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2024 2/23の拝観報告1(一力亭 にいさん茶会 お茶席)

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写真は、4畳半の小間。

3連休の初日。
この日は随分前から予約していた件でした。
毎月23日に一力亭裏の祇園商店街振興組合の事務所で「にいさん茶会」という月釜を中路さんがしておられ、以前訪問記も書きました

2/23の天皇誕生日はスペシャル会。
今年は表に出て来ようということで、一力亭で開催するとアマ会の桜さんから教えて頂き、早速予約していましたw
お茶席は4席あり、10:30~、11:15~、14:00~、14:45~。
その間の12:00~14:00は皆さんで宴会です。
会費は1人55,000円でした。

僕、桜さん、あんとんさんやIさんは1席目でしたので、10:00過ぎには到着。
中に入ります。
今回の待合は祇園祭献茶会の際の本席のお部屋。
そして逆に宴会場が祇園祭献茶会の待合のお部屋でした。

理由は行けば分かるのですが、この待合の部屋の隣に4畳半の小間があるからなんですね。
壁がベンガラなのが雰囲気あります。
1席目は9人。
皆さん早めに来られたので、10:20頃には始まりました。
席主の中路さんが面白い方なので、皆さんリラックス。
9人なので皆さんにお点前して下さいました。
お席は11:00頃に終了し、1時間の待ち。

最初は「1時間待つのか~~」なんて言っていましたが、皆さんとお話しているとアッという間でしたw

12:00には2席目も終わり、皆さんで宴会です。

       
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写真は、菱岩のお食事。

大広間に40名ほど集まりました。
お食事は菱岩のお弁当。
そりゃね、美味しいですよ。
そして30分ほどして、宴もたけなわになります。
続きは明日に。

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天㐂


写真は、本館への中庭。

天㐂(てんき)は千本今出川にある昭和8年より創業のてんぷら屋さんで、京料理とてんぷらを融合した天ぷら会席を初めて発案されたお店だそうです。

アクセス
千本今出川のバス停で下車します。
千本今出川の交差点を千本通に沿って北上します。
約100m進んだ左手に、天㐂があります。

食事ですが、ランチは椅子席のコースは 3,850円から、天ぷらコースは平日6,600円から、土日は7,700円からになります。
夜は8,800円からのコースになります。

左手の玄関を入ると正面に石畳の廊下があり、左手には腰掛待合が、右手奥には階段があります。
右手の階段を上がると2階の踊り場の屋根が駆け込み天井になっています。
網代天井の廊下の奥に、35畳の松の間があります。
奥に床の間があり、手前は舞台になっており、芸舞妓さんの舞を見れるようになっています。屋根は船底天井です。
こちらで1番大きなお座敷です。

1階玄関の廊下に戻ります。
廊下の天井も手前は網代、奥は船底天井です。
こちらはとにかく網代天井が多いです。

廊下途中の右手に網代天井に駆け込み天井を重ねたテーブル席、その右手には
檜の一枚板のカウンター席があり、揚げたての天ぷらを頂けます。

廊下をさらに進むと、中庭に出ます。
中庭には池があり、石橋が架かっています。
右手には本館が、左手には離れがあり、奥の廊下で繋がっています。
こちらの2棟はお座敷の席です。

右手の本館の玄関から入ります。
正面に2階への階段、左手に廊下があります。
廊下は正面と左手に分かれ、正面は本館の奥に、左手は離れに向かいます。
左手の廊下は網代の船底天井です。
廊下を左に折れると離れの玄関で、船底天井に琵琶棚があります。
さらに奥に奥に進むと左手に4畳半の水屋の個室と、4畳半の茶室の個室があります。茶室には躙口があり、外は露地庭園になっています。
この廊下のさらに奥にもお座敷がありますが、当日はお客さんがおられたので入っていません。

本館の玄関に戻ります。
廊下をまっすぐに進むと、正面に2階への階段があるので登ります。
階段を登った奥に、27畳の日の出の間があります。
奥に床の間と大きな火頭窓があり、こちらで2番目に大きな広間です。

