goo

2024 3/23のランチ報告2 最終(京料理 畑かく)

-
写真は、数寄屋の客室。

11:45頃にやって来たのが、烏丸上御霊前西入にある京料理 畑かくです。
ぼたん鍋が有名な料亭です。
今回はアマ会のfrippertronicsさんと至誠館さんが企画された会に、僕とKさんが乗っからせて頂き、4人で参りました。

お店は細い路地の奥に玄関があります。
お店は数寄屋で玄関の正面に中庭があります。
その中庭を取り囲むようにお部屋があります。
お庭の正面奥は1段高くなったお茶室のようでした。

今回の我々のお部屋は右手の1番奥の囲炉裏があるお部屋。
この囲炉裏でぼたん鍋を作ってくださいます。
そしてお部屋は上の写真。
特に天井の中央部分は矢の羽のように木が組んであるのが特徴的でした。

       


お食事はまずウェルカムのお薄と羊羹。
そして一品が出たのち、2回に分けてぼたん鍋をお店の方で作って下さいます。
お肉が全然クセがなくてアッサリ系。
スープも一見すると天一のような色ですが(笑)、これは白みそ。
そうですね、まさに意外とアッサリしていつつコクがありました。
生麩やお餅も1つずつあり、最後はおじやに。
ドリンクも1つ注文して、僕は14,822円でした。

13:50頃にこちらを出て、この日は帰宅しました。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )

京都大学 北部構内

-
写真は、旧演習林事務所の外観。

北部構内は今出川通から北側のエリアで、農学部と理学部およびそれらの付属施設があります。

北白川のバス停で下車し、約60m西に進みます。
すると右手に道の両側に木立のある道があるので、これを進みます。
この奥に農学部正門があります。

 農学部正門
農学部正門は1924(大正13)年に森田慶一の設計で作られ、国の登録有形文化財です。
柱は六角形で日本瓦を葺き。
左手の通用口は尖頭アーチ、左には門衛所が付属しています。

正門をまっすぐに約100m進んだ右手に基礎物理学研究所(湯川記念館)があります。

1952(昭和27)年に森田慶一の設計で、1949年の湯川秀樹教授によるノーベル賞受賞を記念して建てられました。
外観は矩形の石張りで、窓の上方にはV字の意匠が観られる。

中には湯川教授が使用していた旧所長室「湯川記念室」があり、予約サイトから事前予約すれば見学出来ます。
玄関はオートロックなので、インターフォンを押すと明けに出てこられます。
正面右奥の廊下の左右に湯川博士の来歴や資料が展示されています。
廊下の突き当りが記念室です。
入るとまずは秘書室です。
こちらにも蔵書や湯川博士の写真が飾られています。
右手に所長室があります。
湯川博士が実際に使用していた机、椅子や書棚があり、当時使われていた黒板も残っていました。

基礎物理学研究所(湯川記念館)に向かって左手後方に、旧演習林事務室があります。

旧演習林事務室
1931(昭和6)年に大倉三郎の設計により建てられ、国の登録有形文化財です。
通常外の門は閉まっていますが、恐らく使用なのでしょう開いている時があり、外周までは入れます。
スペイン瓦を葺いたバンガロー風の建物で、平成22年度に耐震補強工事および内装修繕工事を行っています。
コの字型に建っており外周のベランダを歩くと、背後に中央にある中庭が見えてきます。
廊下の柱の面取りした部分にも細かな意匠が施されています。

正門からの道をさらに約40m歩き、右折します。
左手にグラウンドを観ながら約150m歩くと東門があり、白川疎水に出ます。
ここを右手に進みます。
約190m歩いた2つ目の左手にある橋で白川疎水を渡り、さらに約100m進んだ左手前方に東アジア人文情報学研究センター(人文科学研究所)があります。

