったことや、もちろん本堂内のお参りも出来なかったので、迷わずに行くことにしました。

詳細は今後の本編に掲載しますが、
10:30から法要、11:00から法話でした。
この法要自体に一般でも参加できるので、その方がいいのかもしれません。

しかしあまり長時間を割く訳にもいかなかったので、スーメテさまとは9:30に門前に集合し、法要前に本堂にお参りさせて頂きました。

織姫観音こと十一面観音像は意外に小さく30cmぐらいでした。
本尊の阿弥陀如来像は坐像ですが170cmぐらいはあったのではないでしょうか。
また中将姫伝説との関連で、当然当麻曼荼羅が2つ掛かっていました。

さらには庫裏と本堂の間に書院があり、上の写真のようにその前庭が意外に大きかったです。

肝心の由緒書きですが、結論から言うと「今はない」そうです。
以前のものは檀家さん用に作成されたようですが、今後はもう作る予定はないようです。
残念・・・。

来年時間があれば、法要から最後まで参加してみたいなと思いました。

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