本館の2階に上がります。
こちらはもう通常使用されていないそうです。
階段を上がったところに、屈曲した自然木の中柱があります。
その右手に座敷があります。
付書院が台形で円窓。
琵琶棚は半円形になっていました。


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2024 2/18のおでかけ報告(舞鶴 家族旅行)

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写真は、赤れんがロード沿いの明治期の赤レンガ倉庫。

日曜日です。
この日は1/2に予定していた宮津へのバスツアーがなくなったので、その代替企画で舞鶴に家族日帰り旅行でした。
しかしいろいろ問題は起こるもので、中2の次男が前日の発熱嘔吐。
当日はある程度症状も落ち着いていましたが、遠出はムリということで3人でのお出かけになりました。

8:20頃にタクシーで二条駅へ。
8:43発のはしたて・まいづる1号でに乗ります。
この電車は綾部駅ではしたて号とまいづる号を切り離して、はしたて号はそのまま直進で宮津へ、まいづる号はスイッチバックで舞鶴へ向かいます。
10:11に東舞鶴駅に到着。

オリックスレンタカーの東舞鶴店で車を借りて、途中買い物もしつつ
11:00にやって来たのが、予約していたいけす料理の卑弥呼です。

       
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写真は、①海鮮丼(極)3,500円、②カニ丼 3,980円、③本日の造り盛り 2,050円、④かにと旬野菜のてんぷら。

日本海側に来たので、やっぱり海鮮でしょうとw
①は僕の、②は長男の、白御飯を食べない妻は③と④に加え写真はないですが、あおさの赤出汁も。
地魚なんでしょう、非常に美味しかったです。
妻は「大好きなサーモンがなかった」と言っていましたが、そこは「地魚だから」なんでしょうw

11:30頃にこちらを出て、車で西へ。
11:45にやって来たのが、赤レンガパークです。
妻と高2の長男は赤レンガ倉庫は初めてと。
早速3号棟のまいづる智恵蔵でお土産ですw
海軍カレーは必須ですね。
しかしパッケージが違うのすべて味が違い、非常に種類が多いです。
もちろん帰宅した夕食に1つ戴きましたが、レトルトカレーの中では秀逸に美味しかったです。

そして上の写真の赤レンガロードまで散歩して、5号棟のイベントホールでお茶をしました。
休憩の後、本編の写真の場所を背景に家族写真を撮りました。
12:15頃に赤れんがパークを出て、さらに西へ。

12:30頃にやって来たのが、舞鶴港とれとれセンターです。

     
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写真は、舞鶴港とれとれセンター。

もう雰囲気はわかりますよね。
中に市場があり、お刺身などを買ってその場で戴けます。
こちらには1月の計画当初から来る予定でしたが、10日ほど前にゴールデンタイムのTVで紹介されたんですよ。
なにすんねんw
案の定、大盛況でした。
生牡蠣、中トロ、カキフライなどを戴き、さらに次男へのお土産にカニや中トロの刺身も買いました。
もう非常に混雑していたので、写真も撮っていませんでしたw
結局こちらには13:45頃までおり、14:00頃にオリックスレンタカーの西舞鶴店へ車を返却。
乗り捨て出来るのがよかったです。

14:36西舞鶴駅発のまいづる12号に乗り、往路と同じく乗り換えなしで16:00ちょうどに二条駅着で帰宅しました。

楽しい日帰り旅行でしたが、惜しかったのは1つだけ。
「次男もいれば」という旅行でした。

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料理旅館 天ぷら吉川


写真は、1階の広間。

料理旅館 天ぷら吉川は、京都市役所周辺にある天ぷら専門の料理旅館です。

アクセス
地下鉄東西線 京都市役所前駅で下車します。
改札を出て左手に進み、地下街のゼスト御池をまっすぐに突き当りまで進みます。
左手の8番出口から地上に出ます。
右手に御池通、目の前の信号が麩屋町通です。
これを直進した次の富小路通の交差点を左折して、約30m先の右手に料理旅館 天ぷら吉川があります。
この少し先の左手に駐車場が3台分あり、事前に予約しておくと使用できます。