東アジア人文情報学研究センター(人文科学研究所)
1930(昭和5)年に武田五一の指導下で東畑謙三が初めて作っており、国の登録有形文化財です。
もともとは外務省東方文化学院京都研究所でしたが、1949年に京都大学の施設になりました。
様式はロマネスクを基調にしており、屋根瓦の形はスパニッシュ瓦。
釉薬をかけず色はいぶし銀で和瓦に似せています。
右手の棟が閲覧室で上には塔屋があります。
左手の棟は書庫で、南面には日時計があります。
それらの手前には車寄せがあり、イスラムの教会のような雰囲気です。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )

2024 3/23の拝観報告1(有栖川宮旧邸 記念公開)

-
写真は、今回入口だった長屋門。

河津桜は既に満開ですが、その後の寒さでしだれ桜の開花が遅れている感じの週末。
この日も春場所が14日目のため、14時ぐらいまで出かけます。

雨の中、10:30頃に徒歩で自宅を出ます。
10:55頃にやって来たのが有栖川宮旧邸です。
平安女学院が2025年で創立150周年を迎える記念で、今回無料で公開されました。

内部はいつも通りの参観でしたが今回唯一違った点がありました。
いつもの特別公開では烏丸通側の青天門から入るのですが、今回は下立売通沿いの長屋門から入る仕様でした。

長らくこちらの特別公開もチェックしてきましたが、長屋門から入るのは今回が初めてでした。
まあね、「そんな細かいことw」って大多数の方は思われるでしょうし、それはごもっともw
しかしそれぐらい細かいところまでチェックするのが、このブログのクオリティーだと思っていますwww

さて11:15頃にこちらを出て、烏丸通を徒歩で北上します。
途中でアルティ(京都府公館)に立ち寄って、今後のチケットを確保。
そしてさらに今出川通を超えて、烏丸通を北に進みます。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )

ROKU KYOTO, LXR Hotels&Resorts


写真は、宿泊棟(左)、ティールーム(中央)、TENJIN(右)。

ROKU KYOTO(ロク キョウト), LXR Hotels&Resortsは、2021/9/16鷹峯にオープンしたヒルトンの独立したラグジュアリーホテルです。

アクセス
西大路通を北上するか、北大路通を西へ進みます。
その2つの通りがぶつかる点の北側に細い道があるので、それを北上します。
約650m直進するとT字路に付き当たるので、そこを右折します。
そこから約250m先の右手に入口があります。
この入口を入ってまっすぐに進むと道なりに左に曲がり、ホテルの玄関が見えます。
駐車場はこの玄関を通り過ぎ、Uターンして帰路を少し進み道なりに右に曲がるところの直進突き当りにあります。

ヒルトンのホテルは通常のヒルトンホテルの上のグレードにコンラッドホテルがあります(ちなみにヒルトンの創業者はコンラッド・ニコルソン・ヒルトン)。
さらにその上にLXRホテルズ&リゾーツがあり、こちらはそれぞれにホテル名も違い、現地との文化や風土に癒合し特徴を出したホテル展開をしているそうです。

玄関から入ると右手はチュックインカウンターのある宿泊棟、
左手はティールームになっています。
この2つの奥に苔と芝生がきれいな中庭があり、その奥が宿泊棟になっています。
ティールームの左は大きな池のある庭園になっており、左手手前がレストランTENJINの棟です。
左手に広がる池は湖岸が直線で西洋的な感じで、中央に八つ橋が奥にも真っすな散策路があります。
池の中には小さな島があり、台杉や灯篭などがあります。
また左手の池の下の死角にプールがあります。

ティールームはロッチのような感じで、ここから見る庭園もきれいです。

ティールームを出て左手奥にレストランのTENJINがあります。
内部は教会のような雰囲気で広々しています。
奥には川沿いのテラス席もあります。
ランチは前菜+魚or肉メイン+デザートが7,590円
前菜+魚+肉+デザートが10,120円です。
いずれもアラカルトメニューから1品ずつ選ぶので、通常のコース料理イメージよりは1品1品の完成度が高いです。
夜は15,180円と35,420円のコースなどがあります。