料理旅館 天ぷら吉川は1952年に創業しました。
数寄屋造の建物はそれ以前の大正初期、本庭 退去園はさらに前の江戸時代のもので、小堀遠州の作庭と云われています。
江戸時代ここは立命館大学の創立にも関与した漢詩人、江馬天江の邸宅でした。

食事は天ぷらカウンターと座敷での天ぷら会席があります。
天ぷらカウンターは、
昼 朱鷺3,000円、水薙4,000円、白鷺5,000円
夜 千鳥8,000円、雁10,000円、結雁12,000円
があり、
座敷での天ぷら会席は、
昼夜とも 12,000円、15,000円、20,000円、25,000円があり、昼だけ10,000円の設定もあります。

入口が左右に2つありますが、右手は天ぷらカウンター、左手は座敷と宿泊の玄関になります。

天ぷらカウンター
右手に入ると左手奥に路地のようなアプローチがあり、そのままカウンター席に入れます。なので1番富小路通側のお部屋になります。
8畳ぐらいの元茶室を1964年の東京五輪の際にカウンター席に造り直されたそうです。
8席あり、窓の外には小さな露地庭園を挟んでお茶室が見えます。
朱鷺だと8種類の天ぷら(訪問時は海老、いちじく、伏見唐辛子、鱧、賀茂茄子、とうもろこし、かぼちゃ、しいたけ)を目の前で揚げて順に出してくださいます。追加が必要かも聞いて下さいます。最後にご飯、赤出汁、香の物が出てます。約40分ぐらいでした。

座敷
左手に入ると正面に玄関があり、靴を脱いで上がります。
左手に進むとロビーがあります。
右手の背後に坪庭があり、この右手を奥に進むと雲雀の間があります。
右手に坪庭に面した4畳半の茶室。
左手には洗面台と浴室。
一間を経て、右手奥に10畳のお部屋がありました。

ロビーをまっすぐ奥に進むと広間と広間に面してL字に本庭があります。
手前に小さな池があり、一面きれいな苔が生えています。
園路もきれいに手入れされており、庭園の中央に十三重塔、大きなもみじがあります。
広間に入る手前の左手には、お庭に面し床一面が手斧削りで水屋のような喫煙所、さらに奥の右手には茶室で6畳の鶯の間がありました。


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2024 2/17のおやつ報告4 最終(クリケット)

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写真は、ストロベリーパフェ 2,600円。

大河内山荘を出て、徒歩で嵐電の嵐山駅へ。
しかし海外の方が多いですね。
通り過ぎる7割ぐらいが海外の方の印象でした。

そして嵐電に乗り、帷子ノ辻駅で北野線に乗り換え。
北野白梅町駅からPIPPAのシェアサイクルに乗り、14:55頃にやって来たのがクリケットです。

2月からストロベリーパフェが始まっていたのでしたw
実は先週の岩倉実相院の後に行ったのですが、到着sold out・・・。
しかしこちらは当日TELで取り置きが可能と桜さんから伺っていたのを思い出し、真葛さんの後の10:50頃にTELして予約していたわけですw

TELするとパフェはもちろんのこと、席まで確保してくれているんですね。

注文はもちろんストロベリーパフェ。
今回は1番上からフレッシュなイチゴと生クリーム。
その下には濃厚なバニラアイス。
さらに下にはストロベリーソルベ。
こちらは以前のナガノパープルのパフェの時もそうでしたが、ソルベが果汁で出来てます。
濃厚さとかうまみが全然違います。
こういうことするから、行きたくなるんですよねw

さらにですよ、周囲にはイチゴの果肉やストロベリーソースが和えられていますが、
そこから下は前述のバニラアイス、ストロベリーソルベ、生クリーム、ストロベリーソースとイチゴの果肉がただただスパイラル状に下まで入っています。
他の味に味変しないんですよ。
通常なら飽きそうなところですが、そこが飽きない。
このイチゴに自信があるんでしょうね。
メッチャ美味しく、満足しました。

ちゃんとイチゴを主役にしたストロベリーパフェで、しかも一歩も逃げない姿勢には感服しましたw

非常に満足し、15:20頃こちらを出て、そのまシェアサイクルでこの日は帰宅しました。

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蘇谷(sokoku)

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写真は、奥の座敷。

蘇谷(sokoku)は東山五条近くにある築100年の古民家を改装し、土日祝だけ朝ごはんと午後からはカフェをしておられます。

アクセス
清水坂を下って来た東山五条からスタートします。
清水坂とは交差点の対角になる南西角から五条通を約110m進んだ最初の交差点を左折します。
さらに約50m進んだ右手に蘇谷(sokoku)があります。
さらに少し先の左手には河井寛次郎記念館があります。

こちらのお店は元々、青磁を主とする清水焼の陶芸作家 八田蘇谷の住居兼工房でした。
そちらをリノベーションし、2021/11/3に陶器のギャラリー&カフェとしてオープンしています。

通りに面して左手の入口から入ります。
最初に石畳があり、右手が3畳の玄関間です。
今はこちらを待合として使われており、こちらにも八田蘇谷の作品が展示されています。
石畳を進んで入口から入るといわゆる通り庭になり、このサイドにも棚を設けて作品が展示されています。

通り庭の突き当りを今はキッチンにしておられるので、
土間が右にクランクします。
恐らくですが、手前の方は床を外して土間を拡張したのではないかと思います。
土間部分は4人テーブル2つ、座敷の方も6畳間で4人テーブル1つに2人テーブル2つなので、それほど定員が多くないです。
6畳間には床の間と天袋があり、そちらにも作品が展示されていました。
座敷の奥は小さな庭で、植栽と灯篭でぎっちりとした印象。
縁に出て右手奥にトイレがあります。

朝ごはんは8:00 or 8:30(インスタで要確認)~12:00で、1,500円。
絶対に予約した方がいいです。
焼き魚、玉子焼き、みそ汁、小鉢3つにご飯という典型的な和朝食です。

カフェは13:00~17:00。
コーヒー、玉露、紅茶の他、ぜんざい、抹茶アイスや小餅などの甘味も少しあります。

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2024 2/17の拝観報告3(大河内山荘 大乗閣特別観覧 ふるさと納税返礼)

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写真は、大乗閣の玄関。

膳處漢を出て、烏丸駅から阪急電車で桂駅。
桂駅から嵐山線に乗り換えて、嵐山駅に到着。
渡月橋を渡り、嵐山公園へ。
もう梅が周囲に香ってくるぐらい咲いていました。
嵐山公園を抜けて12:45頃にやって来たのが、大河内山荘です。

今回やって来たのは、昨年に続きふるさと納税返礼の大乗閣特別観覧です。
今年は姪のMちゃんが大阪府在住のお父さん(義兄)の申し込みで行くというので、ついでに乗っかりましたw
早く着いたのでお薄とお菓子を戴いで待っていると、Mちゃんの他に松戸在住さん、Canjiroさん、KiさんやIWさんも参加しておられました。

13:30からまずは概要の説明。
そしてすぐに大乗閣の内部へ。
今年は昨年より参加者が少なかった(昨年はコロナ禍明けで3年分ほど溜まっていたため)ので、比較的見やすかったです。
さすがにたった1年ぶりなので、忘れていたところなどはなかったですw
大乗閣は14:00頃まで。
その後は通常参観の庭園でしたが、こちらは失礼して次へと向かいました。

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太秦地域の古墳(蛇塚古墳・天塚古墳・仲野親王高畠陵)

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写真は、蛇塚古墳。

太秦地区には秦一族の影響もあり、多数の古墳群があります。
今回はまいまい京都の「太秦 考古学者と古墳にコーフン!前方後円墳の内部を探検しよう」にて、石室内に入ったり外周を散策したりしています。