レストランTENJINを出てさらに奥に進むと、池を横断する直線の散策路があり、この途中からの景色が上の写真です。

この道を直進すると宿泊棟の下を抜けて、左手に続くもみじの散策路になります。これをまっすぐに進むとしょうざんリゾートにつながります。

2021/9/28、NHKカルチャーの「ROKU KYOTO, LXR Hotels&Resorts
~極上空間のおもてなし~」で宿泊棟に入りました。
苔と芝生がきれいな中庭を見ながら廊下を進みます。
まずは1階のお部屋から。
1階は景色が良くないので、温泉を引いているお部屋があります。
また部屋の造りが独特で、入ってすぐ左手に大きなクロゼット。
そして左に広がるベッドルームになりますが、右のTVのある通常壁の裏側が通り抜けられるようにスペースがあり、その左右に洗面所、間にシャワールームがありました。また奥の洗面所のさらに奥の窓際に浴槽があり、大きな窓を開けると露天風呂のようになります。

4階のスウィートルームは鷹ヶ峯を正面に臨む絶好の風景。
こちらも大きなクローゼットに、大きな浴室には木製のベンチもありました。
お部屋はベッドルームにリビングも。
ベッドルームの窓際には大きなソファーがあり、寝ながら景色を眺められるようになっていました。


コメント ( 0 ) | Trackback ( )

2024 3/20の拝観報告3 最終(仁和寺 高松宮記念書院 十一面観音菩薩像新調奉納記念特別展 呈茶)

-
写真は、高松宮記念書院の庭園。

北野天満宮周辺から今出川通→馬代通→一条通と進み、
13:20頃にやって来たのが、仁和寺です。

前日にアマ会のTさんから仁和寺の高松宮記念書院で呈茶がこの日まであると伺ったので、急遽日程に組み込みました。
昨年10月のお茶会で1度来ていますが、なかなかチャンスがないところなので行っておきます。

しかし駐車場代500円+御殿拝観800円+呈茶1,000円=2,300円と、なかなかコストはかかりますw

今回は十一面観音菩薩新調奉納記念特別企画展での呈茶でした。
昨年10月は表の2間を食事会場に使ったので、奥の部屋は今回始めて入りました。
お菓子はいと達さんの。
点出しなので、全く気楽。
写真もOKでした。
室内もお庭もバシバシ撮って(笑)、13:40頃にはこちらを出て帰宅しました。

全くもう場所中は14:30までには帰り着きたいモードになるのでタイヘンですw

コメント ( 0 ) | Trackback ( )

美濃吉本店 竹茂楼

-
写真は、合掌館(旧館)の廊下。

美濃吉 竹茂楼は岡崎の南側にある京懐石 美濃吉の本店です。

アクセス
地下鉄東西線の東山駅で下車し、1番出口から地上に出ます。
地上に出たら左へ。
約150mで神宮道との交差点になり、ここを左折します。
約80m進み、阿含宗の関西本部を過ぎた角を右折します。
細い道を約150m進んだ交差点の右先の角に、大きな門構えの竹茂楼があります。

美濃吉は、江戸時代八代将軍吉宗の頃に京都で腰掛茶屋を開いたことに始りと云われています。
美濃吉は他にもたくさん店舗があり、京都市内では京都駅のグランヴィア、四条河原町、四条烏丸、京都駅前の新阪急ホテルにもあります。

本店の表門を入ると、右カーブのスロープがあり玄関です。
建物は表側にある数寄屋造の本館と、その奥に隣接する合掌造の合掌館(旧館)からなります。

お食事はランチなら7,700円の昼懐石から11,000円、13,200円、16,500円の懐石が、夜は16,500円、22,000円、27,500円と33,000円の4つがあります。

玄関を入ると真っすぐに廊下があり、その右手にお部屋が並びます。
数寄屋館は平成4年、今里隆氏の設計で造られました。
1階に7部屋、2階に5部屋あり、当日は8畳の桜重の間でした。

お部屋の外には敷石に砂紋が描かれ、奥には竹林。
竹林の間には小川が左右に流れていました。

お食事を終えると、奥の合掌館を見学させて下さいます。
合掌館は敷地の奥にあるので、廊下をそのまま奥に進みます。
数寄屋館を隣接して造ったので、そのまま合掌館になります。
合掌館は、昭和45年に富山県越中五箇山から移築しています。