蛇塚古墳(へびづかこふん)
6世紀末から7世紀前半の前方後円墳で、在は露出した石室のみが残っています。
アクセス
嵐電の帷子ノ辻駅で下車して三条通に出ます。
左斜め前の大映通り商店街を進みます。
約200m先の左手にセブンイレブンがある角を右折。
さらに約180m進み、右手に蜂ヶ丘保育園があるT路道を右折。
約130m進んだ右手に塀のある森のような松竹撮影所の角を左折。
この50m先に蛇塚古墳があります。

元々は前方後円墳でしたが、盗掘や風雨で盛り土がなくなり、今は石室の巨石が露出しています。
地図で見ると周辺の家屋1つないしは2つ分の外周が、ちょうど前方後円墳をなぞったような形になります。
この周辺を開拓した渡来人の秦氏に関連するものらしいですが、秦河勝の時代よりは古そうだとのことです。
通常は外周を見るだけですが、京都市文化財保護課に申請すると内部に入れます。
円墳部分の右手側に入口があります。
羨道(せんどう)部分は石が崩れ落ちないように、鉄筋の支柱で補強してあります。
最奥の玄室部分はかなり大きく、幅3.6m、高さ3.2mあります。
時代も近い石舞台古墳に非常に似ているそうです。

仲野親王高畠陵
桓武天皇の皇子である仲野親王を埋葬している皇室の陵墓とされています。
アクセス
嵐電の帷子ノ辻駅で下車。
改札を出てすぐに右へ進み、嵐電の踏切を渡ります。
踏切を渡って右前方に進み、約30mでやや大きめの道に出ます。
その右斜めの細い道を進みます。
再度やや大きめの道に出ますが、そのまま右手前方の細い道を進んだすぐ先に
仲野親王高畠陵があります。

5世紀末から6世紀初頭の古墳で、仲野親王の時代より遥かに前に出来ています。
なので元々は物部氏関係の古墳なのではないかとのこと。
通常は柵の中には入れませんが、ツアーでは石段を登り堀の外周を散策しました。
ちょうど鳥居のある部分が方墳の1番下です。
外周を散策すると、左側の円墳と方墳の境目に「造り出し」と言われる飛び出た部分があるのが特徴です。
内部は宮内庁の管轄なので、発掘されていません。

天塚古墳
6世紀前半に造られた前方後円墳で、秦氏の有力者の墓と考えられています。
アクセス
嵐電の嵐電天神川駅で下車します。
三条通を大宮方面に少し戻り、太秦下角田公園の角を右折します。
約280m進んだ左手に地蔵堂がある角を左折します。
約120m進み千石荘公園に突き当り、右折。
約80m先の細い道へ左折。
約100m先の突き当りの1手前の角を左折。
すぐ先を右折した奥に、天塚古墳があります。

二段式に積みあげてており、第一段の上部に円筒埴輪を並べ、第二段の土が落ちてくるのを防いでいたようです。
石段を登った先に稲荷社と建物があります。
この建物に通常は入れませんが、ツアーでは玄関を入った左手の石室に入りました。
これは方墳と円墳の右側の境目から始まっており、最奥には稲荷社がお祀りされています。
また最初の稲荷社の右手奥から外周を回り込んで歩くと、円墳部分の途中に2つ目の石室があり、これは通常でも空いています。

さらに円墳部分の外周を回り込むと、方墳と円墳の左側の境目部分に崩れた石室の跡があります。
こちらは戦争中に防空壕として使われたそうで、その際に内部を拡げるため石室を壊したそうです。

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2024 2/17のランチ報告(膳處漢)

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写真は、洋館2階の広間。

真葛さん宅を出て、まずは某所に予約のTEL。
これが後ほど出てきますw

そしてシェアサイクルで五条通→室町通→錦小路通と進みます。
11:25頃にやって来たのが、膳處漢です。
この日のランチはこちらを予約していました。

        
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写真は、四川麻婆豆腐膳 1,430円。

予約した1番の理由は「麻婆豆腐を思い出した」からですw
こちらの麻婆豆腐膳を2022年の12月に戴いたのですが、またどうしても食べたくなってw
以前にも書きましたが、四川なんでちょっと辛めなんですよ。
僕はCOCO一番館のカレーは辛さ普通を普通に感じるレベルなんで、決して得意な方ではないでしょう。
こちらの麻婆豆腐は最初は少し辛く感じるのですが、食べ進めるごとに旨味が勝ってくるんですよね~~
ちょっと中毒性がありますねw
しかも1430円だし。

美味しく戴いて11:50頃にこちらを出ました。
ちなみに事前に席の予約をしていると席は奥の和室をリノベした広間
予約なしだと表の洋館の広間になります。

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山科本願寺遺構めぐり

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写真は、史跡山科本願寺跡公園。

戦国時代の初期、山科には広大な本願寺の拠点があり、山科本願寺と呼ばれていました。
その遺構をまいまい京都の「山科本願寺 巨大土塁にびっくり仰天!“城”と呼ばれた巨大寺院跡をめぐる」に沿ってめぐります。

まずは山科本願寺の簡単な歴史です。
鎌倉時代に親鸞聖人が起こした浄土真宗は地方で広まっているところもあったが、近畿では既存勢力(延暦寺など)もあったためでしょう今一つでした。
しかし室町時代、蓮如が民衆目線の正しい親鸞の教えを説くと、あっという間に広まりました。
今度はそれが仇となり、崇泰院は破壊されるし坂本に逃げても迫害されるしで、越前の吉崎で布教を始めます。
そしたらここでも爆発的に拡がったのはいいけど、今度は信者をコントロールできなくなり武装、武力化して、為政者に逆らうようになった。
蓮如はそのような事態に心痛めて越前を後にします。
その結果一向一揆は加賀の守護を追い出して、自衛自治を始めることになります。
一方の蓮如は京に入るとまた迫害されるので、山科に布教の地を求め1484年に山科本願寺を造ったのです。

順路
地下鉄東野駅の出入口2から出て右へ。
最初の信号を渡り、そのまま直進。
道なりに右に曲がりながら進むと、左手に見えるのが本願寺山科別院
西本願寺系列の山科本願寺遺構です。
本堂正面の表門から出ます。
表門から約50mで車道に出るので、ここを右折しすぐにクランクして直進します。
正面に森が見えますが、その手前右手奥に蓮如上人銅像跡があります。
今は台座だけになっています。
昭和9年に建立したのですが、太平洋戦争の金属供出で回収されたので10年足らずしか存在しませんでした。

元の道に戻った正面の森が蓮如上人御廟所
蓮如上人が亡くなった後、翌日に火葬して埋葬した(時間を空けると人が集まり過ぎるから)場所です。

蓮如上人御廟所を出て右に進み、御廟所の敷地に沿って右折。
さらに進むと山科中央公園に着きます。
ここにある小山が山科本願寺土塁跡。
山科本願寺は他宗派などから攻撃される恐れがあったため、周囲を3重ぐらいで土塁で囲んでいました。
その一部が今でも残っています。
これが造られたのが1510年~1520年ぐらいと想定されるので、後の「総構えの原型」ではないかとも云われているそうです。

公園の南側の敷地に沿ってさらにまっすぐに進むと西宗寺に着きます。
西宗寺は蓮如上人臨終の地ではないかと云われてるうちの1つです(もう1つはちょっと東にある光照寺)。
南東方向に戻りながら、奥田家住宅前と邸宅内に残る土塁を外から拝見し、
史跡山科本願寺跡公園へ。

この辺りが山科本願寺の西端。
すぐ隣には集落があり、その集落に沿って山科本願寺を造ったようです。
そして何もない東側にどんどん拡張していったそうです。
ここは東向きに御影堂、阿弥陀堂があった背後になるので、プライぺーとスペースだったそう。
井戸や石風呂の遺構が残っています。