1階は24畳の座敷と15畳の掘り込みの座敷があります。
廊下から見える梁の柱は太く、竹茂楼の扁額もあります。
2階は麻縄で編んだ力強い梁が並んでおり、多目的ホールになっていました。


コメント ( 0 ) | Trackback ( )

2024 3/20のランチ報告2(きらく寿し 左門)

-
写真は、ビックリ海鮮丼(1,200円)と鯖寿司2貫(500円)。

百万遍から今出川通を西へ。
お昼前後は雨が強かったですね。
北野天満宮を過ぎた先のコインパーキングに駐車して、12:30にやってきたのが予約していたきらく寿し 左門です。
今出川通沿いにあります。

店内はカウンター席6席にテーブル席が2つとおこじんまりしています。
カウンター席に座り、注文したのがビックリ海鮮丼と鯖寿司2貫。

ビックリ海鮮丼はいい意味でのビックリでしたね。
まずは丼なのに、丼ぶりじゃなくて大皿。
そしてビックリの正体は「具の種類の多さ」でしたね。
量の多さじゃなくてよかったですw
魚や貝が合わせて10種類ぐらい入っていました。
逆にご飯はそれほど多くはなかったです。
なので鯖寿司2貫と併せて、僕はちょうどいい感じでした。

なかなかいいのではないでしょうか。

13:00頃にこちらを出て、次へと向かいます。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )

叶匠寿庵 京都茶室棟

-
写真は、茶室棟。

叶匠寿庵(かのうしょうじゅあん)は滋賀県大津市に本社がある和菓子のメーカーで、その京都茶室棟が哲学の道の南端にあります。

アクセス
場所は、永観堂の北側で哲学の道の南端にあります。
永観堂の門を出て右に進みます。
最初の交差点の右端に“哲学の道”の石碑があります。
ここへ右折します。
坂を登りながら直進すると左手に哲学の道の始点があります。
疎水の橋を渡らずに左折してすぐ、約40m先に疎水にかかる木橋があります。
これを渡ると叶匠寿庵 京都茶室棟です。

コロナ禍前は春や秋に茶寮をしておられましたが、今は休止のままです。
今回は2023/4/1に開催された洛陽茶会で訪問した時の模様です。

木橋を渡り表門を入ると、右手に玄関があります。
玄関を入ると土間風のロビーがあります。
当日はここに毛氈の床几があり、ここが待合でした。

ロビーを左手の細い廊下を進むと、突き当りに小さめの土間席があります。
茶寮の際は客席に使われており、お茶会の際は点心席でした。

ロビーの右手の襖の奥が広い土間の立礼席でした。
お茶会の際は箱書きが中央の床几に並べられており、こちらで主菓子を頂きました。
この立礼席の右手に出ると露地庭です。
露地庭の左手に茶室棟、その右手に腰掛待合があります。

茶室棟の1番手前には躙口がなく、貴人口が2つある7畳の茶室があります。
お茶会の際はこちらが濃茶席でした。

こちらを出てさらに奥に進むと、手前に6畳間、隣接して奥に8畳の広間があります。
広間の前には苔のきれいな露地庭が拡がります。
お茶会の際は8畳間が薄茶席で、席後6畳間を点心席までの待合にされていました。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )

2024 3/20の拝観報告1(京大・北白川編 建築探偵といく!アカデミックな邸宅街から京大キャンパスへ まいまい京都)

-
写真は、旧演習林事務所のバルコニーと中庭。

春分の日です。
この日は雨が降ったり止んだりの寒い1日でした。
9:00頃に車で自宅を出て、吉田神社の北側のコインパーキングに駐車。
そこからシェアサイクルで東大路通を北上。
途中のポートに返却して、9:45頃に茶山駅にやってきました。

この日はまいまい京都の「京大・北白川編 建築探偵といく!アカデミックな邸宅街から京大キャンパスへ」でした。
参加者は20名で、参加費は5,500円です。

10:00 茶山駅から徒歩で東へ。
まずは鴨東教会の外観。
そして10:30頃に駒井家住宅へ。
2班に分かれて円満字先生の解説。
天気がイマイチなこともあり、こちらがメインになっちゃいましたね。
そして11:30頃にこちらを出発。