ここから南に見えている国道1号線に出て、左手に進むと東野駅に戻ってきます。

さて山科本願寺ですが、1499年に蓮如が亡くなります。
1532年に法華一揆、細川晴元と六角定頼の軍勢に攻められて焼失するのです。


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2024 2/17の拝観報告1(真葛窟茶室 尚古軒 京都茶の湯への誘い)

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写真は、茶室 尚古軒。

土曜日です。
この日は朝からお茶会に出かけました。
市バスで馬町へ。
9:45頃にやって来たのが、真葛焼の宮川香齊邸です。

2023年秋にパリで「世界を魅了する京都茶の湯への誘い」という催事を老舗13軒で開催され、その跡見のお茶会があるとアマ会の桜さんに教えて頂いて参加しました。
日程は2/17と2/18で、1日5席。
1席16名ほどで、参加費は5,500円でした。

現地に到着するとアマ会のfripertronicusさんとMZさんも同じ席でした。
待合で少し待ち、隣の8畳の広間へ。
席主さんと懇意な方が御正客に内定していましたw
広間は琵琶床もあり、明るい茶室。
隣に4畳半台目のお茶室がありますが、この日は拝見出来ませんでした。

うぐいす餡のお菓子を戴き、まずは薄茶を1服。
真葛焼のお宅なので梅が描かれた多様なお茶碗が出てきて、その都度説明して下さいました。
牛に乗った道真と紅梅のお茶碗なども面白かったですね。

そしてそのまま2服目でしたが、お菓子がフォションのマカロン。
フランでの催事の跡見なのでw
そしてマカロンに合うようにクリーミーなお茶にしておられました。

席の後は隣のお部屋に箱書きやお茶碗が並べてありそちらも拝見し、お茶室の写真もOKでした。
しかし隣のお部屋の襖の引手がすべて陶器でオシャレでしたね~~

10:45頃に終了しお庭伝いに退出。
もう2席目の方が来られている頃でした。

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SIGHTS KYOTO

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写真は、2階の廊下。

SIGHTS KYOTO(サイツ キョウト)は宮川町にある築約100年の町屋で、今は1階はバー、2階はコワーキングスペースとして活用しておられます。

アクセス
京阪の祇園四条駅で下車して、地下道をずっと歩き1番から地上に出ます。
地上に出てすぐ前の団栗通を右へ進み、右手の公園の角をすぐに右折します。
約60m進んだ右手、水廉の隣にSIGHTS KYOTOがあります。

今回は2023/3/5の町屋の日に開催された1日体験で内部を見学しました。

玄関を入ると、右手に2階への階段と玄関間があります。
正面は土間のようになっており、一面仕切りのないスペースにカウンターバーがあります。
このカウンターの奥には立石から水が流れ落ちる坪庭があり、さらにその奥に3畳間が個室にようになっています。

2階へ上がります。
階段を上ると横に廊下がまっすぐに走ります。
左手は宮川町沿いの3畳間が2つ繋がっています。
床の間、違い棚があり、今はソファーがあってくつろぐ感じの部屋です。

廊下の右手に進むと3畳間が左右に2つずつの計4つ部屋が並んでいます。
床の間の跡や丸窓なども残っています。
今はテーブルと椅子があるワーキングスペースです。
廊下をさらに奥に進むと、右手は下の坪庭からの吹き抜けになっており、
左手は4.5畳ほどの広めの部屋が廊下に迫り出しているので、ここだけ廊下が細くなっています。
昔はここはダンスホールだったそうなので、実質遊郭な感じであったそうです。
今はフローリングでコピー機やロッカーがある共有事務スペースです。

さらに廊下を奥に進むと川端通沿いの6畳間になります。
ここにも床の間や違い棚があります。

この部屋に向かって右手に急な3階への階段があります。
3階は8畳間で昔は下人部屋だったそうです。
床の間の袖壁が自然木で吹き抜けになっているのが特徴的です。


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2024 2/15の拝観報告3 最終(宝ヶ池プリンスホテル 宿泊者限定 館内ツアー)