白川疎水に沿って南下。
京大人文科学研究所の外観。
京大の北部構内に入って、旧演習林事務所。
こちらは表門が開いていたので、外周までは入れました。
湯川記念館を経て、最後は表門へ。
今回は未完成だった京大 北部構内の本編の作成のため、建物の講義を聞きにきたようなものでした。
最初から本編を書くのを意識し予習して臨んだので、非常によく分かりました。
また後日、本編を掲載します。

12:00頃に終了し、予め近くに停めておいた車に戻りランチに向かいます。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )

松乃鰻寮・京都民芸資料館

-
写真は、外観。

松乃鰻寮(まつのまんりょう)は岩倉 木野にあるうなぎ屋さんで、建物は陶芸家 上田恒次による民芸建築です。
また近くには京都民芸資料館や旧上田恒次邸もあります。

アクセス
叡山電鉄の木野駅で下車します。
出町柳方面のホーム側の道に出ます。
右折して約120m、道なりに左にカーブして進むとT字路になります。
ここを右折します。
すぐ右手に京都民芸資料館、少し先の左手の長屋門が旧上田恒次邸。
約90m先左手に松乃鰻寮があります。

松乃鰻寮
席数がそれほど多くはないので、事前予約をした方がいいです。
鰻重が5,566円からなどありますが、お昼なら昼膳(9,680円)がおすすめです。
八寸、うなぎの柳川鍋、鰻重、水菓子で、鰻重のうなぎは非常に柔らかくフワフワでした。
表門を入り、左手の石段を登ると右手に主屋があります。
玄関を入ると正面に2階への階段、右手に吹き抜けの居間があります。
民芸建築は吹き抜けが多く、見上げると屋根は竹です。
1階の奥は手前が6畳間、奥が10畳間で広めの縁があります。
縁の奥にも違い棚や付書院があるのが珍しいです。
表にも奥にも小さなお庭がありました。

2階へ上がります。
階段を上がった左手は1階からの吹き抜け。
正面に3畳間が2つ、左手に6畳間が1つありました。
いずれも柱が太く、天井の桟も太い民芸建築の様式でした。

第3日曜日の10時~16:30だけ開いています。
どうも元々は蔵だったのではないでしょうか。
表門を入ると正面石段上の部屋は2階になり、この左手から入ります。
1階で受付し、入館料300円を納めます。
1階はほぼ事務所で、そば猪口が並んで展示されていました。
左手の石段から2階へ上がります。
2階には展示棚があり、民芸の皿やカップなどが展示販売されています。
3階までは木の階段箪笥を登ります。
各階太い手すりや細かな意匠、太い梁や天井の仕様が見事です。

立派な長屋門の旧上田恒次邸は現在もお住まいだそうです。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )

2024 3/17の拝観報告3 最終(都和旅館 静佳庵で優しい茶会)

-
写真は、静佳庵。

大徳寺を出て、今宮神社のコインパーキングへ。
ちょうどこの頃に雨が降り出しました。
まだ次まで時間があったので、今宮神社にお参り。
さらに一和であぶり餅も戴きました。
昨年のおくどさんサミットで一和の御主人とお話をさせて頂き、「またお伺いします」と言ったので、律儀にやって来ましたw

12:15頃にはこちらを出て、雨の中車で堀川通を南下します。
七条堀川のコインパーキングに駐車して、徒歩でやって来たのが都和旅館です。
この日はこちらで「静佳庵で優しい茶会」がありました。
旅館の中に昨年新しく直されたお茶室 静佳庵があり、こちらでのお茶席体験です。
2月からスタートし、3月に申し込みました。
今回は2.420円でしたが、4月からは3,300円になっていましたね。

路地の奥にある旅館で受付。
お茶席に入ります。
13時の会は我々2人と3人組の計5人でした。
待合から隣の4畳半へ、席入りから教えて下さいます。

お菓子は糸さんというお店がなくインスタなどで活動されている方のもの。
非常に美味しかったです。

お作法もあらかたは知っていますが、細かいとこも改めて教えて頂きました。

13:30頃に終了し、この日はこれで帰宅しました。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )

丸太町十二段家

-
写真は、店内。

丸太町十二段家は京都御苑の近くにあるお茶漬けメインのお店です。

アクセス
地下鉄烏丸線の丸太町駅で下車し、4番出口から地上に出ます。
地上に出て左手に進むと烏丸丸太町の交差点に出るので、ここを左折します。
ここから約60m先、両替町通を渡ってすぐの左手に丸太町十二段家があります。

祇園のお店は廓に近く、朝帰りの酔ったお客さんにお茶漬けを提供したところ非常に喜ばれ、名物になったそうです。

営業時間は11:30~14:00と17:00~19:00。
お店は昼は1階のみで、4人テーブルが5つと2人テーブルが1つ。
夜はしゃぶしゃぶがあり、2階に個室が3つあります。
内部は民芸建築なので、柱が太くて黒い印象です。

さて人気店なので、結構並びます。
3月、11:00頃に行くと5組目でした。
テーブルが6つなので、5組目までに入らないと最初から席に着けず玄関での待ちになります。
到着順からの注文なので、5組目だと注文して料理が到着したのが12:00頃でした。
なので7組目だと、並んでから2時間弱待つことになるかもしれません。

お昼はほうじ茶のお茶漬けで、
すずしろ 出し巻、赤出し、お漬物盛り合わせ、御飯 1,300円。
水菜   出し巻、赤出し、お漬物盛り合わせ、御飯+季節の一品物 2,200円。
菜の花  出し巻、赤出し、お漬物盛り合わせ、御飯+季節の一品物+お刺身 3,200円
お昼は御飯おかわり自由ですが、多めのお茶碗2杯分ぐらい入ったお櫃で来るので、大抵はそれで大丈夫でしょう。

お食事はどれも丁寧に造られており、室が高く美味しいです。
刺身のわさびも擦りたての本わさびで、辛味よりも風味が強かったです。
お漬物も自家製なのでしょう、塩辛くなく非常に美味しいです。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )

2024 3/17の拝観報告2(大徳寺 龍翔寺 総供養施餓鬼会)

-
写真は、韜光庵の玄関と待合。

10時に大仙院を出て、徒歩で向ったのが龍翔寺です。
彼岸入りなので、 総供養施餓鬼会が開催されました。
この総供養施餓鬼会は彼岸入りに行われるので3月と9月の年2回ですが、
3月なら3/17なので大仙院の古渓忌と同時に来れることに今年初めて気づきましたw
10:10頃に到着し、まずは1,000円で斎座券を戴きます。
そして早速奥のお茶室の方へ。
するとアマ会のKiさんが待合で待っておられ、さらに1席目が既に始まっていました。
前回は11:00からの法要が終わってから開始でしたので、驚きました。
なので10:20頃には席入りしました。
この席には徳禅寺のご住職がおられ、独壇場w
非常にお話をして下さり、楽しかったです。
それとやっぱり大徳寺納豆、塩辛いw

10:50頃に席から出て方丈へ。
アマ会のあきさらささん、桜さん、IさんにCanjiroさんも来ておられました。
方丈からお庭へ。
大政所のお墓 寿塔にもお参りしておきます。

そして11:00になると鐘がなり、方丈では法要が始まります。
しかしそこからのお斎w

        
-
写真は、お斎。

法要が聞こえる隣でお斎を戴きました。
たくあんは最後まで残し、食べ終えた後にお番茶ですべての皿をたくあんを使って洗って、すべてきれいに戴きます。

11:30頃にこちらを出て、次へと向かいました。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )

十二段家 本店

-
写真は、2階の主座敷。

十二段家 本店は祇園 花見小路にある「しゃぶしゃぶ発祥」と言われるお店で、民藝の内装も見所です。

アクセス
京阪の祇園四条駅で下車します。
南座下の6番出口から地上に出て、右へ進みます。
約280m進んだ花見小路の交差点を右折。
約80m先の左手2つ目の角を左折。
ちなみにこの角に十二段家 花見小路店があります。
約40m先の右手の角にあるのが十二段家 本店です。