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写真は、バー・アスコット (前回のツアーにて)。

大徳寺を出て、車に乗り次の場所へ向かいます。
14:20頃にやって来たのが、宝ヶ池プリンスホテルです。
この日は宿泊者限定 館内ツアーが15時からありました。

このツアーには昨年の8/20に1度来ています。
しかしその際は茶寮がエアコン故障で入れず、イレギュラーな回でした。
そこで通常の開催形式も来てみたいとそれ以降も日程を見ていました。
しかし10月や11月は、そもそも部屋のデイユースが15,000円と高いw
先方も忙しい時期だし、それなら閑散期になる冬まで待とうと思っていました。
そして今回2/14か2/15を休むかってなったときに調べたら、開催日が2/1と2/15!!!
ビンゴでしたねw
2月は部屋のデイユースも10,000円でしたし。

まずはチェックイン。
広いお部屋でゆっくりします。
そして15時にロビーの受付前へ。
今回の参加者は7名でした。
恐らく今回はレギュラーコースでしょうね。

ロビーの受付前→エレベーターホール→1階からB2へのらせん階段→B2からB1への2つ目のらせん階段→ゴールドルーム茶寮→本館に戻り→奥の1階からB1への3つ目のらせん階段。

正直茶寮は別の機会でも行けるので、前回のスイートルームやバー・アスコットがあった前回の方がよかったかな(結局写真も前回のだしw)

そしていつものように60分予定のツアーは90分になり、16:30に終了。

その後は部屋に戻り、シャワーを浴びて、18:00頃までまさにゆっくり過ごしてから帰宅しました。

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釜座町町家


写真は、1階の奥と前栽。

釜座町町家(かまんざちょうちょういえ)は明治初期に建てられた町屋で、
今はきれいに改修され町内の町会所として使われたり、京町家作事組の事務所として使われています。

アクセス
地下鉄の烏丸御池駅で下車し、出口4-1から地上に出ます。
階段を上がってそのまままっすぐに御池通を進みます。
4つ目の交差点である新町通を左折します。
直進し2つ目の交差点である三条通を右折します。
右折して約30m先の右手に釜座町町家があります。

通常は公開していませんが、2022/3/5、3/6の町家の日でオープンハウスが
13:00~16:00までありました。

屋号を「斧屋」といい、明治初期に建てられました。
明治20年頃に町内に預けられ、町内会所有の町家(ちょういえ)として利用されてきました。

右手の玄関を入るとまっすぐに走り庭があります。
左手は”みせ”で土間になっており、その奥に1段高い板の間の”だいどこ”になっています。
さらに奥は”おく”の6畳間で炉が切ってあり、床の間もあります。
走り庭の奥の天井はひぶくろになっており、屋根まで吹き抜けです。
おくの6畳間のさらに奥は前栽(庭)になっています。
そして1番奥がはなれの土間です。

”だいどこ”の階段から2階に上がります。
上がったところが6畳の”つぎの間”。
そしてその奥に10畳の”ざしき”があります。
ざしきの奥には”えん”を経て、窓から1階の前栽が見えます。


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2024 2/15の拝観報告2(泉仙 大慈院店)

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写真は、店内の10畳間。

大徳寺の仏殿を出て、ランチに向かいます。
ランチにやって来たのが、泉仙 大慈院店です。
随分前に来たことがありますが、もう記憶もアヤシイ。
この日は平日の13時過ぎ。
他のお客さんも少ないだろうと踏んで来たところ、予想通りでしたw

13:20、正面の座敷に通されました。

        
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写真は、あやめ 3,800円。

注文はもっともリーズナブルなあやめ。
最初にわらびもちと抹茶が出ますが、コレは京の冬の旅のスタンプラリーの一服と一緒ですねw

あとは順に和え物、お豆腐、寿司やてんぷらなどが出てきます。
もう50歳にもなると精進料理の美味しさがマジで分かるようになりますw

そして最後に順に出てきた大小のお皿を大きい順に入れていくと、マトリョーシカのようにきれいに入ります(写真9)w

しっかり食事をして、13:55頃にこちらを出ました。

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