大阪で十二段家書房2代目店主をしていた西垣光温は、棟方志功や河井寛次郎と親交がありました。
しかし戦災で店は焼け、戦後実家の京都へ。
その際に実家がやっていたお茶漬け屋を再開しますが、
吉田璋也が訪れた際に、玄関に置いてあった煙突の付いた鍋を見て「牛肉の水炊きをやったらどうだ」と助言し、現在のしゃぶしゃぶになったそうです。

玄関を入ると右手に玄関間があり、その奥の階段から2階へ上がります。
2階に上がると3階への階段が左手にあり、踊り場になっています。
この階段も黒く太い材が使用されており、民藝建築を感じます。
この右手が4畳間で、右手に6畳の部屋、左手に10畳の主座敷があります。
6畳間には床の間、主座敷には床の間と違い棚があり、天袋の上は網代天井で自然木の鴨居です。
また6畳間にも主座敷にも河井寬次郎、濱田庄司、上田恒次などの陶器類がズラッと並んでいます。

2階の踊り場に戻り正面の廊下を進むと、左手に和洋室があります。
こちらは天井の太い梁もむき出しになっています。
椅子仕様を意識してでしょう、床の間も通常より高くなっています。
そこに棟方志功の版画が展示されています。

2階の踊り場の左手に進むと、4畳半の部屋が2つ並んでいます。
奥の廊下で4畳半2つ、和洋室、主座敷の奥が並ぶので、2階の間取りとしては左から4畳半間×2、3階への階段+和洋室、4畳間+主座敷が並んでいる構造です。

お食事はランチにしゃぶしゃぶセットとすきやきセットがあり、税込みで1万円がリーズナブルです。
コースだと15,000円からになります。

しゃぶしゃぶセットを戴きました。
一品の後、しゃぶしゃぶは炭火の入った銅製の火鍋子(ほうこうず)にお野菜とお肉をくぐらせ、自家製のゴマだれで戴きます。
このゴマだれはいわゆる甘い感じのではなく、ごまの風味に徹している感じ。
お肉の味を邪魔しないようにだと思いました。
お肉も柔らかくいいお肉が6枚出てきました。
御飯とお漬物の後、しゃぶしゃぶの出汁でスープも作って下さいます。
最後に水菓子も付いていました。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )

2024 3/17の拝観報告1(大徳寺 大仙院 古渓忌)

-
写真は、庫裏の前庭。

3/17、彼岸入りの日曜日です。
彼岸入りという時点でどこを目指してきたのかは、勘のいい方は分かるでしょうかw
そしてその前に3/17ですので、この日は大徳寺 大仙院で古渓忌がありました。
9:00に大仙院へ。
門前で姪のMちゃんと合流。
前回参加したのが2015年でしたので、9年前。
結構仕様が変わっていました。

まず前回は拝観料+古渓忌で600円+1000円でしたが、今回は古渓忌参加のみで1500円でした。
そして前回は9:00から方丈で法要、そして9:30から受付、10:00席目開始でした。
しかし今回は9:00に開門し受付。
1席目は9:10から開始でした。
方丈の裏に書院があり、その書院の左手奥に離れの茶室 かこい亭があります。
6畳間が2つ並んだ細長い茶室。
前回は手前の6畳が待合、奥の6畳が本席でしたが、今回は12畳一間で使われていました。
1席目は6人だったので6畳でも十分でしたが、時間が経ちもっと人が増えても大丈夫なように大きく使われるのでしょうか。

お菓子は烏羽玉。
席主である半東さんが全部お話して下さいますし、菓子切りも付いてきます。
この辺りは前回と同じ。
約30分でお席は終わり、その後は奥にある古渓和尚のお墓にお参り出来ます。

9:40頃にお席は終わりましたが、さらに庭園と方丈の案内までして下さり、10時頃にこちらを出ました。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )
« 前ページ